2020年12月30日水曜日

カナーレスとサラ・バラスに芸術金章

今年度の芸術金賞の受章者が発表され、 総勢32人、映画監督や歌手、俳優とともにアントニオ・カナーレスとサラ・バラス の名も。

おめでとうございます。


La Bienal 2020 Claudia Ruzi





2020年12月20日日曜日

へスース・カルモナ『サルト』

 ビエナルで上演されるはずだったへスース・カルモナの新作『サルト』。直前に出演者の陽性が発覚し、延期になったものが12月19日、ようやく、上演されました。会場はロペ・デ・ベガ劇場。ビエナルの時はひとつおきだった座席が、1列おき、2席おきとなっているのは、アンダルシアでも感染が拡大していることを実感します。

へスース・カルモナは1985年バルセロナ生まれ。2020年、スペイン国家舞踊賞を受賞した実力派。地元バルセロナの舞踊学校に学び、2006年国立バレエに入団。国立では第一舞踊手にまで上り詰めるものの、自分の表現を求めて飛び出し、2012年に自身の作品を発表。以後、次々に作品を発表し、意欲的な活動を続けています。開店まもなかったガルロチで踊っていたのを覚えている人もいるかもしれません。

『サルト』はその彼の頭の中をのぞいているような、そんな作品でした。

面白いし、私は好きだけど、雑然としすぎという意見もあり、うん、確かに冗長なところはあるし、整理整頓したらもっと良くなるのは確かだけど、私的には、涙が滲むような感動的な瞬間が何度かあって、それだけでまる。初演だし、これからきっともっと良くなるはず、という希望的観測。

いやあ、さまざまなアイデアが飛び出し、超テクニックで表現していく作品で、へスースの他に、6人の男性ダンサーが出演しているのですが、いやあ、彼らもすごい。最先端のフラメンコ/スペイン舞踊のテクニック満載。こりゃやってる方も大変だけど楽しかっただろうなあ。

客席の照明が付いている状態で、舞台上では上半身裸のダンサーたちがイスラム神秘主義の旋回舞踊のように、スカートはいてくるくる回っている。場内が暗くなると、スカートをカパ、マントもしくはマントンのように振り回したり。

前半は、男性主義のイメージで進んでいく感じ。マヌエル・リニャンの『ビバ!』と対をなすような? そういえばあれもマヌエルと6人の男性ダンサーですな。

背広にサングラス。ヘルメットに拳闘のミットをつけたり、歌い手のホセ・バレンシアがビセンテ・エスクデーロの男性舞踊十戒の中の言葉を唱え、それで踊るへスース。

その男性性に縛られていたことを象徴するような場面、そしてそこから解放されるイメージも。かと思うと男性同志の恋愛をイメージさせるような曲があったり、自分の中にいるさまざまな自分と向き合い、葛藤するようなイメージもあって、カオスな感じも。

ファルーカやタンゴ、ブレリア、アレグリアス。フラメンコの要素も十分あるけれど、現代舞踊的なとこも、ボレーラも、アーバンダンスとでもいうのかな、今風のダンス的なとこもあって、いやあお腹いっぱいなくらいにダンス。ダンス。ダンス。

それもソロよりも群舞が多いかな。

これで終わりかと思うとまた続いていく感じ。いや、ほっといたら一日中でも踊ってますね、彼らは。

フアン・レケーナの音楽は美しく、ホセ・バレンシアはダンサーたちと共に踊り、演技もし、熱唱し、彼らのフラメンコと今風の音楽やクラシック風やアラブ風、さまざまな音楽も混ざり合い、激盛り。

後半はへスースの内的葛藤を表現しているような感じ。子供が生まれたのかな。的な場面もあり。

へスースは得意の回転で踊りまくります。なんだか昔のカニサーレスを思い出させます。みんな、早いことに注目して、早くなくてもいいのに、と思ったけど、それが彼の言葉、彼が彼の中にあるものを表現するために必要な速さだったんだよ、それと一緒で、へスースに言葉はあの回転で、それで自分の中にある、言葉にならない思いを表現している、そんな感じ。技術は言葉。自分の持ってる言葉で自分を語る、わけでございますな。

演出家がスタッフに入っているんだけどうーん、どうなんでしょう。色んなアイデアの交通整理をして、わかりやすくしてくれる人が必要な気がします。照明も特に前半、暗すぎて踊りが見えないし(私3列目に座ってたのに)。

それでもなんでも、へスースをはじめとするダンサーたちの踊りたいという気持ち、その形の美しさに感動したのも事実で。

戦うのではなく団結しすぎるのでもなく、一緒に楽しむのはいいね、的な感じもあって。

プロモーション写真ですが最後こんな感じ。


うん、整理整頓されたものをもう一度見たい。

二つの作品にしてもいいかもね。男性主義、男性的なものを告発する(というと思い出すのはロシオ・モリーナの『カイダ・デル・シエロ』もあるけど、男性側から、ということで全然違う感じだよ)ものと、内的葛藤を描くものと二つ。


あ、ラジオのサッカー中継のように舞踊を言葉で語るのをサッカー見ているようにダンサーたちが興奮して見守るという場面があって、これ、お気に入り。


Explorar el cerebro de un bailarín

Parece que estoy viendo dentro de cabeza de un bailarín, qué piensa y qué siente. Bailar, bailar, y bailar. Ser macho. La masculinidad que hace disfrutar pero también le ata. Lucha interminable. Solidaridad. Pelea de los pensamientos dentro de ti. Alegría de compartir momento de disfrutar. Rotura. Esperanza. Niñez o nacimiento. 

Hay tantas y tantas imágenes e informaciones,  debería ordenar un poquito más.  Tal vez puede hacer dos obras, uno sobre masculinidad y otra será su conflicto interior y sentimiento profundo. No se puede contar todos en una sola obra.

Llena de super técnicas, de danza variadas con bailarines talentosos. Girar, girar y girar. Técnica es lenguaje de bailarines. Locuacidad es un arma de dos filos, asombroso pero si pasa un límite es cansino.  

Fue un estreno. Me ha gustado, eso sí, pero creo que puede mejorar algunos aspectos, por ejemplo, luces demasiado oscuras en muchos momentos o ritmos de obra. Teniendo tantos talentos como Jesús y sus bailarines y músicos, seguro que lo conseguirá. 

ah, me encantó escuchar la danza, como locutor de radio retransmitiendo. Es irónica y divertida. 










