2015年3月7日土曜日

ヘレスのフェスティバル15日目フアン・レケナ「アロジョ・デ・ミエル」

© Festival de Jerez/Javier Fergo
サラ・コンパニアで19時からの公演はフアン・レケナ。マラガ出身のギタリストで、主に舞踊や歌の伴奏で活躍している。公演にあわせて初のソロ・アルバムを録音し、そのアルバムのままに演奏したのがこのリサイタル。

ギターソロでのタランタ、ソレア。アネ・カラスコとパコ・ベガ、ヘレスとセビージャの若きパーカッション奏者が入ったブレリア。
エレクトリックベースの演奏ではじまるコロンビアーナ。至るところにパコ・デ・ルシアの影がみえる。ファルセータをそのまま演奏しているわけではないけれど、パコがあの曲でつかったハーモニーだ、あの曲の音の取り方だ、といった感じでパコの影響がみえるのだ。
 
ゲストのレメディオス・アマジャが登場すると空気が変わる。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
得意のタンゴをのびのびと歌う。音がきこえにくそうなのはちょっとかわいそう。
会場の音響もボリュームが大きすぎ、また低音きかせすぎで気持ち悪い。もったいない。
再びギターソロでロンデーニャ。アレグリアスがあって再びレメディオスでハレオ・エストレメーニョ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
ペドロ・エル・グラナイーノにホセ・アンヘル・カルモナ、アナベル・バレンシアのカンテ陣をはじめ、バイオリンのベルナルド・パリージャ、パルマ隊と大人数なのもアルバム通りにしたかったゆえとか。

伴奏で鍛えられたギタリスト、実力十分。これからも伴奏もやめずに、ソロもお願い、ですね。



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