2012年4月30日月曜日

パリ ラ・ヴィレット公園フラメンコ祭

パリのラ・ヴィレット公園で
フラメンコのフェスティバルが行われます。

公園で?
はい。
公園で。
でも公園の中にホールがあるんですね。

このフラメンコ祭のあとには
日本で話題になったシディ・ラルビ・シェルカウイの「テヅカ」も上演されるそう。
うむ、こっちも気になるな。

でこのフェスティバル。
毎日、ふたつの作品が公演されるというのがちょっと面白い。




★ラ・ヴィレット公園フラメンコ祭
5/3(木)19時
[出]「マジャ」〈b〉ホセ・マジャ「デ・ファルーカ・ア・ファラオーナ」〈b〉ファルーカ、ファラオーな、カルペータ、
5/4(金)19時
[出]〈piano〉ディエゴ・アマドール、「エストレモ・ホンド」〈b〉モネータ
5/5(土)17時
[出]「パストーラ」〈b〉パストーラ・ガルバン、「デ・ラ・ティエラ」〈b〉アントニオ・エル・ピパ
[場]フランス パリ ラ・ヴィレット公園
[問]http://www.villette.com/fr/

2012年4月29日日曜日

今日は国際ダンスデー 舞踊の日

4月29日というと昭和な人には
天皇誕生日
でしょうけれど
実はこの日は
ユネスコ制定の国際ダンスデー

スペインではこの日の近辺に各地でイベントが行われます。
舞踊学校の生徒たちのデモンストレーションなどもあるみたい。

日本でもあるのあかな?

舞踊の日を記念して
私の大好きな作品「ドゥーナス」のビデオをご紹介。
マリア・パヘスとシディ・ラルビ・シェルカウイ

ビジュアルもさることながら
シェルカウイのすごさに魅了されました。
あれは2年前のビエナルのこと。



フラメンコだけでない舞踊の世界をかいま見せてくれる
世界を広げてくれる作品です

2012年4月28日土曜日

アルバカーキ国際フラメンコ祭


25年前にはじまったアメリカは
あるバリカーキのフラメンコ国際フェスティバル。
今年は25周年を記念して充実のプログラム。

アデラとラファエル・カンパージョ、
アルフォンソ・ロサ、オルガ・ペリセ
そしてパストーラ・ガルバン

公演だけでなく
クラスも行い
最終日は出演者全員が同じステージに立つ。

いいなあ。




★アルバカーキ国際フラメンコ祭
6/10(日)20時
[出]〈b〉アデラ・カンパージョ、ラファエル・カンパージョ、〈c〉ホセ・バレンシア、ヘロモ・セグーラ、〈cajon〉ホセ・カラスコ、〈g〉フアン・カンパージョ、ダビ・バルガス
[料]3060ユーロ
6/11(月)
[出]〈b〉アルフォンソ・ロサ、バネサ・コロマ、タマラ・ゴンサレス、〈c〉マヌエル・タニェ、〈g〉パコ・クルス、パコ・エレディア
[料]3060ユーロ
6/12(火)「ロサ、メタル・イ・セニサ」
[出]〈b〉オルガ・ペリセ、〈c〉ミゲル・ラビ、ミゲル・オルテガ、ホセ・カルモナ、〈g〉ハビエル・パティノ、〈g〉アントニア・ヒメネス、〈palmas〉ヘスース・フェルナンデス
[料]3060ユーロ
6/13(水)
[出]ジ・アメリカン・フラメンコ・レパートリー・カンパニー
[料]2040ユーロ
6/14(木)「パストーラ」
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン、〈c〉ホセ・バレンシア、クリスティアン・ゲレーロ、〈g〉ラモン・アマドール、〈palmas〉ボボーテ
[料]3060ユーロ
6/15(金)「フィエスタ・フラメンカ」
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン、アデラ・カンパージョ、ラファエル・カンパージョ、オルガ・ペリセ、アルフォンソ・ロサほか
[場]アメリカ ニューメキシコ州アルバカーキ ニューメキシコ大学 ロディ・シアター
[料]40~90ユーロ
[問]http://www.ffi25.org