2020年12月19日土曜日

スペイン舞踊とフラメンコの振付コンクール

 12月16日、第29回スペイン舞踊とフラメンコの振付コンクールの決勝が行われました。


入賞者は以下の通りです。

振付第1位同点で2名/アルベルト・セジェス『カルディナル』、サラ・カーノ『アリ、オリ、アル』

振付第2位/エンリケ・アリアス・ピンタドとヘスス・イノホサ『エランテ』

ソロ振付第1位/サラ・ヒメネス『バリアシオン・ア・ティエンポ』

ソロ振付第2位/フアン・フェルナンデス『デ・ロス・プエルトス』

舞踊のためのオリジナル音楽賞/ミゲル・ペレス『デ・ロス・プエルトス』

AISGE財団賞女性舞踊家/サラ・ヒメネス、男性舞踊家/ジョエル・バルガス

なお、そのほかの各賞(スペイン国立バレエ団の練習に参加できる、コンセルバトリオで振り付けるなど)の発表は12月21日、ウエブ上で行われるとのことです。



29º PALMARÉS
Certamen de Coreografía de Danza Española y Flamenco
Primer Premio de Coreografía EX AEQUO: ALBERTO SELLÉS, “CARDINAL” / SARA CANO, “HARRI, ORRI, AR!”
Segundo Premio de Coreografía: ENRIQUE ARIAS PINTADO Y JESÚS HINOJOSA, “ERRANTE”
Primer Premio a una Coreografía de Solo: SARA JIMÉNEZ, “VARIACIÓN A TEMPO”
Segundo Premio de Coreografía de Solo: JUAN FERNÁNDEZ, “DE LOS PUERTOS”
Premio a una Composición Musical Original para Danza: MIGUEL PÉREZ, “DE LOS PUERTOS”
Premio Fundación AISGE a una Bailarina Sobresaliente: SARA JIMÉNEZ
Premio Fundación AISGE a un Bailarín Sobresaliente: YOEL VARGAS


2020年12月13日日曜日

ヘレスのフェスティバルは5月に延期

毎年2月から3月にかけて行われているヘレスのフェスティバル。世界で唯一のフラメンコとスペイン舞踊に特化したフェスティバルとして、日本のフラメンコたちにも親しまれています。

二十五周年を迎える来年は、5月の開催となることが12月10日、フェスティバルからのプレスリリースで発表されました。

新しい日程は5月6日から22日まで。



今年のフェスティバルは、中国からの参加者がキャンセルになったり、イタリアでの感染増加でイタリアからのキャンセルも相次ぐなどする中、スタジオに消毒液を用意するなど対策をしながら行われました。フェスティバル終了間も無く急激に感染が増加し、外出禁止になるなどしました。

一流アルティスタによる短期クラス、クルシージョが魅力となって、他のフラメンコ祭に比べ、圧倒的にスペイン国外からの参加が多いということもあるのでしょう。

まだプログラムの発表はされていませんが、来年もきっと素晴らしい作品が並ぶことでしょう。

開催時期の変更によるクルシージョの変更などについても近日中に発表される予定とのことです。

5月のスペインはとてもいい季節。通常ならこの時期にヘレスのお祭り、フェリア・デ・カバジョ、馬祭りも開催されるのですが、来年はまだ未定とのことです。


ちなみにヘレスのフェスティバル、最初の頃は4月下旬の開催だったんですよね。それが1度、オートバイの世界選手権MOTOGPと重なって、ホテルが取れないなど問題が起きて、2月から3月かけての春の開催となったのであります。ちなみに来年のMOTOGPもヘレスでの開催がありますが、4月30日から5月2日なので、それもちゃんと考えられてます。


みんなで早くヘレスでシェリー酒三昧したいなあ







フアン・パリージャ逝く

ヘレスのギタリスト、フアン・パリージャが亡くなったそうです。

1943年生まれなので77歳。数日前にコロナで入院したそうですが、12日早朝に亡くなったとのこと。朝、Facebookで知りました。

本名フアン・フェルナンデス・モリーナ。父は踊りに定評があったギタリスト、ティオ・パリージャ(1904〜1980)。弟はギタリスト、パリージャ・デ・ヘレス (1945〜2007)、踊り手アナ・パリージャ(1953〜2004)。息子マヌエル(1967)はギタリスト、フアン(1968)はフルート奏者、ベルナルド(1969)はバイオリン奏者と、フラメンコ一家。
テレモートやボリーコ、セルニータらヘレスを代表する歌い手たちや、故マヌエル・モリーナも親戚という、フラメンコの中のフラメンコ。奥さんの兄弟たちも歌い手です。


フアン自身もアントニオ・マイレーナやテレモートら名手たちの伴奏を数多くやってきました。


1992年セビージャ万博アンダルシア館で



ヘレス初の?タブラオ、ラガー・デ・ティオ・パリージャを開き、多くの若手たちのキャリアを後押しをしたという功績も。
ラガーを開く前だったかな、サンティアゴ街で小さなバルをやっていたこともありました。あそこで初めて、まだ魚屋だったルイス・エル・サンボを聴いたなあ。

もう数年前から舞台に立つことはなかったけれど、ヘレスらしいギターを聴かせてくれる、古き良き時代を知る重鎮の、思いがけない別れに、ヘレスのアルティスタはもちろん、世界中のフラメンコたちが追悼の辞をソーシャルメディアに寄せています。
ご冥福を祈ります。

2020年12月11日金曜日

Covid 19の外出禁止も悪いことばかりではない/ロサリオ・トレド『メ・エンクエントロ』

*ネットで現在公開中です!期間限定の予定らしいのでお早めに。 https://vimeo.com/483976174 


短編映画『メ・エンクエントロ』の記者発表に行って参りました。




ドキュメンタリー的でもあり、舞踊作品でもあり、でもビデオ/映画ならではの表現が満載だから、やはりビデオダンサ、舞踊映像作品というのが一番、あっているかもしれません。

そう、これは例えば出来上がった作品が上演されるものを撮影し彼女の踊りそのままを見せるのではなく、彼女の踊りをバラして再構築し、音楽も後から付け加えるなどもしたもので、そこには監督の手が加わっているわけだけど、そうすることで、より生身のロサリオが見えてくるような、そんな作品なのであります。

近日中にVimeoで期間限定の一般公開がされるようなので、そうなったらここにもリンクを載せますが、いやあ、本当に、素晴らしい作品でありました。フラメンコ好きな人はもちろん、ダンス好きや映像好き、みんなに観てもらいたい。そんな作品。



映画より

最初のシーンでの、ロサリオのナチュラルさに微笑まされ、続くナンバーでも同じ文脈で、違うテイクが組み合わされて編集されているのだけど、リズムが、フラメンコの踊りとしてのリズムも、映像作品としてのリズムがキープされている、ところで、おお、これはすごいとなって、どんどん引き込まれていきました。

映画より

Covid19で外出禁止となった中、海外公演の補助金がもらえる予定だったロサリオが、そのお金を映像作品に使えるとなって作ったのがこの作品。外出禁止中にフラメンコ仲間達と話したことなども最初の曲で出てきます。閉鎖される中、「何かをしなくちゃ」「とにかく前進」、とロサリオは彼女の師匠であるチャロ・クルスのスタジオ、べヘール・デ・ラ・フロンテーラにあるエスパシオ・シルベストレにこもって踊ったりもしていて、ビデオは全編、このスタジオで撮影されています。音楽はドイツ人パーカッショニスト、ルベン・ルピックで、なんとこれはリモートで後から映像に合わせて録音したものだそうな。その映像も撮影は二日だけ。あとはリモート。すごいなあ。

撮影した映像を全部見て取捨選択し、その映像をアナ・ソリニス監督が構成していく。それはある意味振り付けでもあり、実際、ロサリオが踊ったそのままだけではなく、間にコンパスを入れ込んだりもしているそう。

