マドリード共同体のフラメンコ祭、スーマ・フラメンカのプログラムがようやく発表された。上質なフラメンコを低料金で楽しみチャンス。
この時期にマドリードを訪れるならぜひ。
◆スーマ・フラメンカ
6/15(水)20時30分
[出]〈g〉ビセンテ・アミーゴ
6/16(木)20時30分「コーサス・デ・ドス」
[出]〈c〉マイテ・マルティン
6/17(金)20時30分
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、エル・ペレ
6/18(土)20時30分
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、ゲスト〈g〉ラファエル・リケーニ
6/19(日)19時30分「インプロビサオ」
[出]〈b〉ファルキート
[場]マドリード カナル劇場サラ・ロハ
[料]19〜25ユーロ
6/17(金)19時「フラメンキージョス」
[出]〈c,b〉アナ・サラ・サール、レメディオス・エレディア、〈g〉ウィリ・ヒメネスほか
[場]マドリード圏ポスエロ・デ・アラルコン 市立音楽学校ホール
[料]5ユーロ
6/17(金)23時「ミス・パシオネス」
[出]〈g〉フアン・カルモナ
[料]10〜12ユーロ
6/24(金)23時「ロス・ルビオス」
[出]〈c〉ミゲル・エル・ルビオ、チャロ・デ・ロス・ルビオ、アントニオ“エル・インゲータ”、ルイス・デ・ロス・ルビオス、〈g〉カマロン・デ・ピティータ
[料]8ユーロ
6/25(土)23時
[出]〈fl〉ホルヘ・パルド、〈g〉リカルド・モレーノほか
[料]10ユーロ
7/2(土)23時「ジャムセッション」
[料]8ユーロ
[場]マドリード カフェ・ベルリン
6/18(土)20時「カーニョ・ロト」
[出]〈g〉ラモン・ヒメネス、キリノ・ヒメネス、ヘスース・デル・ロサリオ、〈c〉サマラ・ロサーダ、アマドール・ロサーダ、〈perc〉ルキ・ロサーダ、アントニオ・ロサーダ
[場]マドリード パコ・ラバル文化センター
[料]8ユーロ
6/23(木)20時「デ・セルカ」
[出]〈g〉ホセミ・カルモナ、〈コントラバス〉ハビエル・コリーナ
6/24(金)20時
[出]〈c〉へスース・メンデス
6/25(土)20時「CD“Taxdirt”発表記念公演」
[出]〈violin〉フアン・パリージャ
[場]マドリード サラ・ベルランガ
[料]8ユーロ
6/24(金)22時30分「ティエラ」
[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ
[場]マドリード 服飾博物館
[料]無料
6/24(金)22時
[出]〈c〉サウル・キロース
[場]マドリード ロペ・デ・ベガの家博物館
[料]無料
6/24(金)21時
[出]〈c〉ランカピーノ・チーコ、ラ・マカニータ
[場]マドリード ラサロ・ガルディアーノ美術館
[料]無料
6/25(土)20時「アルマ・デ・ビオリン・フラメンコ」
[出]〈violin〉パコ・モンタルボ
6/26(日)20時
[出]〈c〉ダビ・ラゴス、〈b〉ベレン・マジャ
[場]サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル レアル・コリセオ・デ・カルロスIII
[料]11〜16ユーロ
6/28(火)20時30分「エセンシアス」
[出]〈piano〉ドランテス、〈c〉マリナ・エレディア
6/29(水)20時30分「クエルポ、メンテ、アルマ」
[出]〈b〉カリメ・アマジャ、ホセ・マジャ、フアン・デ・フアン
6/30(木)20時30分「レベルシブレ」
[出]〈b〉マヌエル・リニャン
7/1(金)20時30分「ゲレーロ」
[出]〈b〉エドゥアルド・ゲレーロ
7/2(土)20時30分「イデンティダーデス」
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン
7/3(日)19時30分「アビソ。バイレス・デ・ヒターノス」
[出]〈b〉アントニオ・モリーナ“エル・チョロ”
[場]マドリード カナル劇場サラ・ベルデ
[問]10〜20ユーロ
[問]http://www.madrid.org/sumaflamenca/2016/
2016年5月26日木曜日
2016年5月22日日曜日
アンダルシア・フラメンコ舞踊団enグラナダ
毎夏恒例、アルハンブラの夜を彩る、ロルカにちなむフラメンコ公演。
今年はアンダルシア・フラメンコ舞踊団が登場。
ラファエラ・カラスコの新作「ティエラ・ロルカ」が上演される。
