2013年5月31日金曜日

バダホスのフェスティバル バダソム



  
ポルトガル国境に面するエストレマドゥーラ地方、
バダホスでの
スペインとポルトガルのミュージシャンたちが共演するフェスティバル、
バダソム。

今年はこのフェスティバルにパコ・デ・ルシアが出演する。
7月10日の開幕を
ファド歌手マリア・べラサルテと共演して飾る。
翌日は
ファドのカルロス・ド・カルモと
エストレマドゥーラのフラメンコたち、
踊りにヘスース・オルテガ、
歌にセリア・ロメーロ、ペドロ・シンタス、パウロ・モリーナらが共演。
12日はフラメンコのアルバムもだしたマラガ出身のスペイン歌謡の歌手、
ディアナ・ナバーロと
ファド歌手カルミーニョ
最終日は
リスボンのエレクトロミュージックのグループ、
ブラカ・ソン・システマと
スペインのポップ歌手マカコが共演。

詳細はこちらで。


今年のこのフェスティバルに

2013年5月30日木曜日

カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル

ムルシア州の小さな町ら・ウニオンで開催される、
おそらくスペイン国内で最も有名なフラメンコ・フェスティバル
カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル。

今年で53回を数えるこのフェスティバルの
プログラムが発表になった。

このフェスティバルの芯をなす
コンクールが生んだ
最大のスター、ミゲル・ポベーダに捧げられる今回の出演者は以下の通り。


◆第53回カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル
8/1(木)23時
[出]〈c〉リカルド・フェルナンデス、〈g〉アントニオ・ムニョス、〈b〉へスース・カルモナ
8/2(金)23時
[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
8/3(土)23時
[出]〈g〉ビセンテ・アミーゴ
8/4(日)23時
[出]〈c〉ディエゴ・エル・シガーラ
8/5(月)23時
[出]〈c〉アルヘンティーナ、〈b〉イスラエル・ガルバン
8/6(火)23時
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
8/7(水)〜9(金)23時
コンクール準決勝
8/10(土)23時
コンクール決勝
[場]ムルシア州ラ・ウニオン カンテの殿堂
[問]www.festivalcantedelasminas.org





2013年5月29日水曜日

フアン・タレガ フラメンコ祭


 
6月になるとアンダルシア各地で
フラメンコ・フェスティバルがはじまります。
その先頭をきるのが
セビージャ郊外ドス・エルマナスの
ペーニャ・フアン・タレガによる
フアン・タレガ・フラメンコ祭。
6月14日22時30分から
ドス・エルマナスのアウディトリオ・ロス・デル・リオで
開催されます。

33回目を迎える今年の出演は
カブレーロ、アルカンヘル、ヘスース・メンデス、
そしてバイレに萩原淳子という顔ぶれ。

入場は招待券によるとのことなので
954726711
に電話で確認を。

2013年5月28日火曜日

コルドバのコンクール

1956年にはじまった
コルドバのコンクール。
3年に1度開催される
この現存する中で最も古い歴史を誇るこのコンクールは
多くのアルティスタたちが生まれている。

そのコンクールが今年もコルドバで開催される。
前回から大幅にルールがかわり、
かつては曲のグループごとに優勝者がでていたが、
今は
カンテ、バイレ、ギター
各部門一人ずつの優勝、そして準優勝者という風になった。

参加できるのは今年18歳から45歳までの人。
カンテそしてバイレは
曲種でわかれた4つのジャンルの曲を一曲ずつ演じなくてはならないし
ギターもソロのほかに伴奏をこなさねばならない。

11月11日から16日まで予選が公開で行われ
そこで選ばれた人は
23日から26日までの決勝に挑み
受賞者は30日のガラにのぞむ。


詳しい参加要項はこちら

前回はカンテがアントニオ・メヒアス、
ギターがアントニオ・レイが優勝。
舞踊部門は該当者なしだった。


ギターとバイレ部門では決勝にフィンランド人、アメリカ人も残っていた。
さて今年は?