ロサリオが踊り、監督が照明を考え、映像をつむぎ、そこに音楽が合わさられていく。カンテ(インマ・ラ・カルボネーラ。熱唱)すら後から、映像を見ながら録音したと聞いてびっくり。実際に音楽を聞いて踊っているもの、そうじゃないもの。両方あるそうです。


映画より

Covid19がなければ出来なかった作品、とロサリオも言ってたけど、Covid19の外出禁止/自粛でこんな素晴らしい作品が生まれるのであれば、あながち悪いことばかりではないということかもしれないということかもしれない、と思ったことでした。

いやね、もちろん、こんなことが起こらずに、世界各地でのフラメンコ公演が続いていて、私も生で舞台を観たいよ。でも、起こってしまったことは起こってしまったわけで。そこで何ができるか、を考えて動くのが正解なんだな、と。

映画より

予算があったという幸運も相まって、この状況でしか生まれえない、新しい作品が生まれた。めっちゃフラメンコで、めっちゃロサリオで、アーティストのクリエーションを追ったドキュメンタリー的な感じもあり、またしっかり一曲一曲を踊っていくのを見る舞台作品のような感じもあり、でも映像ならではの表現もあり。いやあ、堪能出来ます。

ロサリオの、明るく元気なフラメンカという顔だけではなく、深みや芝居心、探究心など、様々な面が見えてくるはず。監督もロサリオを見せることだけに心を砕いているという感じ。ロサリオも自分をよく見せようとかもしてないし、音楽も前へ出ようとしていないのに心に残る。なんだろう、エゴとかではなく、自然な三位一体。

ネット公開が始まったらもう一度絶対見たい作品です。日本でも公開になるといいなあ。




2020年11月30日月曜日

セビージャFest『フラメンコ・キッチン』

 セビージャの舞台芸術のフェスティバル、FEST。セビージャの私立劇場協会がセビージャ市と協力して主催しています。なので舞台となるのは、公立劇場じゃないところだけ。ビエナルなどでお馴染みのロペ・デ・ベガやアラメーダは市立、セントラルは州立なのでこのフェスティバルでは出番なし。

今年は11月18日から29日まで開催されました。中心となるのは演劇公演。ですが、最終日29日にはフラメンコ公演が行われるというので出かけて行きました。会場はTNT劇場。市の北部にある、アタラジャ劇団によって2008年に作られた劇場です。

会場にはロサリオ・トレドやラロ・テハーダ、エスペランサ・フェルナンデスらアルティスタたちや、ビエナル監督夫妻や各新聞の批評家など、たくさんのフラメンコ関係者が。もちろん満員です。

作品は『フラメンコ・キッチン』。



 昨年、2019年2月、ヘレスのフェスティバルで初演されたもので、フラメンコ・ノマダという、歌い手で踊り手のアナ・サラサールと歌い手インマ・ラ・カルボナーラ、元アントニオ・ガデス舞踊団の踊り手だった演出家、フアナ・カサードによるユニットによる公演。この作品ではアナとインマの他に、踊り手、イニエスタ・コルテス、アンヘレス・ガバルドン、マカレーナ・ラミレス、パーカッション奏者だけど歌って踊るロベルト・ハエン、ギタリスト、パコ・イグレシアスという7人が出演する、ちょっとドラマ仕立ての作品です。

登場人物はキッチンで働く5人の女性と男性1人。不法移民、金欠、DV被害者、アル中に不倫中の二人とそれぞれに問題を抱えています。その人間模様を、キッチン用具でコンパスを刻み、フラメンコ曲に乗せて描いていきます。

説明は台詞のような歌詞でされますが、メロディはフラメンコ好きなら聴き慣れたポピュラーなもので、歌詞の載せ方にも無理はなく聞き取りやすいです。テーブルクロスをマントンのように使ったり、書類をアバニコのように使ったり、という見立ても面白いし、それぞれにソロ、見せどころが用意されています。

貫禄のイニエスタが見せるちょっとしたブラソの素晴らしさ。彼女の中にオヨスのエッセンスが生きている、という感じ。アンヘレスはよりフェメニーナ、女性的で品がよく、アナはシャキッとした男前なフラメンコ。踊ったすぐ後で息を切らしているのにタラント熱唱するかっこよさ。インマも芝居心たっぷりだし、ソロも素晴らしかったです。女性陣の最年少マカレーナは、初演時のマリア・ホセ・レオンに代わっての出演なのですが、ベテランたちの存在感に負けている感じ。若くて可愛いし、よく動くんだけど、芝居心みたいなのもほぼ感じられないし、影が薄く残念。初演のマリア・ホセで見たかったなあ。

ロベルトは歌い、踊り、パーカッションをと、八面六臂の大活躍で、ビエナルででもそうだったけど、今や、フラメンコ作品に欠かせない芝居達者でエンタテイナー。今回はユーモアだけじゃなくちょっとシリアスな芝居もあったり。そして全体を支える、美しいパコ・イグレシアスのギター。日本にも何度も行っていて、日本の踊り手の伴奏も数え切れないほどやっている彼の、何があっても動じない、落ち着いたギターは影の功労者でしょう。

全員クビが宣告され、いつでも弱者が割りを食うと、社会の不正義を訴える、という、いささかプロリタリア演劇的な最後は、ちょっと古臭いし、プロパガンダ臭もあって個人的にはあまり好きではないけれど、今でもすぐそばにある現実ではあるのだろうとは思います。特にコロナでレストランやバルが次々に閉店に追い込まれる今はより身近な問題だとも言えるかもしれません。でも真っ向から言われるとちょっと抵抗があるなあ。個人的には間接的な表現の方がより、心の深いところに届くような気がするのだけど、どうなんでしょう。人それぞれなのかな。

もともと、アーノルド・ウエスカーの戯曲『調理場』に想を得たということですが、キッチンを題材にしたというときっと誰もが思い浮かべるだろう、韓国の『ナンタ』にも、ワゴンを使うところとか、台所用具でリズムを刻むところなどはちょっと似ているかもしれません。だからことさら新鮮な感じはしないけれど、よくまとまっていてわかりやすく、話の流れもスムーズで、佳作だと思います。

こんだけ芸達者が揃っているのだから、次回は辛い現実を忘れるような喜劇を見せてくれるとうれしいのですが、さて。


ヘレスの時のビデオがあったので貼っておきます。



Flamenco Kitchen, estrenada en Festival de Jerez del año pasado, es una buena obra teatral de flamenco. Narra bien historia través de letras en melodía popular de flamenco. Cada personaje tiene su problema, inmigrante sin papeles, una sin dinero, señora que tiene marido problemático y otra es enamorada a compañero casado. 

Magnifica braceo de Hiniesta Cortés, movimiento elegantísimo y gracia de Ángeles, "handsome"flamenco de  polifacética Ana, inmensa Inma y "entertainer" Roberto y bella guitarra por Paco sostiene todo esos momentos críticos.

Me hace recordar obra coreana Nanta, por ritmos hecho por utensilios de cocina y por carritos, y su final propagandística, como lo de teatro proletariado del siglo pasado, no es mi gusto, pero sigue siendo actual, en l época de pandemia más todavía.