2012年4月27日金曜日

モン・デ・マルサン/フラメンコ祭


フランスの老舗フェスティバル、
モン・デ・マルサン/フラメンコ祭。

その今年のプログラムが発表された。


公演もさることながら
毎年開催されるクルシージョも好評。
今年もバイレ、ギター、カンテの各クラスが開講される。
バイレではマヌエラ・カラスコやマリア・デル・マル・モレーノ、
ギターではフアン・レケーナやエウヘニオ・イグレシアス、
カンテはヘスース・メンデス、
カホンはホセ・カラスコ、
コンパスはボボーテら、
有名アーティストらも講師に。

フランス中はもとより
広くヨーロッパから生徒が集まってくるそうな。




★モン・デ・マルサン・フラメンコ祭
7/2(月)~7(土)
7/2(月)21時「メタフォラ」
[出]〈b〉アンダルシア・フラメンコ舞踊団+パストーラ・ガルバン、ロシオ・モリーナ
[場]フランス モン・デ・マルサン エスパス・フランソワーズ・ミッテラン
7/3(火)19時30分
[出]「ソルダ」〈b〉ニーニャ・デ・ロス・クポネス、「ア・ティエンポ」〈c〉ロサリオ・ラ・トレメンディータ、〈b〉ロシオ・モリーナ
[場]フランス モン・デ・マルサン カフェ・カンタンテ
7/4(水)10時30分、15時30分「ロス・ムシコス・デ・ブレネス」
[出]ブオ・イ・マラビージャ劇団
7/4(水)20時「オメナへ・ア・ロス・グランデス」
[出]〈b〉ラ・ファルーカ
7/5(木)19時30分
[出]「マリア・ルイサ公園」〈g〉ラファエル・リケーニ、「デ・サンティアゴ・ア・ラ・プラスエラ」〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
7/6(金)19時30分
[出]「エンカンタドス」〈c〉ダビ・ラゴス、エル・ロンドロ、「ススピロ・フラメンコ」〈b〉マヌエラ・カラスコ
7/7(土)19時
[出]〈b〉ファミリア・デ・ロス・レジェス
[場]フランス モン・デ・マルサン カフェ・カンタンテ
[問]http://arteflamenco.landes.org/

2012年4月26日木曜日

ウエルバでのフラメンコ




コロンブスが出航した港のある、
ウエルバ県パロス・デ・ラ・フロンテーラ。
そこにある野外劇場での夏の公演のプログラム。

ポップやロック、お笑いなどとともに
フラメンコも2公演。
今やスペイン一の人気を誇るミゲル・ポベーダと
セビージャの新進カンタオーラ、ロサリオ・ラ・トレメンディータ。

夏の夜風にふかれてフラメンコを楽しむ、
そんな季節です。


★ウエルバでのフラメンコ
6/30(土)22時30分
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
[料]27.75ユーロ
8/11(土)22時30分
[出]〈c〉ロサリオ・ラ・トレメンディータ
[料]15ユーロ
[場]ウエルバ県 フォロ・イベロアベリカーノ・デ・ラ・ラビダ
[問]www.dipuhuelva.es 前売りwww.elcorteingles.es

2012年4月25日水曜日

バダホスでのフラメンコ


 フラメンコはアンダルシア生まれ。
でもアンダルシア以外でもフラメンコとゆかりが深い地方がある。
エストレマドゥーラもそのひとつ。

エストゥレマドゥーラのハレオ、
ハレオ・エストレメーニョやタンゴなど
独特のスタイルが生まれた。

そのバダホスに昨年オープンしたサラ・ドレー。
フラメンコの公演も定期的に行っています。

5月は毎週木曜日。
それに加えて6日にはカナーレスの公演も行われる。
グアディアナ、ラモン・エル・ポルトゥゲスの兄弟は
マドリード在住だけど
生まれはエストレマドゥーラ。
故郷に錦、でありますね