2013年5月27日月曜日

スーマ・フラメンカ

マドリード共同体のフラメンコ・フェスティバル、
スーマ・フラメンカ。
今年で8回目を迎えるこのフェスティバルのプログラムが発表された。

劇場公演だけでなく、
タブラオでの公演もプログラムに組み込んでいるというのは
このフェスティバルならでは。

カフェ・デ・チニータス、
カルダモモ、
カサ・パタス、
コラル・デ・ラ・モレリア、
ラス・カルボネーラス、
ラス・タブラス
トーレス・ベルメハス
といったタブラオに、
マルコ・フローレスやオルガ・ペリセなど
名手たちが登場する。
 メイン公演ともいうべき劇場公演は下記の通り。
このほかマドリード共同体内の
アルカラ・デ・エナーレスなどでも公演が行われる。
詳しくはこちらで。



★スーマ・フラメンカ
[場]マドリード アバディア劇場サラ・フアン・デ・ラ・クルス
6/4(火)21時「サガス・デル・フラメンコ」
[出]〈c〉ファミリア・カルボネル
6/5(水)21時「ビエントス・フラメンコす」
[出]〈fl〉ホルヘ・パルド
6/7(金)21時「トラベシア」
[出]〈g〉ヘラルド・ヌニェス
6/8(土)21時
[出]〈b〉カルメン・コルテス
6/9(日)20時「エントラル・カンタンド・エン・マドリ」
[出]〈c〉パコ・デル・ポソ
6/12(水)21時「フラメンカス・エン・ラソンブラ」
[出]〈c〉モンセ・コルテス
6/13(木)、14(金)21時「イ・シン・エンバルゴ、フアン・デ・マイレーナ」
[出]〈g〉エル・ボラほか
6/15(土)21時「ラ・パラブラ・デル・カンテ」
[出]〈c〉フアン・バルデラマ
[問]www.teatroabadia.com

[場]マドリード カナル劇場 サラ・ロハ
6/11(火)20時「センティミエント・フラメンコ」
[出]〈c〉ホセ・メルセ
6/12(水)20時「エン・クラベ・デ・6」
[出]〈b〉ハビエル・バロン、〈c〉エスペランサ・フェルナンデス
6/13(木)20時
[出]〈c〉アルカンヘル
6/14(金)20時
[出]〈c〉アントニオ・カルモナ
6/15(土)20時
[出]〈c〉カルメン・リナーレス

[場]マドリード カナル劇場 サラ・ベルデ
6/12(水)20時30分
[出]〈b〉アソシアシオン・デ・タブラオ・デ・マドリード
6/13(木)20時30分「テンデンシアス」
[出]〈b〉アルフォンソ・ロサ、ニノ・デ・ロス・レジェス、ヘスス・カルモナ
6/15(金)20時30分「ティタニウム」
[出]〈b〉ヌエボ・バレエ・エスパニョール
[問]www.teatroscanal.org





2013年5月26日日曜日

アンダルシア・フラメンコ・センター25周年

ヘレスのアンダルシア・フラメンコ・センターが
開設25周年を迎えた。

1988年5月8日
アンダルシア・フラメンコ財団として設立され、
かつての
ペマルティン宮殿が
フラメンコの資料を集めた図書館とともに
展覧会が開けるホール、
フラメンコの練習ができるスタジオ、
ビデオの上映や講演用のホールのある
フラメンコセンターとなったのだ。

その後
フラメンコ年鑑やレコードをだしたりしたこともあったが、
93年に名前をアンダルシア・フラメンコ・センターと変え、
資料も次々とふえ、練習用スタジオも書庫と変わり、
現在では図書館・展示会場としての役割が主となっている。
 
現在では所蔵資料のデジタル化も進み、
どんな資料があるか、ウエブで調べることも可能。
でもヘレスのテレビ局がとりためたビデオをはじめ、
ここでしかみることのできない資料も多い。

