スペインに数あるフラメンコのコンクールの中でも
もっとも歴史の古いもののひとつ
(開始年はコルドバの方が古いが
コルドバは3年に1回なので回数ではスペイン一)
ムルシアのラ・ウニオンで開催される
カンテ・デ・ラス・ミーナスのコンクール
この地方の歌とされるミネーラ、
タランタ、レバンティカなど
カンテ・デ・ラス・ミーナス
鉱山の歌といわれるカンテの部門が細かく分けられており
ギターと舞踊にもミネーラやタラントなどが必須、
という個性的なコンクールだ。
今年の準決勝参加者は以下の通り
(部門別出演順/かっこ内は演奏曲)
カンテ
アナ・マリア・ガルシア・カロ(ミネーラ、タランタ、ペテネラ)
マリア・クリスティーナ・ソレール・ガゴ(ミネーラ、カルタへネーラ、グラナイーナ、グアヒーラ)
“ニーニョ・デ・アウロラ”(ミネーラ、カルタへネーラ、マラゲーニャ)
ペドロ・シンタス(ミネーラ、タランタ、シギリージャ)
ヘスース・コルバチョ(シギリージャ、ソレア、ブレリア)
フアン・アントニオ・カミノ(ミネーラ、カルタへネーラ、ソレア、シギリージャ)
エバリスト・クエバス(ミネーラ、カルタへネーラ、タランタ、マラゲーニャ)
ラ・ディビ(マラゲーニャ、アバンドラオ、カンティーニャス)
セバスティアン・クルス(ソレア、マラゲーニャ)
ペドロ・ペラルタ(ミネーラ、タランタ、ハレオ)
ギター
フアン・ルイス・カンポス(タランタ、グラナイーナ)
アントニオ・デル・ガストール(タランタ、ブレリア)
ベレン・ノベリ(タランタ、マラゲーニャ)
アルベルト・ロペス(タランタ、アレグリアス)
舞踊
アントニオ・バスケス・ベガ(タラント、アレグリアス)
マリベル・ラモス“サンブラ”(タラント、アレグリアス)
シンシア・カーノ(タラント、アレグリアス)
ヘスース・カルモナ(タラント、ソレア)
“エル・ナノ”(タラント、ソレア・ポル・ブレリア)
インストゥルメンタル
アナ・マリア・コブレ(バイオリン/タランタ、シリアブ)
アルフォンソ・アロカ(ピアノ/タランタ、ブレリア)
オスカル・マヌエル・ゴメス(フルート/ブレリア、ミネーラ)
カンテのヘスース・コルバチョやバイレのマリベル・ラモス等
来日経験のあるプロも多く参加していますね。
ギターのアントニオ・デル・ガストールはたしか
数年前の優勝者ガストール・デ・パコの弟。
賞の行方が気になるところです。