セビージャ、セントラル劇場では昨年開催されたタレント・フラメンコ、コンクール優勝者ガラ公演。
クリスティーナ・ヘーレン財団がアンダルシア・フラメンコ機関の協力で行ったこのコンクール、優勝者には財団での年間コースの奨学金が授与される。
舞踊部門のアドリアン・ドミンゲスはシギリージャ。
91年セビージャ生まれ。今セルバトリオやマノロ・マリンのアカデミアで習い、タブラオ、パラシオ・アンダルースなどで活躍し、後、マドリードに出てカサパタスなどで踊っているとか。体はよく動くが、シギリージャでもブレリアでもソレアでも同じような踊りだろうな、って思わせる、三拍子系サパテアードの繰り返しはつまらない。靴のかかとの一方がベージュでもう一方は黒ってのはなぜ? 個人的には黒がいいなあ。靴裏もベージュは悪目立ち。で、気になったのが足首がぐらっとすること。あれなんでだろう?
続くギター部門はムルシア出身ブラス・マルティネス。ソロでグラナイーナ。実際に突っかかるわけではないけれど、つまずくような感じがあるのはなぜ? パルマ二人とのブレリアは、ファルセータのメドレーで、曲全体としての統一感などはない。まだまだか。
最後に登場したカンテ部門優勝のレラ・ソトが素晴らしかった。
ビセンテ・ソトの娘。ソルデーラの孫。アントニオ・ヘロの息子ノノ・ヘロの伴奏で、バンベーラ、ティエント・タンゴ、シギリージャ。
このままリサイタルでもおかしくない実力。音程の良さではすでに父を超えている。
強弱のつけ方、かすれ、など、いやあ、もう立派なプロです。
後で聞いたところによると、彼女も財団に少し通ったそう。
これからどんどん良くなっていくことに期待。
でも後の二人はまだ通わなくちゃいけないような。。。
2018年5月10日木曜日
2018年5月7日月曜日
第1回ヘレスフラメンコギター国際フェスティバル
第一線で活躍するギタリストをどこよりも数多く輩出している街、ヘレス。
この街で第一回のフラメンコギターフェスティバルが開催される。
マスタークラスにコンクール、講演、コンサートと盛りだくさん。
監督を務めるのはサンティアゴ・ララ。
恩師バラオに捧げる公演ではバリバリ活躍中の門下生が一堂に揃う。
この街で第一回のフラメンコギターフェスティバルが開催される。
マスタークラスにコンクール、講演、コンサートと盛りだくさん。
監督を務めるのはサンティアゴ・ララ。
恩師バラオに捧げる公演ではバリバリ活躍中の門下生が一堂に揃う。
◇第1回ヘレスフラメンコギター国際フェスティバル
7/18(水)~7/22(日)
7/18(水)、19(木)11時~13時
[教]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ
7/20(金)、21(土)11時~13時
[教]〈g〉サンティアゴ・ララ
21時講演;フラン・ペレイラ「ハビエル・モリーナ、ギターの魔術師」
22時30分 コンクール決勝/青少年部門
7/19(木)
21時お話;ホセ・ルイス・バラオ、司会ホセ・マリア・カスターニョ
22時30分 コンクール決勝/全体部門
7/22(日)22時
コンクール授賞式、受賞者ガラ
[場]ヘレス グアリダ・デル・アンヘル
7/20(金)22時「マエストロ・バラオに捧げる」
[出]〈g〉フアン・ディエゴ・マテオス、アルフレド・ラゴス、ボリータ、パコ・ララ、ハビエル・パティーノ、ホセ・イグナシオ・フランコ、ハビエル・イバニェス、サンティアゴ・ララ、パコ・レオン、特別協力〈c〉ダビ・ラゴス、〈b〉メルセデス・ルイス
7/21(土)22時
[出]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ、アントニオ・レイ、特別協力〈c〉ティア・フアナ・デル・ピパ、マラ・レイ、〈b〉ファルー、ヘマ・モネオ
[場]ヘレス アルカサル
[問]info@festivalguitarraflamenca.com
2018年5月6日日曜日
カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル プログラム発表