★バダホスでのフラメンコ
5/6(日)20時30分
[出]〈b〉アントニオ・カナーレス、〈g〉アントニオ・サンティアゴ、ルベン・ロメーロ、〈c〉エル・ガジ、パウロ・モリーナ
5/10(木)22時30分
[出]〈c〉グアディアナ
[料]12ユーロ(前売り10ユーロ)
5/17(木)22時30分
[出]〈c〉ペドロ・シンタス、〈g〉フアン・バルガス、フアン・マヌエル・モレーノ
[料]10ユーロ(前売り8ユーロ)
5/24(木)22時30分
[出]〈g〉エル・パケーテ
[料]12ユーロ(前売り10ユーロ)
5/31(木)22時30分
[出]〈c〉ラモン・エル・ポルトゥゲス
[料]12ユーロ(前売り10ユーロ)
[場]バダホス サラ・ドレー
[問]www.saladore.es ℡627992441

2012年4月24日火曜日

エンカルナ・アニージョのクルシージョ

カディス出身のカンタオーラ、
エンカルナ・アニージョのクルシージョが来週セビージャで開催される。

4月30日から5月3日までで
インプロの鍵についてのクラスは13時から14時
カンテのクラスは16時半から18時で
セビージャのサン・ルイス通りにある
スタジオ、プラネータ・プロピオ。

受講希望者は
encarnitaanillo@hotmail.com
に直接申し込みのこと。




2012年4月23日月曜日

ビルバオのフラメンコ BBK


フラメンコはアンダルシア生まれ。
北スペインの人はフラメンコなんてぜーんぜん知らない。

と言われています。
実際、北スペイン出身のフラメンコ・アーティストは少ないし
愛好者も少ない、でしょう。
でもまったくフラメンコがないわけではありません。

ビルバオのフラメンコ愛好者たちが動き
地元の銀行にはたらきかけ
実現させたフラメンコの公演シリーズ
“BBKフラメンコ”

今年も銀行のホールで開催されます。
いつもながらになかなか豪華なプログラム。

なおこの銀行
ヘレスのアーティストを集めたCD
「ムヘレス」「VROS」
などのCD制作もサポートしてます。
すごいよね。


★BBK フラメンコ
5/2(水)20時「ラ・ムシカ・デ・エスペホス」
[出]〈c〉マリナ・エレディア、〈g〉ホセ・ケベド 
5/16(水)20時「REW」
[出]〈b〉マヌエル・リニャン、ダニエル・ドーニャ、クリスティーナ・デ・ベガ、ヘスース・フェルナンデス、エスティバリス・バローソ、フアン・ペドロ・デルガド、アグエダ・サアベドラ、クリスティアン・マルティン、アナベル・モレーノ、ウーゴ・ロペス、ルシア・グアルニド、アドリアン・サンタナ、〈c〉フアン・デベル、〈g〉アルカディオ・マリン
5/30(水)20時
[出]〈c〉マヌエル・アグヘータス、〈g〉マヌエル・バレンシア、[講演]ホセ・マリア・カスターニョ
6/13(水)20時
[出]〈g〉ハビエル・コンデ、ホセ・アントニオ・コンデ、[講演]ノルベルト・トーレス
6/27(水)20時「
[出]〈b〉ハビエル・バロン、〈c〉ミゲル・オルテガ、ホセ・バレンシア、〈g〉ハビエル・パティーノ、リカルド・リベラ、〈palma, b〉ダビ・ペレス、チョロ
[場]ビルバオ サラ BBK
[料]10ユーロ
[問]www.bbk.es

2012年4月22日日曜日

コルドバギター祭

7月恒例
コルドバのギター・フェスティバル。

今年のフラメンコ公演は以下の通り。

例年に比べちょっと小ぶり?




