舞台上手に椅子が縦に一列4脚並んでいる。下手には斜めに二つの椅子とコントラバス。
コントラバスのソロのソレアにギターが加わり、歌もはじまり、そこに黒いバタ・デ・コーラのリニャンが加わる。そのバタさばきの見事なこと。そしてスカートをはいていながらも男性的なラインを崩さない、そのかっこよさ。女性のバタではない、男性のバタならではの魅力。
マヌエル・バレンシアのギターソロ。ヘレスのギターの系譜を脈々と伝える見事なソロだ。力強さと繊細さ。その両方を兼ね備えた素晴らしいフラメンコ。そこにコントラバスが加わっていく。
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
タンゴ・デ・マラガはカンテソロで始まり、ギターが加わり、そこに踊りが加わる。リニャンのタンゴにはグラナダ風がところどころに顔をだす。オレ!
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
ダビの歌も多種多様なものを熱唱。さすがのアフィシオンを感じる。
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
© Festival de Jerez/Javier Fergo |
いい歌といいギターといいコントラバスといい踊り。
上質な音楽と舞踊。シンプルな4人だけの舞台は今年のフェスティバルの作品の中でも出色の出来。もう一度ぜひ観たい。
0 件のコメント:
コメントを投稿