ヘレスを訪れたら一度は尋ねたいところである。


2013年5月25日土曜日

フラメンコの白夜enコルドバ

コルドバ市内各所で行われるライブをめぐり
夜通しフラメンコを楽しめる
ノーチェ・ブランカ・デ・フラメンコが
今年も開催される。

6月22日
22時
テンディージャ広場での
エル・ペレのコンサートにはじまり
コレデーラ広場での
ライムンド・アマドール、チェロキー、ロス・カジ、
ヘロニモ・パエス広場での
アルヘンティーナ
アバデス広場の
ファラ・シラ、
ポトロ広場での
ダビ・パロマール、
サン・フランシスコ広場での
舞踊学校生徒、
トゥリンフォ広場での
リア、
そして最後はメスキータの
オレンジの中庭でマリナ・エレディアと続く。

なおその前日21日には
1936年生まれのバイラオールで舞踊教師
アントニオ・モンデハルへのオマージュがあり
アントニオ・マルケスや愛弟子ホセ・セラーノも出演予定とのこと。



2013年5月24日金曜日

ニーニョ・ミゲル逝く

5月23日の午後、
ギタリスト、ニーニョ・ミゲルがウエルバの病院で亡くなった。
4月初めに入院し一度は退院した者の
4月23日に再び入院していた。

本名ミゲル・ベガ・デ・ラ・クルス。
1952年ウエルバ生まれ。
父のギタリストミゲル“エル・トマテ”に手ほどきを受け
73年ヘレスのペーニャ、
ロス・セルニカロス主催のギターコンクールで名誉賞を受賞し
75、76年にリリースしたソロアルバムは
フラメンコギターの歴史に残るものだ。

現代的なテクニックと黒い音が共存する彼のギター。
ギタリストのためのギタリストでもいうべき存在。


私が初めて彼に会ったのは
ドラッグで町の弾き語りに身をやつしていた頃。
ウエルバの旧市街をおんぼろギターを手にさまよう日々。

そんな中
セビージャのエル・モンテ文化センターで彼が弾いたことがある。
2005年3月10日のことだ。
いつものおんぼろギターではなく
借りてきた名器を手に
ギターをいとおしむようにいつまでも弾いていた彼。
予定の時間を過ぎてもやめないので
係員がやってきて無理矢理そでにひっこまされた。
あのときの響きは今も心に残っている。


数年前、リハビリセンターに入り健康をとり戻していたという。
2009年には彼についてのドキュメンタリーが制作され
2011年には大規模なオマージュ、
彼に捧げるコンサートが開催された。

フラメンコたちに本当に愛されていたフラメンコの中のフラメンコだ。
冥福を祈る。

彼の通夜はペーニャ・フラメンカ・デ・ウエルバで行われ
甥にあたるトマティートをはじめ、
アルカンへ宇やアルヘンティーナといったウエルバのアルティスタが駆け付けた。
翌日ウエルバのソレダ墓地に葬られた。

2013年5月22日水曜日

アルバカーキ国際フラメンコ祭


アメリカ、ニューメキシコ州の都市、
アルバカーキで
6月10日から15日まで
1987年にはじまった歴史のあるフラメンコ祭で今年も充実のプログラム。
出演者によるクラスなども多数。
舞踊だけでなくギターやパルマ、歴史等も。

出演は下記のとおり。
   
★第26回アルバカーキ国sフラメンコフェスティバル
6/10(月)20時「デ・フラメンカス」
[出]〈b〉マルコ・フローレス
[場]Rodey劇場
6/11(火)19時30分「ジョ・ミスモ」
[出]〈b〉イバン・バルガス
[場]Kimo劇場
6/11(火)21時30分
[出]〈c〉トマス・デ・ペラーテ、〈g〉アルフレド・ラゴス
[場]Kimo劇場

6/12(水)20時
[出]〈b〉カリメ・アマジャ、エル・フンコ
[場]Rodey劇場
6/13(木)20時「ラ・エダ・デ・オロ」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン
[場]Rodey劇場
6/14(金)20時「フィエスタ・フラメンカ」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン、マルコ・フローレス、イバン・バルガス、カリメ・アマジャ、エル・フンコ
[場]ナショナル・イスパニック文化センター
[問]http://ffi26.org/