★第32回コルドバ・ギター祭(フラメンコ公演のみ)
7/7(土)21時30分「ペルスペクティーバス」
[出]〈b〉メルセデス・ルイス
7/9(月)21時30分
[出]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
7/11(水)21時30分「メタフォラ」
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
7/12(木)21時30分「アナルティスタ」
[出]〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[問]http://www.guitarracordoba.org/

2012年4月21日土曜日

アラアルでのフラメンコ・クルシージョ


セビージャからマラガ街道を東に。
ニーニャ・デ・ロス・ペイネスゆかりの町、アラアル。
オリーブの木に囲まれたこの町のフラメンコ祭
「アル・グルグー」で
今年初めてクルシージョが開催される。

エスペランサ・フェルナンデスと
ミゲル・バルガスの
セビージャ・フラメンコ芸術センター主催のクルシージョは5日間。
2クラス以上の受講は2クラス目が1割引となる。
フェスティバル公演の金曜土曜の入場料が2割引。

なおフェスティバルのプログラムはまだ発表されていない。




◆第1回アルグルグー国際コース
6/10(日)~15(金)
6/10(日)21時 ウエルカムショー/〈c〉エスペランサ・フェルナンデス
6/11(月)~15(金)
[教]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス
[内容]10時~11時30分舞踊家のためのカンテ/初中級「カーニャ」150ユーロ、11時30分~13時中上級「シギリージャ」150ユーロ
[教]〈b〉ミゲル・バルガス
[内容]11時30分~13時初中級「カーニャ」135ユーロ、13時~14時30分中上級「シギリージャ」150ユーロ
[教]〈perc, palmas〉ホセ・フェルナンデス
[内容]14時30分~16時「テクニックとコンパス」120ユーロ
[教]〈g〉ミゲル・アンヘル・コルテス
[内容]12時~13時30分「カーニャス」140ユーロ
[場]セビージャ県アラアル 市立音楽舞踊学校カサ・デル・アイレ
[問]http://www.centroflamencodesevilla.com/

2012年4月20日金曜日

ファルー エシハ公演


現在、パコ・デ・ルシアとともに
アメリカをツアー中のファルー。

5月17日はセビージャ県エシハで
弟カルペータとともに公演。

エシハはアンダルシアのフライパンとよばれる
アンダルシアでもいちばん暑いといわれる町。
セビージャからコルドバに行く道沿いの
盆地のような場所にある。

一昨年もパコとの共演で
すばらしい舞台をみせてくれた彼。
ソロでの舞台も楽しみだ。

2012年4月19日木曜日

フラメンコ白書

フラメンコ白書がマラガで発表された。

これはアンダルシア・フラメンコ研究所によるもので
書物ではなく
ウエブ上で展開され
どんどん更新されていくとのこと。

雑誌「ヌエバ・アルボレア」を全巻みることができるほか、
昨年行われたフラメンコ国際会議の模様や
研究論文なども読むことができる。

フラメンコの現在
というセクションにあるフラメンコの地図では
世界中のフラメンコ関係の場所が紹介され
日本のスタジオなどもいくつか掲載されている。
(その基準は全くをもって不明だし不明確だが)


これからの展開に期待!

2012年4月18日水曜日

アンダルシア舞踊団セビージャ公演

セビージャのセントラル劇場での
アンダルシア舞踊団公演。
17日の初日の客席は
アンダルシア舞踊団の元監督、
クリスティーナ・オヨスやホセ・アントニオをはじめ、
マティルデ・コラル、マノロ・マリン、
ミラグロス・メンヒバル、
フェルナンド・ロメーロ、
エスペランサ・フェルナンデスら
アーティストたちがずらり。

残念ながら満員ではなかったものの
ロビーもはなやか。

ヘレスのときよりも全体的によくなっている。
照明も明るくなり
アーティストの出入りも整理されていて
スピード感がでている。
一度観たから?
それもあるかもしれない。
でも舞踊団も何度も同じ作品を公演することで
作品にもなれて、作品としても練れてきたということもあるだろう。

第一部はやはりパストーラ・ガルバンにつきる。
セビージャのアイレたっぷり。フラメンコ性たっぷり。
彼女を観るだけでもこの作品観に行く価値がある。
アレグリアスの群舞の、いかにもマティルデ・コラルという、
シンプルで雰囲気たっぷりの、レトロな振付けも二重丸。