A la próxima vez, me gustaría ver una obra que nos hace olvidar todas realidades tan crueles con estas cuadrillas de artistazos. ¿podría ser?




2020年11月11日水曜日

セビージャ映画祭『9 SEVILLAS』

感染増加のため、夜間外出禁止が22時から7時(これまでは23時から6時でした)になり、バルやレストランは18時閉店になったセビージャ です。今日以降、通常21時開始だった劇場公演も16時開始になったり、とあれこれ大変。

そんな中、6日から開催されているセビージャ映画祭。ヨーロッパ映画の映画祭であります。

過去にもここで公開されたフラメンコ関係の映画がいくつかあるのですが、今年は2本。

1本目、『9Sevillas』をロペ・デ ・ベガ劇場でのプレミアム上映で観てきました。



2018年、今年ではなくその前のビエナルのポスター、覚えている人いるでしょうか? 






とにかく字がいっぱいだし、有名なアルティスタはボボーテだけだし、なので読むのもパスしてた人も多いのでは? 
これはイスラエル・ガルバンのブレーンで、現代美術家ペドロ・G・ロメーロによるもの。
ビエナルのポスターは毎回、いろいろ批判されるのですが、その批判を聞いて、映画作りがスタートしたとのこと。監督はそのペドロとポスターで緑の鸚鵡を手にしたゴンサロ・ガルシア・ペラジョ。

映画の前にアルフレド・ラゴス伴奏で、イネス・バカンとトマス・デ・ペラーテのナナの生演奏があったのはうれしい驚きでありました。はい、二人も映画に出演しています。イネスはいつもの、という感じなのだけど、そこに合わせていくアルフレドすごいなあ。


ポスターに登場した9人とのお喋り、そしてイスラエル・ガルバンやロシオ・マルケス、イネス・バカン、ラウル・カンティサノ、レフレ、トマス・デ・ペラーテ、ニーニョ・デ ・エルチェ、ロサリア、ロシオ・モリーナとシルビア・クルス、レオノール・レアルなどビエナルのリハーサルや、セビージャの街などの映像から浮かび上がってくるのはフラメンコの真実。

真実は唯一無二のものではなく、それぞれにそれぞれの真実があるから、これだけが真実だとは私もいわないけれど、普段見逃しがちな、舞台の上にあるフラメンコではないフラメンコがいっぱい見えてくる。

ロンドン生まれの黒人バイラオーラ、ジンカ。チリ人バイラオーラ、ハビエラ。ハンガリー人街頭古本屋ルドルフ・ロスタスら外国人。ボボーテや女性闘牛士のバネサ・レリダ、セビージャの町外れの掘建て小屋地区の女性たちでの芝居『ベルナルダ・アルバの家』に出演したロシオ・モンテーロ、ヒターノや女性、移民の問題を扱う弁護士パストーリ、フィリグラーナらヒターノたち。そしてこの映画の監督ゴンサロ・ガルシア・ペラジョと詩人ダビ・ピエルフォルトという9人が、ビエナル初代監督で詩人、フラメンコ研究家のホセ・ルイス・オルティス・ヌエボやトリアーナ生まれのバイラオーラでペペ・アビチュエラ夫人のアンパーロ・デ ・ベンガラ、監督の兄ハビエルらと話しながら、自分を、フラメンコを語る。

外国人、ヒターノ、セビージャ。ビエナルをめぐるキーワード。いやフラメンコ、そのものを語る上で欠かせないキーワードなのかも。

そうして見えてくるものは、舞台のフラメンコを観ているだけでは見えてこないフラメンコの全体像。フラメンコのベースにいる、ヒターノたち、黒人や中南米の文化、そしてカトリックでアナーキーなセビージャの町というアトモスフィア。フラメンコのベース。根っこ。

イスラエル・ガルバンやロシオ・モリーナ、ニーニョ・デ ・エルチェらの最先端フラメンコ。イネス・バカンやトマス・デ ・ペラーテの太古を思わせる声。それらはある日突然生まれたわけではなく、昔からの流れや今もそれを支える多くの人があってのものなのだよね、とか考えさせられる。

彼らは三角形の頂点にいるのかもしれない。でも彼らだけじゃないんだよ。

ガルシア・ペラジョ監督が1978年に監督した映画 『ビビル・エン・セビージャ』のシーンが出てきたり(若き日のファルーコ!)、過去ともつながっている。

とかなんとかごたくはともかく、いや、個人的にはとても面白かったのであります。2時間半もあっという間。ただ、おしゃべりが多いので、フラメンコのパフォーマンスだけを期待すると飽きるかも? また、字幕で出てくる人名などが、歴史を知らないと???になってしまったりするかも。そういう意味で、フラメンコと無縁な人には解説が必要なところがあるかなあ。

フラメンコには動物的なものがある、ということで、ポスターでも人々は動物と一緒なのだけど、そうなのかな、動物的かな?そこら辺はよくわからないけど、社会が大きく変わるときにフラメンコは必要とされる、という感じは確かにあるよね。日本もバブルでどんどん社会が変わるときにブーム起きたし、今中国で人気が高まっているのもそういうことじゃない? 機械的なものに対し、ひと息つけるような人間的なものを求める。それがここでいう動物的ってことなのかな。

おしゃべりとパフォーマンスの組み合わせ方なども面白いし、ドキュメンタリーのようでもあり、でも脚本があってのものだし、うーん、これは一体?
でもとにかくフラメンコが見えてくる映画には違いありません。

いやもう、ほんと、ジンカが歌いながら踊るサマータイムのフラメンカなこと! あれだけでもみんなに観てほしいなあ。



以上、映画の感想をスペイン語で簡単に要約。

La verdad no es única. Cada uno tiene su verdad. De dónde mira, la verdad cambia su forma, su imagen. Así tampoco digo yo, este es la única verdad de flamenco, pero hay muchas verdades de flamenco en esta película. 

Extranjeros, gitanos y Sevilla. Tres claves de la Bienal son tres claves de flamenco. Por su historia y por su actual situación.

Aquí nos hace ver todos lo que no lo veía, lo que no veía en el escenario. Los artistas flamencos de la primera linea, o  de vanguardia, (como quiere que llame) como Israel Galván o Niño de Elche son puntas de un triangulo, pero en su base, en la tierra, están los gitanos, libres y cautivados, los extranjeros que dan mucho a flamenco y cautivados, y Sevilla, la ciudad católica y anárquica,

Animalidad de flamenco, no estoy totalmente de acuerdo, pero, sé que cuando sociedad cambia bruscamente, la gente busca flamenco para respirar. 
