7/18 (月)〜8/27(土)
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場]グラナダ アルハンブラ内へネラリフェ劇場
[問]www.lorcaygranada.es
今年はアンダルシア・フラメンコ舞踊団が登場。
ラファエラ・カラスコの新作「ティエラ・ロルカ」が上演される。
7/18 (月)〜8/27(土)
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場]グラナダ アルハンブラ内へネラリフェ劇場
[問]www.lorcaygranada.es
2016年5月20日金曜日
ガラ・フラメンカenアルコベンダス
5月27日、マドリード郊外、アルコベンダスで第3回ガラ・フラメンカが開催されます。
出演は第3回のコンクールの優勝者である、カンテ、ラファエル・エル・サンボ、踊り、パルミラ・ドゥラン、ギター、ハビエル・コンデの3人。
それに加え昨年の覇者であるロシオ・ルナとクリスティアン・ペレスも参加。
若い才能の競演に期待したいところです。
◆アルコベンダス・フラメンカ・ヌエボス・タレントス受賞ガラ
5/27(金)19時30分
[出]〈c〉ラファエル・エル・サンボ、ロシオ・ルナ、〈b〉クリスティアン・ペレス、パルミラ・ドゥラン、〈g〉ハビエル・コンデ
[場]マドリード圏アルコベンダス アウディトリオ・パコ・デ・ルシア
[問]http://alcobendasflamencanuevostalentos.org/
出演は第3回のコンクールの優勝者である、カンテ、ラファエル・エル・サンボ、踊り、パルミラ・ドゥラン、ギター、ハビエル・コンデの3人。
それに加え昨年の覇者であるロシオ・ルナとクリスティアン・ペレスも参加。
若い才能の競演に期待したいところです。
◆アルコベンダス・フラメンカ・ヌエボス・タレントス受賞ガラ
5/27(金)19時30分
[出]〈c〉ラファエル・エル・サンボ、ロシオ・ルナ、〈b〉クリスティアン・ペレス、パルミラ・ドゥラン、〈g〉ハビエル・コンデ
[場]マドリード圏アルコベンダス アウディトリオ・パコ・デ・ルシア
[問]http://alcobendasflamencanuevostalentos.org/
2016年5月17日火曜日
新しいフラメンコ祭enセビージャ郊外
新しいフラメンコ祭が誕生します。
セビージャ郊外、マイレーナ・デル・アルハラフェで週末に若手中心の4つの公演が開催されるだけでなく、並行してパネルディスカッションや写真展なども開催予定とのこと。
マイレーナといってもアントニオ・マイレーナの出身地である、マイレーナは同じセビージャ県でも市の東にある、マイレーナ・デル・アルコルで、こちらは市の西側にあるベッドタウン的な町。
セビージャ郊外、マイレーナ・デル・アルハラフェで週末に若手中心の4つの公演が開催されるだけでなく、並行してパネルディスカッションや写真展なども開催予定とのこと。
マイレーナといってもアントニオ・マイレーナの出身地である、マイレーナは同じセビージャ県でも市の東にある、マイレーナ・デル・アルコルで、こちらは市の西側にあるベッドタウン的な町。
◆エンクエントロ・フラメンコス・デ・マイレーナ
5/20(金)21時30分
[出]、デュオ・デル・マル、〈g〉ダニ・デ・モロン&ディエゴ・デ・モラオ
5/27(金)21時30分
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン
6/3(金)21時30分
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、ロシオ・マルケス
6/9(木)21時30分
[出]〈c、g〉ファミリア・ペーニャ、〈piano〉ドランテス+〈ウッドベース〉ルノー・ガルシア・フォンス
[場]セビージャ県マイレーナ・デ・アルハラフェ アシエンダ・ポルスナ
[問]http://www.mairenadelaljarafe.es/
5/20(金)21時30分
[出]、デュオ・デル・マル、〈g〉ダニ・デ・モロン&ディエゴ・デ・モラオ
5/27(金)21時30分
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン
6/3(金)21時30分
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、ロシオ・マルケス
6/9(木)21時30分