第二部のルベンのソロ。
この人の腕の、なにかをいつくしむような繊細な動きが美しい。
バレエ的な動きが主体だがルベンならではの世界だ。
民族舞踊風の振付けも初演よりずっとこなれている。
但し衣装は?
今風におしゃれにを心がけたのだろうが学芸会のよう。
衣装は全体を通して?ですね。

ヘレスでの初演のときにも書いたが、
第一部のゲスト・アーティストであるパストーラの衣装の色が
常に群舞よりも暗い色で一緒にいるとき
より映えるべきところが沈んでしまう。
衣装自体はサラオので
美しいんだけれど色が問題。

衣装の担当はいったい誰?
と思ってプログラムをみたら
第一舞踊手のエドゥアルド・レアルであるという。
踊り手でも自分の作品の衣装をデザインする人はいるけれど
今回はもっと他に適者がいたのではなかろうか。

あと音楽。
第二部のラベルやらアルベニスやらショスタコビッチやらのいいとこどり風の音楽は
やっぱり頂けない。
第一部のダビ・カルモナのフラメンコはマノロ・サンルーカル風でいいんだけどね。

第二部をしょってたつのはロシオ・モリーナ。
この人の動きのすごさ。
今日から彼女が出ないそうで、さて。
どうなるんでしょう。


というわけで
2回目観に行った甲斐はありました。
今週ずっとセビージャのセントラル劇場でやっています。
よかったら。

2012年4月17日火曜日

Yunkoと仲間たちen Sevilla

セビージャと日本を行ったり来たりの
萩原淳子が日本の仲間たち、
浅見純子、市川幸子
とともに
セビージャはアラメーダの
カハ・ネグラの舞台に立った。

これは
日本在住のカンタオール、プラテアオが
愛娘の洗礼を生まれ故郷のセビージャで行い
そのパーティーにやってくる仲間たちと、
と企画したもので
歌は当然プラテアオ。
ギターは久保守とセビージャ在住のドイツ人ギタリスト、リソ。

カハ・ネグラはアラメーダの北の方の路地を入ったところにあるライブハウス。
ときどきフラメンコの公演も行っているが
芝居をやったりロックやったり
口パクコンクールやったり
飛び入り他流歓迎ジャムセッションやったり
と不思議なところ。

 まずは市川のアレグリアス。

軽やかに


プラテアのカンテソロでソレア

そして浅見のシギリージャス。
しっかりそつなく。


短い休憩をはさんで
プラテアオのカンテソロでファンダンゴ
そして萩原のソレア
 貫禄

フィン・デ・フィエスタでは
赤ちゃんも舞台にあがりなごやかに


2012年4月16日月曜日

グラナダ「中庭の夏」に日本人舞踊家が

グラナダの夏の風物詩
ともいえる
フラメンコ公演
ロス・ベラーノス・デル・コラル
のプログラムが発表されました。


なんとそこには日本人二人の名が!

河内さおりさんとAMIさん
ラトーレやカナーレスらベテランから
サライやピニョーナら新進気鋭の舞踊家まで
ずらりならんだその中に
肩を並べて。
がんばれ日本のフラメンコ!




★ベラーノス・デル・コラル
※開演は全て22時30分
7/23(月)[出]〈b〉ハビエル・ラトーレ
7/24(火)[出]〈b〉モイセス・ナバッロ
7/25(水)[出]〈b〉マリ・パス・ルセーナ
7/26(木)[出]〈b〉カルメン・ラ・タレゴーナ
7/30(月)[出]〈b〉マルコ・フローレス
7/31(火)[出]〈b〉カリメ・アマジャ
8/1(水)[出]〈b〉カレン・ルゴ
8/2(木)[出]〈b〉アントニオ・カナーレス
8/3(金)[出]〈b〉河内さおり
8/6(月)[出]〈b〉ナサレ・レジェス
8/7(火)[出]〈c〉アントニオ・カンポス、ゲスト〈b〉マヌエル・リニャン
8/8(水)[出]〈b〉サライ・デ・ロス・レジェス
8/9(木)[出]〈b〉ルシア・アルバレス“ラ・ピニョーナ”
8/10(金)[出]〈b〉AMI
8/13(月)[出]〈b〉シンシア・カーノ
8/14(火)[出]〈b〉アナベル・ベローソ
8/15(水)[出]〈b〉リドン・パティーニョ
8/16(木)[出]〈b〉ルイス・デ・ルイス
[場]グラナダ コラル・デル・カルボン
[料]16ユーロ
[問]http://www.losveranosdelcorral.es