2020年11月7日土曜日

レブリーハ秋のフェスティバル オンラインで


セビージャ県とカディス県の県境に近い町レブリーハのフラメンコがオンラインで楽しめます。

スペイン時間の日曜日14時開始ということは日本時間の22時。

11月8日は日本でもお馴染みの歌い手、今が旬なホセ・バレンシア(伴奏フアン・レケーナ)と、新譜をリリースしたばかりのギタリスト、リカルド・モレーノ。15日はイネス・バカン(伴奏ペドロ・マリア・ペーニャ)、29日はコンチャ・バルガス(伴唱イスマエル・デ ・ラ・ロサ、ペチュギータ、伴奏クーロ・バルガス)、12月6日はアナベル・バレンシア(伴奏クーロ・バルガス)と、レブリーハのオールスター?的プログラム。

多分日本からも観ることができると思うのでお楽しみに。

中継は下記のリンクから。

http://www.lebrija.tv/directo/

2020年11月6日金曜日

ルイス・レオン逝く

 トリアーナ生まれのフラメンコ舞踊家、妻ルペとのパレハでルイルペとしても知られていたルイス・レオンが11月5日亡くなったそうです。


1987年新宿『エル・フラメンコ』にも出演していたベテラン。
セビージャではタブラオ、パティオ・セビジャーノに出演していたのを覚えています。

トリアーナの生まれで、兄で舞踊家のマヌエル・レオンの影響でアデリータ・ドミンゴの家に行き、そこで生涯のパートナー、ルペことグアダルーペ・オスーナと出会い、以後、アメリカや日本など各地で公演しました。
2013年、トリアーナの夏祭り、ベラで、名誉トリアーナ市民の称号を受賞しています。

ご冥福を祈ります。



2020年11月2日月曜日

訃報/ペドロ・イトゥラルデ、ペペ・エル・ポラコ

 11月1日は諸聖人の日。昔でいう万聖節ですね。有名無名すべての聖人の日、カトリックでは亡くなった人は全て聖人ということで、スペインでは皆がお墓参りに行く日であります。日本のお盆のような、と言ってもいいかもしれません。

そんな日に二つの訃報が届きました。

ペドロ・イトゥラルデ、スペインのジャズのドン的存在だったサックス奏者。フラメンコの人にはパコ・デ ・ルシアと共演したアルバムで知られているのではないでしょうか。1960年代の録音ですが、後に来るフュージョンの先取りでした。


もう一人はホセ・エル・ポラコ。本名ホセ・ルイス・デ ・ラ・ペーニャ。1933年トリアーナ生まれの、かつてガデス舞踊団で活躍した踊り手です。その奥さんが、1967年のガデスの映画『恋は魔術師』で相手役を務めた踊り手ラ・ポラカでしたが、彼女は2010年に亡くなっています。


安らかに。

2020年10月28日水曜日

マドリードのフラメンコ祭スーマ・フラメンカ  プログラム発表

マドリードのフラメンコ祭、スーマ・フラメンカのプログラムが発表されました。今年はエンリケ・モレンテへのオマージュということで、すでにパコ・マンサーノによる写真展がスタジオ、アモール・デ・ディオスで行われています。また先週にはモレンテに関する講演が4つ、開催されました。

Enrique Morente©︎Paco Manzano


毎年6月に行われていたフェスティバルですが、今年は12月の開催。監督がかつてカサ・パタスのプログラムなどもしていたベナマルゴに変わり、いっそう充実したプログラムになったような? マドリード州立のカナル劇場だけでなく、文化センターや また州内の町での公演も。