2013年5月21日火曜日

第3回アルメリア舞踊祭



アンダルシアの東の端、
ムルシア地方に接するアルメリア。
その県都で
7月8日から12日まで
第3回アルメリア舞踊祭が開催される。

8、9日には
10、11日には
ルベン・オルモが審査委員長をつとめる
そして最終日には
サラ・バラス舞踊団公演
が予定されている。

2013年5月20日月曜日

ラ・チョニ セビージャ公演

3年前のビエナルで初演。
その後、ロペ・デ・ベガ劇場、
キンテーロ劇場と
どこも満員御礼だった
人気作品
「ラ・グロリア・デ・ミ・マレ」
アルティスタとそのお母さんのあれこれを描いた
演劇的フラメンコ。
アルティスタを演じるラ・チョニ、
その母を演じる俳優フアンホ・マシアス、
そして歌い手のアリシア・アクーニャと
ギタリスト、ラウル・カンティサノは
伴奏の傍ら、
マネージャー夫妻をも演じる。
笑いとペーソスで
セビージャだけでなくスペイン各地で人気の舞台。
これまでにビエナルで初演された作品の中でも
最も、とはいわないが、
再演回数でベストテンに入るのはたしかだろう。

この作品がセビージャ大学文化センター
CICUSで6月20日22時半から上演される。

台詞がけっこうある舞台で
台詞で大笑い、というシーンもあるから
スペイン語がわかるにこしたことはないが
わからずともだいたいの物語は伝わるはず。

写真 Felix Vazquez

2013年5月19日日曜日

ミステーラ祭

セビージャ県
ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカは
セビージャから南、すなわちカディス方向に行ったところにある
農業の町。
この町名物の甘いワイン、ミステーラにちなんだ名前をもつ
フラメンコ祭、
フェスティバル・デ・ラ・ミステーラ。

今年で40周年を迎えるこの伝統のフェスティバルのプログラムが発表された。


6月4日(火)22時
「ロルカ・イ・エル・フラメンコ」
フラメンコ学校の先生と生徒

6月5日(水)22時
ベネンシア・フラメンカ賞受賞
〈b〉パロマ・ファントバ

6月6日(木)22時
「ポル・ロス・リンコネス」
〈c〉ホセ・アンヘル・カルモナ、〈g〉フアン・レケーナ、
ゲスト〈b〉ロシオ・モリーナ

6月7日(金)22時
「エル・バイレ・デ・ベレン・マジャ」
〈b〉ベレン・マジャ、
〈c〉ホセ・アニージョ、〈g〉ミゲル・ペレス

6月8日(土)22時
「ドス・グランデス・マノ・ア・マノ」
〈c〉エル・ペレ、ホセ/バレンシア
〈g〉アントニオ/パトロシニオ

セビージャ県ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ 市立劇場
☎955812143


2013年5月18日土曜日

第2回ビジャロサ舞踊コンクール

マドリードのタブラオ、ビジャロサ
町の中心地、プエルタ・デル・ソルの東南、
サンタ・アナ広場の北西の角、
昔のホテルビクトリア、現在のホテルミーの右隣にある古い店。
表の壁を飾る、美しいタイル画に覚えがある人もいるだろう。


かつては
カフェ・カンタンテの時代からタブラオへと代わる時代の
コルマオ、フラメンコが聴ける居酒屋で
多くの歌い手たちが足跡を残した歴史的な場所。
それがタブラオとなり、セビジャーナスバルとなり、
ディスコとなり。。。
そして数年前、
タブラオとして新装オープンした。

元スペイン国立バレエ団の
ジョナタン・ミロを芸術監督に、
マルコ・フローレスやダビ・コリア、
インマクラーダ・アランダなど、
実力派若手ダンサーが出演。
通常踊り手3人に
歌い手、ギタリスト一人ずつというコンパクトな構成で
伝統的なタブラオよりも
手軽に気軽にショーを楽しむことができる。


このタブラオが主催するコンクールが去年に引き続き今年も行われる。


18歳から26歳のプロ、アマチュアの舞踊家を対象とし、
1位は賞金1200ユーロとタブラオへの1週間の出演、
2位は800ユーロとアモール・デ・ディオスでのレッスンを授与される。

ビデオ審査によって16名にしぼられた出場者は
4人ずつ
7月13、14日、20、21日の午後に準決勝として
一人一曲ずつ踊り、
その結果残った4人が
7月28日の決勝に挑むという次第。

昨年はメキシコ人バイラオーラ、トリアーナ・マシエル
2位はマリナ・ペレアだった。

さて今年は?