[出]〈c、g〉ファミリア・ペーニャ、〈piano〉ドランテス+〈ウッドベース〉ルノー・ガルシア・フォンス
[場]セビージャ県マイレーナ・デ・アルハラフェ アシエンダ・ポルスナ
[問]http://www.mairenadelaljarafe.es/
ポタヘ・ヒターノ・デ・ウトレーラ
スペインで最も古い歴史を誇るフラメンコ祭、ウトレーラのポタヘ・ヒターノが今年も開催される。
もともと信者講が資金集めにはじめたものだが、それがあたり、その後、これをモデルに各地で行われるようになった。
今年はパコ・デ・ルシアへのオマージュ。
◆第60回ポタヘ・ヒターノ・デ・ウトレーラ/パコ・デ・ルシアに捧げる
6/25(土)22時30分
[出]〈c〉ホセ・メルセ、ホセ・バレンシア、マヌエル・アマジャ、〈b〉ファルキート、ペパ・モンテス
[場]セビージャ県ウトレーラ サレシアーノ学校校庭
[問]www.potajegitano.com
もともと信者講が資金集めにはじめたものだが、それがあたり、その後、これをモデルに各地で行われるようになった。
今年はパコ・デ・ルシアへのオマージュ。
◆第60回ポタヘ・ヒターノ・デ・ウトレーラ/パコ・デ・ルシアに捧げる
6/25(土)22時30分
[出]〈c〉ホセ・メルセ、ホセ・バレンシア、マヌエル・アマジャ、〈b〉ファルキート、ペパ・モンテス
[場]セビージャ県ウトレーラ サレシアーノ学校校庭
[問]www.potajegitano.com
2016年5月14日土曜日
イスラエル・ガルバン「ラス・プロセシオネス」
セビージャのエスパシオ・サンタ・クラーラで開催中の展覧会「Sacer el martirio de cosas」に付随するパフォーマンスのひとつとして、イスラエル・ガルバン「ラス・プロセシオネス」が5月12日上演された。
元修道院だったエスパシオ・サンタ・クラーラ1階の、その昔は食堂だったという長細い部屋には、壁沿いにつくりつけの、壁と同じくタイルばりのベンチと厚い木の長い、これもまたつくりつけのテーブルがあり、観客はそこに座る。まんなかのスペースには1m四方ほどの小さなベニヤや少し高くなった舞台などがみっつ。部屋の奥にはスクリーン。
暗い部屋。スクリーンには様々な言葉、文がうかび、きえていく。そのスクリーンの青い明にうっすらとてらされた中、イスラエルが登場。黒い頭巾をかぶり手には鈴のようなものをつけそれをならしながらまっすぐ歩いてスクリーンの奥へ。
スクリーンの奥で踊る彼の姿がスクリーンに影で映る。
スネアドラムを打って踊る。
やがてその彼がスクリーンの下からはうようにして出て来る。
ねそべって踊る。
お尻を床につけいざり歩きながら踊る。
バックにはまるでラジオのダイヤルをまわしてるかのようにくるくると変わる、音楽や話し声。クラシック、宗教音楽、民謡、昔の歌謡曲、フラメンコ、カディスのカーニバルの音楽。大砲のような音。
音楽や言葉。断片でつづる歴史。
イスラエルは踊る。正確で美しいサパテアードをきかせ、ときにシギリージャの、ときにブレリアのアイレで。音楽とも言葉とも関係ないようであるような。
広間の角の立ち見客をかきわけ、そこからとりだした大きなタンバリンのようなものをならしながら。
その上に立ち、椅子に座り、広間の片隅につきでたバルコニーのようなところに上がり、
ベンチに座り、机を叩き、身体を叩いてコンパスをとり。さまざまな形で踊る。
その息づかいがきこえるようなところに私たちはいる。手をのばせばさわれるくらいの距離。この距離でみたからこそみえてくるものがある。
たとえば、ふだんはマイクを通してきいている彼の靴音が、こんなにも力強く、繊細で美しく、語りかけてくるかとか。
形の美しさはいうまでもない。その呼吸。
観客の存在をも楽しんでいるような彼の動き。
息をのむような瞬間の数々。オレ!と叫んでしまう瞬間。
裸足で、さっき靴をはいてやったのと同じサパテアードをうつ。その力強さ。
いやあもうすごいの一言でありました。
作品「ロ・レアル」のときにしぼった身体が、かつてのフラメンコダンサーの身体というだけでなく、ジャンルをこえたダンサーの身体になっているという感じ。
天才。
観客は皆圧倒されてしまうしかないのでありました。
元修道院だったエスパシオ・サンタ・クラーラ1階の、その昔は食堂だったという長細い部屋には、壁沿いにつくりつけの、壁と同じくタイルばりのベンチと厚い木の長い、これもまたつくりつけのテーブルがあり、観客はそこに座る。まんなかのスペースには1m四方ほどの小さなベニヤや少し高くなった舞台などがみっつ。部屋の奥にはスクリーン。