モレンテに因んだ公演も多く見に行きたいけれど、現在の状況じゃ無理ですねえ。


◇第15回スーマ・フラメンカ

12/1(火)20時『エレンシア』

[出]〈g〉ラファエル・リケーニ、サルバドール・グティエレス、マヌエル・デ ・ラ・ルス

12/2(水)20時『ピンセラーダス』

[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉ミゲル・アンヘル・コルテス

12/3(木)20時『エンリケシード』

[出]〈c〉ピティンゴ、〈g〉ヘスス・ヌニェス、〈ドラムス〉フェルナンド・ファビエル

12/4(金)20時『モレンテアンド』

[出]〈c〉アルカンヘル、〈g〉ダニ・デ ・モロン、アグスティン・ディアセラ

12/5(土)20時『ガルナタ』

[出]〈c〉マリナ・エレディア、〈g〉ボリータ、〈perc〉パキート・ゴンサレス、ゲスト〈c〉ハイメ・パロン、クーロ・アルバイシン

12/6(日)19時『エル・トリオ20年』

[出]〈fl,sax〉ホルヘ・パルド、〈ベース〉カルラス・ベナベン、〈perc〉ティノ・ディ・ジェラルド

[場]マドリード カナル劇場サラ・ベルデ


12/5(土)20時『ソン・デ ・エクストレマドゥーラ』

[出]ソロ〈g〉ハビエル・コンデ、〈c〉ラ・カイータ、〈g〉ミゲル・バルガス、フアン・バルガス

12/18(金)20時『へネス』

[出]〈c〉ホセ・デ ・ラ・トマサ、ガブエル・デ ・ラ・トマサ、マヌエル・デ・ラ・トマサ、〈g〉マノロ・フランコ、ジョニ・ヒメネス

12/19(土)20時『フィエスタ・コン・エンリケ・パントーハ』

[出]〈c,b〉エンリケ・パントーハ、〈b〉ホセ・カルモナ、ビキ・ドゥエンデ、〈c〉フアニャレス、チェロ・パントーハ、〈g〉バシリオ・ガルシア、フアン・セラーノ

[場]マドリード パコ・ラバル文化センター


12/7(月)20時

[出]〈c〉アントニオ・カルボネル、〈g〉モントジータ、〈perc〉ラファエル・アガプラ

[場]マドリード サラ・クアトロ・パレ

12/8(火)21時30分『ベルリンゲロ・フラメンコ』

[出]〈c〉サンドラ・カラスコ、〈g〉パコ・クルス、〈perc〉ミゲル・ヒロシ

12/9(水)21時30分『ラ・バルベリア・デル・スール』

[出]〈c〉ネグリ、〈g〉パケーテ他

12/10(木)20時

[出]〈c〉クーロ・ピニャーナ、〈g〉フアン・ラモン・カロ

12/10(木)21時30分『ソレア・カンタ・ア・モレンテ』

[出]〈c〉ソレア・モレンテ、〈g〉モントジータ、ルベン・カンポス、〈perc〉モリート他

12/11(金)21時30分『フラスキート・クアルテト』

[出]〈c,g〉フラスキート他

12/12(土)21時30分『オディエルノ』

[出]〈c〉ダビ・ラゴス、〈g〉アルフレド・ラゴス、〈電子音楽〉ダニエル・ムニョス、〈sax〉フアン・ヒメネス

12/13(日)19時

[出]〈c〉キキ・モレンテ、〈g〉ダビ・カルモナ、〈perc〉ポポ

[場]マドリード カナル劇場サラ・ネグラ


12/11(金)20時『フラメンコ・ア・ボセス』

[出]〈c〉Mデ ・プチェロ、〈g〉ミゲル・オチャンド

12/12(土)20時『モレンティアノ』

[出]〈c〉グレゴリオ・モジャ、〈g〉パコ・コルテス

12/19(土)20時『モレンテ・エン・エル・コラソン』

[出]〈g〉モントジータ他

[場]マドリード ピラール・ミロ文化センター


12/11(金)20時

[出]〈c〉パコ・デル・ポソ、〈g〉マノロ・フランコ

12/12(土)19時『シンデレラ』

[出]〈b〉マリア・カラスコ

[場]マドリード圏ラ・カブレーラ セントロ・コマルカル・デ ・ウマニダデス・カルデナル・ゴンサガ・シエラ・ノルテ


12/12(土)20時『ラ・ビダ・エス・ウン・ロマンセ』

[出]〈b〉マリア・フンカル、〈g〉オスカル・ラゴ、〈c〉フアン・トリビニョ、ジョナタン・レジェス、ヘスス・コルバチョ、〈perc〉ハビエル・テルエル

12/19(土)20時『ディビノ・アモール・ウマーノ』

[出]〈b〉ラ・モネータ、〈c〉カルメン・モリーナ、〈g〉アルバロ・マルティネーテ他

[場]マドリード圏エル・エスコリアル レアル・コリセオ・カルロスIIIデ・サン・ロレンソ


12/13(日)13時30分『フエンテ・イ・カウセ・デ ・ラ・ギターラ・フラメンカ』

[出]〈g〉アンドレア・サルセド

[場]マドリード圏ラスカフリア レアル・モナステリオ・デ・サンタ・マリア・デ・エル・パウラル


12/15(火)20時30分『ケレンシア』

[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ、〈g〉モントジータ

12/16(水)20時30分『デマドルガー』

[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ、〈g〉パコ・ハラーナ、〈c〉セグンド・ファルコン、ミゲル・オルテガ、アルフレド・テハダ、〈perc〉アントニオ・コロネル、ラファエル・エレディア、

特別協力〈c〉サンドラ・カラスコ

12/17(木)20時30分『デジャブ』

[出]〈c〉マイテ・マルティン、〈g〉アレハンドロ・ウルタード、ホセ・トマス、〈b〉パトリシア・ゲレーロ他

12/18(金)20時30分『エル・ラジョ・ケ・ノ・セサ』

[出]〈b〉ハビエル・ラトーレ、カレン・ルゴ、マルコ・フローレス、アナ・ラトーレ

12/19(土)20時30分

[出]〈b〉ホセ・マジャ、ゲスト〈c〉フアナ・ラ・デル・ピパ、〈c〉ホセ・バレンシア、マヌエル・タニェ、ルビオ・デ ・プルーナ、〈g〉ジェライ・コルテス

12/20(日)19時30分

[出]〈c〉カルメン・リナーレス、〈g〉サルバドール・グティエレス、エドゥアルド・パチェーコ、〈piano〉パブロ・スアレス他

[場]マドリード カナル劇場サラ・ロハ


12/15(火)20時『エル・バランコ・デ ・ロス・ネグロス』

[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ、アントニオ・パトロシオニオ

12/16(水)20時『ポル・アモル・アル・カンテ』

[出]〈g〉オスカル・エレロ他

12/17(木)20時

[出]〈g〉ペペ・アビチュエラ、ホセミ・カルモナ、〈c〉キキ・モレンテ、〈perc〉バンドレーロ

12/18(金)『フラメンコーエン』

[出]〈c〉ロシオ・セグーラ、パウラ・ドミンゲス他

[場]マドリード ラ・アバディア劇場


12/19(土)18時『シンデレラ』

[出]〈b〉マリア・カラスコ

[場]マドリード圏ベイジャ・デ ・サン・アントニオ マリアナ・ピネダ文化センター


12/19(土)20時『バイラオーラス』

[出]〈b〉カルメン・ラ・タレゴナ、モニカ・フェルナンデス、イリアナ・ゴメス、〈c〉サウル・キロス、エル・カンク、ナエル・サラサル、〈g〉イバン・ロサダ、〈perc〉ルキ・ロサダ、イバン・ロサダJr他

[場]マドリード圏サン・マルティン・デ・ラ・ベガ アウディトリオ

[問]http://www.madrid.org/sumaflamenca/2020/index.html

2020年10月27日火曜日

パリータ逝く

 日本ではほとんど知られてないかもしれないのだけど、フラメンコたちに人気があった歌手、パリータが10月26日、バルセロナ近郊、タラサの病院で亡くなったそうです。

本名ビセンテ・カストロ・ヒメネス。1958年バレンシア生まれ。元々はギタリストで、兄で歌い手のエル・ペティの伴奏でプロとしての活動をはじめました。子供の頃、歌って踊る少年スターだったハビエル・ラトーレとも村祭りなどで共演してたそうです。その後、カマロンやチーチョスというジプシールンバのグループの曲などを歌っていましたが、1982年ソロ・デビュー。翌年リリースした2枚目はゴールドディスクを受賞するなど、ヒットを飛ばしました。まだレコードとカセットの時代です。

私が彼のことを知ったのはパコ・デ ・ルシアのおかげです。映画『フラメンコ』のためにセビージャにやってきたパコのアテンドを制作に頼まれてやったのですが、その時、他にどんなアルティスタが、という話になり、パコがレコメンドしたのがパリータだったのです。「めちゃ音程がいいんだよ」とパコ。その時までレコードも何も持ってなかったのですが、この言葉を聞いて速攻買いに走りました。で、はまったのでありました。その当時の最新盤、『カナステーロ』の伴奏は、トマティートとカニサーレス。


古いのも新しいのも色々買って聴いてました。恋愛を扱った甘いバラード。


結構ハードな男尊女卑な歌詞もあるのだけど、でもまあ、実際問題、こういった歌で、ヒターノさんたちの恋愛感覚、学びましたね。


ヘレスのクリスマスソングに違う歌詞をのせたこの曲とかなら聴いたことがある人もいるかも?

もしくはこの曲の始まりのとことかも、フラメンコの舞台で使われていたことがあったような。


久しぶりに聴くと、90年台の思い出が押し寄せてくる感じ。私の青春の1ページ。


パコの最後のアルバムにもパリータが参加しています。



向こうで会っているのかな。





2020年10月25日日曜日

ディエゴ・デ ・モラオen セビージャ ギター祭

ビエナル終わったばかりですが、セビージャのギター・フェスティバルでディエゴ・デ ・モラオが弾くというので金曜夜に出かけます。

会場はサラ・トゥリーナ。旧エル・モンテといえばああ、あそこと思う人がいるかも。昔は銀行の財団が持っていて、フラメンコの公演シリーズ、フエベス・フラメンコスが行われていたところ。今はセビージャ市の持つ劇場で、音楽公演が主に行われています。

手指消毒して会場に。ここもビエナル同様、一席おきに座るようになっています。舞台を見てびっくり。反響板が出ているじゃないですか。ということはマイクなし。
全くのソロでの公演です。

ペーニャやタブラオでもマイクを使うところが多い現在、マイクなしでのギターのリサイタルというのは非常に珍しいことであります。うん。ヘレスのフェスティバルのパラシオ、デ ・ビジャビセンシオの公演くらいかな。
このフェスティバルは元々クラシックギターのフェスティバルだったということからそうなったのかな。
いやいや、びっくり。



でも、もっとびっくりしたのはコンサート。歌がないのは椅子がないから想像してたけど、パルマもなかった。全くの一人だけでのコンサート。約1時間、一人だけで弾き続けたのであります。