なおコンクール詳細はこちら




2013年5月17日金曜日

バルセロナ シウタ・フラメンコ

昨年小島章司が出演した
今年も
5月23日から26日まで
マルカ・デ・フロレスを舞台に開催される。


今年の主な出演者は以下の通り。

5月23日(木)21時30分
「ダンサオーラ・ビナティカ」
〈b〉ロシオ・モリーナ

5月24日(金)
20時
〈b〉マリア・ムニョス・マルペロ、〈c〉ニーニョ・デ・エルチェほか
21時30分
「システマ・タンゴ」
〈c〉トマス・デ・ペラーテ、〈g〉エミリオ・カラカフェほか
「フリーアートアンサンブル」
〈b〉ソニア・サンチェス、ほか

5月25日(土)
20時
「ロマンセス」
〈b〉ラファ・エステベス、バレリアノ・パーニョス、〈c〉サンドラ・カラスコ
21時30分
「パンソーリ・ミーツ・フラメンコ」
〈c〉アルバ・カルモナ、サラオ、〈g〉マルタ・ロブレスほか
「ロンペカベサス」
〈c〉ドゥケンデ、〈g〉チクエロ、〈b〉ダビ・ロメーロほか

5月26日(日)12時
「ロ・ケ・ノス・ケダ・デ・カルメン」
バルセロナ市立楽団
〈b〉特別協力エバジェルバブエナ
音楽学校舞踊家の生徒たち
演劇学校の生徒たち

ほかにも先鋭的な作品の無料上演や映画上映などが行われる

2013年5月16日木曜日

国立バレエ団新作「ソローリャ」

スペイン国立バレエ団
待望の新作
「ソローリャ」
その世界初演が
6月12日から30日まで
マドリードで行われる。



ソローリャはバレンシア生まれの画家。
生涯に2200以上の作品を残した。
スペイン印象派とも光の画家ともいわれ、
海辺に遊ぶ人々を描いた絵で広く知られている。

その彼がニューヨークのイスパニックソサエティからの依頼で制作した連作
「ビジョン・オブ・スペイン」。
スペイン各地の風物を描いたこの絵たちにインスパイアされて
制作されたのが今回の作品。

たとえば、この絵を見たことのある人も多いのではなかろうか。
"El Baile"
この絵がポスターの瞳の中にうつっている。


アラゴンのホタやガリシア地方のムニェイラ、バスク舞踊、
そしてフラメンコ、クラシコ・エスパニョール、
エスクエラ・ボレーラと
スペインの豊かな舞踊の数々を
みせてくれる作品だそう。

その稽古のビデオはこちら。
国立バレエ団のダンサーたちには
コンセルバトリオ(公立舞踊学校)で
バレエや民族舞踊を学んで来たという基礎があり
現在もレッスンを欠かさないので
その動きが本当に美しい。