今年のウニオンのコンクールとフェスティバルのプログラムが、マドリードのコラル・デ・ラ・モレリアで発表された。
踊りがビバンコスだけで、例年に比べて地味かも。
ロンボ、ディアナ・ナバーロはスペイン歌謡系だし。
踊りがビバンコスだけで、例年に比べて地味かも。
ロンボ、ディアナ・ナバーロはスペイン歌謡系だし。
◇第58回カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル
8/1(水)22時「ラ・ウニオンの日」
[出]〈fl〉オスカル・デ・マヌエル他
8/2(木)22時
[出]2017年優勝者 〈c〉アルフレド・テハーダ、〈b〉フェルナンド・ヒメネス、〈fl〉セルヒオ・デ・ロペ
8/3(金)23時
[出]〈c〉ミゲル・オルテガ、ディアナ・ナバーロ
8/4(土)23時
[出]〈c〉マヌエル・ロンボ、ピティンゴ
8/5(日)23時
[出]〈c〉アントニア・コントレーラス、アルカンヘル+ブルガリアン・ボイス
8/6(月)23時
[出]〈c〉マリア・テレモート、〈b〉ビバンコス
8/7(火)23時
[出]〈g〉ビセンテ・アミーゴ
8/8(水)、9(木)、10(金)22時
コンクール準決勝
8/11(土)22時
コンクール決勝
[場]ムルシア ラ・ウニオン 旧公設市場
[問]www.fundacioncantedelasminas.org
2018年5月4日金曜日
ヘーレン財団フラメンコ芸術学校「日西友好条約150周年記念日本人留学生ガラ公演」
クリスティーナ・ヘーレン財団理事長、ホセ・ハポン・セビージャ名誉領事の挨拶、
元アンダルシア国際大学総長のフアン・マヌエル・スアレス・ハポンと私の日本のフラメンコについての話の後、日本とスペインをテーマにした短編映画コンクールで2位になった、現在留学中のカルメン小林を主人公とした短編ドキュメンタリー「カルメン」
の上映に続き、ヘーレン財団フラメンコ芸術学校の日本人留学生らによるガラ公演。
まだ19歳と言うあくつゆなは同級生と共にソロを演奏。
繊細な演奏。
続いて、北岸麻生伴奏で、工藤朋子のソレア。プロの貫禄。
工藤はペソのある、重心の低い、いいソレア。
歌い手も財団の学生。こなしてはいるものの役不足。
もっといい歌い手で見てみたい。
奨学生二人のコプラ・ポル・ブレリアの伴奏は鈴木ひろよし
小林百恵と加藤凛のブレリアは、フラメンコからロック調になったりの変化球。
フラメンコを言葉として使おうという姿勢が頼もしい。
これからどんな展開を見せるのか楽しみ。
最後はタンゴ。大城まどかから
島袋紀子へと踊り継がれる。
カルメンが歌う。
若いっていいね。
セビージャ カルトゥハセンターのフラメンコ
セビージャは旧万博会場内に今年3月オープンした新劇場、カルトゥハセンター。
ミュージカルや人気歌手のコンサートなどの他、フラメンコ公演も行われます。
市立、州立の劇場に比べると入場券がちょっと高いかな。
ミュージカルや人気歌手のコンサートなどの他、フラメンコ公演も行われます。
市立、州立の劇場に比べると入場券がちょっと高いかな。
◇セビージャ カルトゥハセンターのフラメンコ
5/26(土)20時「メルセ、シンフォニコ」
[出]〈c〉ホセ・メルセ
[料]32~62ユーロ
6/7(月)20時30分「ノ・マレコホ50アニョス・エン・ファミリア」
[出]〈c〉ディエゴ・カラスコ、ゲスト〈c〉レメディオス・アマジャ他
[料]15~30ユーロ
6/9(土)21時「トレス・フラメンコス」
[出]〈b〉ファルキート、ファルー、カルペータ
[場] セビージャ カルトゥハセンター
[料]25~50ユーロ
6/22(金)20時30分、23(土)19時、22時「ナシードス・パラ・バイラール」
[出]〈b〉ロス・ビバンコス
11/23(金)、24(土)「メスティソ・イ・フロンテリソ」
[出]〈c〉ピティンゴ
[問]https://cartujacenter.com
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