いやあ、すごかった。なんだろう。異空間に飛ばされたみたい。マイクを使わない生の音には嘘がなく、一つ一つの音に込めたセンティードがまっすぐ心に伝わってくるよう。

バリバリのフラメンコだけが持つ芯があるコンパスを自在に回し、ビセンテ・アミーゴにも通じるような繊細で詩的な旋律を彩る。



シギリージャはどこを切ってもシギリージャという深みがあるし、軽快なサパテアードも、気持ちがいいタンゴも、父モライートのヒット・ファルセータ総出演的なブレリアも、みんなよかったけれど、ソレアが絶品! めっちゃくちゃフラメンコ で、オリジナリティがあって。なんなんだろう、この才能。

パルメーロはいなかったけど、彼が足で取るコンパスがこれまた気持ちいい。音を出さない瞬間も回り続けるコンパス。


Festival de Guitarra Sevilla



 本人的にはすごくナーバスになっている、とトークで語っていたし、確かに大汗かいて、肩をずっと気にしたりしてたけど、観てるこちらは大満足。でございました。


なお、翌日はカニートが1時間のソロの後、ヘスス・メンデスと共演。カニートの時に映画音楽のような曲もマイクなしで。ディエゴとは全く違うコンパス。いや、コンパス外すとかじゃもちろんないんだけど、ディエゴの方がわっかが太いというか。コンパスの回し方も違う。指からの音の離れ方とかも。

ヘススはマラゲーニャ、ソレア、シギリージャ、ブレリア。もうサリーダだけでオレ!なソレアが最高でした。でも伴奏はやっぱヘレスの人の方が、彼が歌うメロディとかよくわかっているから好きかも。


それにしてもこの劇場、いいです。

前回のビエナルでギターのいいリサイタルがいっぱいあったところ。次回のビエナルでは今回のようなマイクなしの、アンプラグドのコンサート見せてくれるとうれしいんだけど。





 

さよなら、スーシ

 歌い手、スーシが亡くなった。

生まれはアリカンテだけど、トリアーナにずっと住んでいて、ご近所ということでばったり会うことも多かったのでまだ信じられない。

そう言われてみれば、最近はあんまり姿をみていなかったかも。1ヶ月くらい前だろうか。ビエナルの開催中だったと思う。近所のテラスでお茶してたのを見てる。

本名エンカルナシオン・アマドール・サンティアゴ。1955年アリカンテ生まれ。マヌエラ・カラスコの夫でギタリストのホアキン・アマドールは兄にあたる。スーシという芸名は、彼女の才能を発掘したパコ・デ ・ルシアの父が名付け、1976年にそのデビュー盤をプロデュースしている。

タブラオにデビューしたのは12歳の時。踊り手としてだった。

70年代から80年代にかけてヒットを飛ばし、ブレリアやタンゴを得意とするフェステーラとして人気だった。





この写真は88年にグラナダで撮影したもの。画像が荒いけど、パルメーロは、エストレメーニョとモレニート?かな。フェスティバルで、他にタティやヘレスのグループ(トルタ、カプージョ、ピカ、マカニータ、トマシートらという今から考えると垂涎もの)が出てた。


私は彼女の鉄火肌なブレリアが大好きだった。このYouTubeのブレリアなんてレコードで最初に聞いて、何回聞いただろう。


でも本人は、本格正統なフラメンコが歌いたいんだと話してくれた。で、私が持っている女性歌手たちの古い録音をカセットテープに録音して渡したこともあった。ある日、フェルナンダが聞きたいという。フェスティバルで一緒になることはあったけど、レコードは持っていないのだという。確かに、生のフラメンコに囲まれているとレコード集めたり、ってしないんだろう、と納得。これもカセットに録音して渡した。その後、コンサートでフェルナンダが歌っていたレトラ歌っているのを聞いたこともあった。他にもカンテ・デ ・レバンテなども歌っていたのを覚えている。

ABC紙では11枚のアルバムを録音し、とあるが、そう言えば、ビセンテ・アミーゴと録音するという話もあったはずだけど、あれは結局潰れちゃったのかな。生よりも、レコードで聴いてた印象が強いけど、ご近所のよしみで親しく話せたのはよかった。そういえば彼女のために公演資料、ドシエ作ったこともあったなあ。あれはどうしたのかな。

日本にも、1993年、トマティートと一緒に小松原舞踊団の招きで来日している。2004年には小島章司公演にも。


このエバ・ジェルバブエナと一緒の写真は、モレンテのニーニャ・デ ・ロス・ペイネス賞授賞式の時のもの。エバが自分のFacebookにアップしてた。2003年のもの。



自分が歳をとっていくと知人の死に遭遇することもそれだけ多くなるのは仕方ないことだとは思うけれど、65歳って若すぎる。



心よりご冥福を祈ります。

2020年10月21日水曜日

ビエナル、ヒラルディージョ賞決定

ビエナルのヒラルディージョ賞が決定しました。*写真は全てBienal Calaudia Ruiz Caro

カンテがペドロ“エル・グラナイーノ”、



バイレはアンドレス・マリン、





楽器はディエゴ・ビジェーガス、

ギターはアルフレド・ラゴス、



作品賞「ファンダンゴ!」、



新人賞パウラ・コミトレ、

伴唱ダビ・ラゴス、

マエステリア賞エル・ペレ、

魔法の瞬間マリア・モレーノ(ソレアの始まりのゆっくりと腕を上げていくところ)。

セビージャ市賞ラファエル・リケーニ。



受賞者のみなさん、おめでとうございます。
作品賞の『ファンダンゴ!』が、アルフレド、ダビ、パウラも含め、4賞受賞というのが素晴らしい。本当にすごい作品なので、皆様にもぜひ観てもらいたいです。ヘレスのフェスティバルで上演決定ということなので(まだプログラムは正式発表されていませんが)できればぜひお越しくださいませ。

2020年10月19日月曜日

フラメンコ10

 今年はフラメンコがユネスコの世界無形文化遺産に制定されてから10年。それを記念して、11月16日のアンダルシア、フラメンコの日を中心に、アンダルシア各地でイベントが開催されます。

11 月にアンダルシアにいるならぜひ。無料のイベントもありますよ。


◇フラメンコ世界無形文化遺産認定十周年記念公演

[問]https://www.juntadeandalucia.es/cultura/flamenco/content/flamenco10


マラガ県

10/28(水)20時

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

[場]マラガ セルバンテス劇場

11/4(水)18時『アフラメンカテ』

[出]〈b〉ホセ・ガラン舞踊団

11/11(水)18時『フラメンクラウン』

[出]〈c〉ラウラ・ビタル

11/16(月)18時『エン・タジェール』

[出]〈b〉レオノール・レアル

11/18(水)18時『アメリア』

[出]〈b〉マレア・ダンサ

[場]マラガ カノバス劇場

11/20(金)21時

[出]〈c〉マヌエル・ロンボ

11/21(土)21時

[出]〈b〉ファルキート

[場]マラガ県アンテケーラ 闘牛場


カディス県

11/6(金)