振付は民族舞踊が
アランチャ・カルモナとミグエル・フエンテ、
フラメンコはマヌエル・リニャン、
そしてクラシコとボレーロがバレエ団監督アントニオ・ナハーロ。


公演会場はマタデーロ.
昔は屠殺場だったという文化センター。
その中のナーベ・エスパニョール。
開演は20時30分で(21日のみ19時30分)月曜休演。

入場料は火水木が18ユーロ
金土日が24ユーロ。


入場券はこちらから


2013年5月15日水曜日

MAX賞最優秀男性舞踊手にマヌエル・リニャン


5月13日、MAX賞の授賞式が行われ、
最優秀男性ダンサーに
グラナダ生まれのフラメンコダンサー、
マヌエル・リニャンが選ばれた。

これはテレサ・ニエト振付作品
「タシータ・ア・タシータ」での
演技によるもの。

なお今回のMAX賞では
舞踊作品、振付、最優秀女性ダンサー賞と
全部門をこの作品が受賞した。


テレサ・ニエトはコンテンポラリーのダンサーだが
94年にアントニオ・カナーレスのカンパニーに振り付け、
その後、カナーレスのカンパニーメンバーと
アリエリートというカンパニーをおこすなど
フラメンコ/スペイン舞踊との関係も深い。
受賞作にも
フロレンシオ・カンポ、パトリシア・トレロという
元カナーレス舞踊団のメンバーや
オルガ・ペリセ、ダニエル・ドーニャ、クリスティアン・マルティン等が参加している。

2013年5月14日火曜日

アンダルシア舞踊団セビージャ公演

5月22日から26日まで
セビージャのセントラル劇場で
アンダルシア舞踊団の公演が行われる。
演目は
「ジャント・ポル・イグナシオ・サンチェス・メヒアス」

昨年夏、グラナダのアルハンブラ内の野外劇場で初演された、
ロルカの詩に想を得た作品だ。

公演は水曜から日曜までの5公演、
開演は21時(日曜のみ20時)
入場券は17ユーロ。



なおこの公演、
入場券前売りサイト、
ティケットマスターやFNACの会員には
1枚分の料金で2枚買えるというキャンペーン中だそう。

行く予定がある人は会員になってみる?


っsか

2013年5月13日月曜日

ピティンゴのコンサート



ピティンゴのコンサートが
5月24日から
セビージャ郊外
アルカラ・デ・グアダイラの

本名アントニオ・マヌエル・アルバレス・ベレス。
ウエルバ県アヤモンテの出身で
タブラオ、トーレス・ベルメハスなどでの舞踊伴唱
ソウルとフラメンコのミックスで一般の人気も獲得した。

今回のコンサートでは
ソレア、マラゲーニャ、ブレリアといった純粋フラメンコから
一斉を風靡したヒット曲まで幅広くきかせるそう。

なお伴奏はフアン・アビチュエラの長男、
元ケタマのフアン・カルモナ。
入場料20と25ユーロ。

なお25ユーロの席は現在
レッツボーナスで割引になっていて14ユーロとお得。

2013年5月12日日曜日

アラアルのペーニャ


パボン家のルーツがある、
セビージャ県アラアル村の
ペーニャ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネスで
第19回パストーラ・パボン“ニーニャ・デ・ロス・ペイネス”記念イベントが開催。

5月17日は
ABCセビージャ紙の批評家アルベルト・ガルシア・レジェスの講演のあと
アントニオ・レジェスのカンテリサイタル。
5月18日は
コレオ・デ・アンダルシア紙のマノロ・ボルケスの公演のあと
マリア・モレーノの舞踊。

最終日19日はお昼に
若手のコンサート。

2013年5月3日金曜日

カナーレスをタブラオで!

5月17日から
アントニオ・カナーレスが
マドリードのタブラオ、コラル・デ・ラ・パチェーカに出演するそうです。

1971年に開店したこの店は
レアル・マドリードの本拠地、
サンティアゴ・ベルナベウの裏手を北に上がった、
フアン・ラモン・ヒメネス通りにあります。
ほかの老舗タブラオがみな、中心地にあるので
一人ではちょっと行きにくいこともあって
アフィシオナードにもあまりなじみがないかも?

かなり大きな店で1500平米。
ショーは22時。
通常、飲み物付きで30ユーロと
マドリにしては安めの値段設定です。
カナーレス出演のときは上がるのかな?
上がらないなら劇場公演よりもお得な感じかも。

なおほかにも下記のように、
けっこうすごい出演者。
タブラオ、あなどれませぬ。


〈b〉ペペ・フローレス、パブロ・フライレ、ラウル・オルテガ、
エル・タチュ、モニカ・ロメーロ、スーシ・パッラ
〈c〉グアディアナ、サウル・キロス、
マイテ・マジャ、フアンホ・ガバッレ、
〈g〉ヘスース・デル・ロサリオ、ホセ・ロメーロ
〈perc〉ルキ・ロサーダ