暗い部屋。スクリーンには様々な言葉、文がうかび、きえていく。そのスクリーンの青い明にうっすらとてらされた中、イスラエルが登場。黒い頭巾をかぶり手には鈴のようなものをつけそれをならしながらまっすぐ歩いてスクリーンの奥へ。
スクリーンの奥で踊る彼の姿がスクリーンに影で映る。
スネアドラムを打って踊る。
やがてその彼がスクリーンの下からはうようにして出て来る。
ねそべって踊る。
お尻を床につけいざり歩きながら踊る。
バックにはまるでラジオのダイヤルをまわしてるかのようにくるくると変わる、音楽や話し声。クラシック、宗教音楽、民謡、昔の歌謡曲、フラメンコ、カディスのカーニバルの音楽。大砲のような音。
音楽や言葉。断片でつづる歴史。
イスラエルは踊る。正確で美しいサパテアードをきかせ、ときにシギリージャの、ときにブレリアのアイレで。音楽とも言葉とも関係ないようであるような。
広間の角の立ち見客をかきわけ、そこからとりだした大きなタンバリンのようなものをならしながら。
その上に立ち、椅子に座り、広間の片隅につきでたバルコニーのようなところに上がり、
ベンチに座り、机を叩き、身体を叩いてコンパスをとり。さまざまな形で踊る。
その息づかいがきこえるようなところに私たちはいる。手をのばせばさわれるくらいの距離。この距離でみたからこそみえてくるものがある。
たとえば、ふだんはマイクを通してきいている彼の靴音が、こんなにも力強く、繊細で美しく、語りかけてくるかとか。
形の美しさはいうまでもない。その呼吸。
観客の存在をも楽しんでいるような彼の動き。
息をのむような瞬間の数々。オレ!と叫んでしまう瞬間。
裸足で、さっき靴をはいてやったのと同じサパテアードをうつ。その力強さ。
いやあもうすごいの一言でありました。
作品「ロ・レアル」のときにしぼった身体が、かつてのフラメンコダンサーの身体というだけでなく、ジャンルをこえたダンサーの身体になっているという感じ。
天才。
観客は皆圧倒されてしまうしかないのでありました。
2016年5月12日木曜日
アンヘリータ・バルガスへのオマージュenセビージャ
5月28日14時からセビージャのペーニャ、トーレ・マカレーナでアンヘリータ・バルガスへのオメナへ、オマージュが行われる。
入場料代わりに6ユーロの寄付が必要だが、彼女のファミリーをはじめ多くのアルティスタが出演予定とのこと。
2016年5月10日火曜日
ライ・エレディア25周忌
80〜90年代のスペインをかけぬけたグループ、ケタマの創立メンバーで、
脱退後はギタリストとしてエル・フラメンコにも来日。
その後リリースしたアルバム「キエン・ノ・コレ・ブエラ」で知られるライ・エレディア。
彼の没後25周年を記念したコンサートがセビージャで開催される。
エストレージャ・モレンテをはじめ、元ケタマの面々、ホセ・ソトやアントニオ・カルモナ、ホセミ・カルモナら豪華な出演者が予定されている。
◆ライ・エレディア 25周年記念
6/4(土)22時
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、アントニオ・カルモナ、ホセ・ソト“ソルデリータ”、マリア・トレド、ソレア・モレンテ、アウロラ・ロサーダ、〈g〉トマティート、フアン・カルモナ、ホセミ・カルモナ、〈b〉エル・カルペータ、パストーラ・ガルバンほか
[場]セビージャ アンダルシア現代美術センター
[問]https://www.facebook.com/flamenkeando2014
脱退後はギタリストとしてエル・フラメンコにも来日。
その後リリースしたアルバム「キエン・ノ・コレ・ブエラ」で知られるライ・エレディア。
彼の没後25周年を記念したコンサートがセビージャで開催される。
エストレージャ・モレンテをはじめ、元ケタマの面々、ホセ・ソトやアントニオ・カルモナ、ホセミ・カルモナら豪華な出演者が予定されている。
◆ライ・エレディア 25周年記念
6/4(土)22時
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、アントニオ・カルモナ、ホセ・ソト“ソルデリータ”、マリア・トレド、ソレア・モレンテ、アウロラ・ロサーダ、〈g〉トマティート、フアン・カルモナ、ホセミ・カルモナ、〈b〉エル・カルペータ、パストーラ・ガルバンほか
[場]セビージャ アンダルシア現代美術センター
[問]https://www.facebook.com/flamenkeando2014
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