18時30分『ミランド・アル・スール』

[出]〈c〉ラ・マカニータ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア 市立博物館

18時30分

[出]〈b〉アルムデナ・セラーノ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア エルミタ・デ ・サンタ・クララ

20時『エル・インディアノ(バイレス・デ ・イダ・イ・ブエルタ』

[出]〈b〉ダビ・モラーレス

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア カサ・デ ・インディアス

20時

講演;ホセ・マリア・カスターニョ『血統1;ソルデーラの遺産』

21時『エレンシア・カンタオーラ』

[出]〈c〉ビセンテ・ソト、レラ・ソト

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア ビジャレアル・イ・プルジェラ宮殿

22時『フラメンコ』

[出]〈c〉ホセ・メルセ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア ボデガ・デ ・モラ・デ ・オスボルネ

11/7(土)

12時30分『デズデ・アルカラ』

[出]〈b〉ハビエル・バロン

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア エルミタ・デ ・サンタ・クララ

12時30分

[出]〈c〉ナサレ・カラ

18時30分『カディス・デ ・ラ・フロンテーラ』

[出]〈b〉アンドレス・ペーニャ、ピラール・オガージャ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア 市立博物館

17時『カオティコ』

[出]〈c〉ホセ・ケベド“ボリータ“

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア カサ・デ ・インディアス

17時

マスタークラス;〈g〉ヘラルド・ヌニェス

18時

[出]〈g〉ヘラルド・ヌニェス・トリオ

20時

講演;アントニオ・ベルムデス『アンソニーニ・デル・プエルト、コンパスの100年』

21時

[出]〈c〉アナ・デ ・ロス・レジェス、コラル・デ ・ロス・レジェス

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア ビジャレアル・イ・プルジェラ宮殿

18時半『血統2。ランカピーノの家』

[出]〈c〉ランカピーノ・チーコ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア 市立博物館

20時

[出]〈c〉ロメロ・マルティン

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア カサ・デ ・インディアス

22時

[出]〈b〉ロシオ・モリーナ

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア ボデガ・デ ・モラ・デ ・オスボルネ

11/8(日)

12時30分『リサイタル』

[出]〈c〉ヘスス・メンデス、アントニオ・レジェス

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア エルミタ・デ ・サンタ・クララ

12時30分『血統3;トレースの家』

[出]〈c〉ホセ・デ ・ラ・トマサ、マヌエル・デ ・ラ・トマサ

14時

[出]〈c〉セルー・デル・プエルト

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア 市立博物館

17時

[出]〈b〉ファルーカ、ファルー

[場]カディス県プエルト・デ ・サンタ・マリア ボデガ・デ ・モラ・デ ・オスボルネ

11/12(木)20時『25周年』

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

11/16(月)20時

[出]〈piano〉ドランテス

[場]カディス ファリャ大劇場


グラナダ県

11/9(月)21時

[出]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ

11/14(土)21時『25周年』

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

11/16(月)21時『フラメンコ・リークス』

[出]〈fl、sax〉ホルヘ・パルド、〈b〉カルラス・ベナベン、〈perc〉ティノ・ディ・ジェラルド

11/23(月)21時

[出]〈c〉ランカピーノ・チーコ、ヘスス・メンデス

11/30(月)21時

[出]〈c〉エル・ペレ

[場]グラナダ アランブラ劇場

11/15(日)12時『リハーサル』

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

[場]グラナダ アルハンブラ内カルロス5世宮殿

12/5(土)21時

[出]〈b〉モネタ、〈c〉キキ・モレンテほか

[場]グラナダ アウディトリオ・マヌエル・デ・ファリャ


セビージャ県

11/10(火)21時

[出]〈c〉ホセ・バレンシア、ラファエル・デ ・ウトレーラ

[場]セビージャ セントラル劇場

11/13(金)21時『モロンのギター』

[出]

[場]セビージャ県モロン・デ ・ラ・フロンテーラ ソレダ広場

11/14(土)

[出]〈c〉エル・ボレーコ

[場]セビージャ県マイレーナ・デル・アルコール

11/17(火)21時

[出]〈g〉エミリオ・カラカフェ

[場]セビージャ セントラル劇場

11/24(火)21時

[出]〈g〉アントニオ・レイ、ゲスト〈g〉ディエゴ・デル・モラオ、〈c〉ヘスス・メンデス

[場]セビージャ セントラル劇場

11/28(土)

12時

[出]〈c〉サムエル・セラーノ

13時

[出]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス

[場]セビージャ県カルモナ 市場

11/29(日)

12時

[出]〈c〉ラ・ジジャ

13時

[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ

[場]セビージャ県カルモナ 市場


アルメリア県

11/13(金)18時30分

[出]〈b〉アナベル・ベローソ

11/14(土)20時

[出]〈piano〉ドランテス

[場]アルメリア県ベルハ ミゲル・サルメロン劇場

11/14(土)20時

[出]〈c〉エル・マティ

[場]アルメリア県ベラ アウディトリオ

11/15(日)20時

[出]〈c〉フィナ・デ ・アンヘレス

[場]アルメリア県アドラ アドラ博物館

11/15(日)21時30分

[出]〈g〉トマティート

[場]アルメリア県アドラ 文化センター

11/15(日)20時

[出]〈b〉マヌエラ・カラスコ

[場]アルメリア県ベラ アウディトリオ

12/4(金)

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

[場]アルメリア県 アウディトリオ・マエストロ・パディージャ


ハエン県

11/13(金)20時

[出]〈c〉マヌエル・ロンボ

11/14(土)20時

[出]〈b〉アリア・デル・マル・ラミレス

11/ 15(日)20時

[出]〈c〉フアン・バルデラマ

[場]ハエン県アンドゥーハル プリンシパル劇場

11/27(金)21時

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

[場]ハエン レオノール王女劇場


ウエルバ県

11/14(土)

12時『ウエルバはファンダンゴの香り』

[出]〈c〉ヘロモ・セグーラ、オリビア・モリーナ、〈g〉マヌエル・デ ・ラ・ルス

13時『ボラピエ』

[出]〈c〉ギジェルモ・カーノ

[場]ウエルバ県パルマ・デル・コンダド ボデガ・インファンテ

20時「エントレ・マノス』

[出]〈g〉フアン・カルロス・ロメロ

22時『ロス・ビエントス・ケ・アキ・メ・トラエン』

[出]〈c〉ラ・アルヘンティーナ

[場]ウエルバ県パルマ・デル・コンダド スペイン劇場


コルドバ県

11/14(土)『エントレモス・エン・エル・ハルディン』

[出]〈b〉マリア・パヘス舞踊団

[場]コルドバ グランテアトロ

11/20(金)

20時30分

[出]〈c〉イサベル・ド・ディエゴ

21時30分

[出]〈g〉ラウル・カンティサノ、

[場]コルドバ アンダルシア現代クリエーションセンター


アンダルシア外

11/13(金)19時30分

[出]〈c〉ラ・ファビ、アントニア・コントレラス

[場]マドリード 国立音楽堂

12/11(金)、12(土)

[出]〈b〉アンダルシア舞踊団

[場]バダローナ ソリージャ劇場