2012年4月15日日曜日

日本人舞踊家の夜en Sevilla


4月22日22時より
セビージャのライブハウス
カハ・ネグラで

と三人の日本人舞踊家によるライブが行われます。

歌はプラテアオ。
ギターはエル・リソと久保守。

セビージャにいながらにして
日本の踊り手を観られるチャンス。
もちろん私もかけつけます。


2012年4月14日土曜日

コルドバ「サロン・デ・バイレ」


4月26日19時
コルドバのゴンゴラ劇場にて
ラファエル・エステベス&ナニ・パーニョスが
監督脚本振付けの
「サロン・デ・バイレ」が
ノソロダンサ舞踊団によって
上演されます。

ちなみにこの写真も
ラファエル・エステベスの手によるとか。

期待が高まります。


2012年4月13日金曜日

マルコ・フローレス

セビージャのカハソル文化センター
フエベス・フラメンコス
4月12日は
マルコ・フローレス。


最近観る機会が続いた。
今回はソロ公演。
ギターにアントニア・ヒメネス、
歌にインマ・リベロとメルセデス・コルテス、
パルマにアナ・ロメーロ。
と、フラメンカスのバックがそろう。

シギリージャ
マリアーナ/タンゴスのカンテソロ
カンティーニャス
グラナイーナ/マラゲーニャのカンテソロ
ソレア

奇しくも
昨日の屋良有子と同じような構成。

ブレリアからはじまりカバル、
そこからシギリージャに入るという通常とは逆の構成だったりするものの
シンプルにフラメンコをみせる構成。

新聞評絶賛。
シンプルなフラメンコへの渇望があるのかもしれない。


私的には胃を前にだすような姿勢がちょっと気になる。
姿勢が悪いというわけではない。
私的にマノレーテやグイトのような
胃のあたりをぐっと中にいれるような姿勢が好きなので
状態をそらしてお尻がつきだしたような形は少々苦手。
手をひらひらさせたり
ブラソも柔らかくどこか女性的。

女性が男性のようにサパテアードをする時代だから
男性が女性的な舞踊をしても問題はないだろう。
でも好みとして男性的なものをのぞむのも観客の自由にちがいない。
なんてことをちょっと考えてしまった夜でありました。







2012年4月12日木曜日

屋良有子en miércoles a compás Sevilla

セビージャ滞在中のバイラオーラ、屋良有子さんが
エンダンサ主催「ミエルコレス・ア・コンパス」に出演
カルトゥーハで踊りました。

本人によると突然決まったことのようで
衣装等も用意しておらず
あわててつくりにいったり
ポスターつくって貼ったりと
おおあわてだったそうですが
いやいやなかなか
いい舞台でした。

このスペースというのは
お客さんが座っていて飲食もないという意味では
劇場的でもあるんだけど
劇場のように袖があったり
照明設備がきちんとしてたり
ではなくて
すべての設備が最低限で
タブラオ的、でもあります。
毎週、
セビージャ在住の外国人舞踊家や
若手舞踊家らが出演している公演シリーズです。
入場料は3ユーロと格安。
20時から、
ということだったのですが
20時は開場。
はじまったのは20時15分。

まずはシギリージャ
赤に黒のレースをあわせた衣装で登場。

2年くらい前かな?
やはりこちらで
彼女の踊りを観るのは
その時以来?
いや
コルドバでの日本人公演もその場にはいたのだけど
制作っぽく動いていてちゃんとみられなかったのでした。

シギリージャはセビージャでみたときにも気にいって
彼女のプラト・フエルテ、おすすめ品だと思っていたので
それを幕開きにするのにちょっとびっくり。
まだ明るくて、
日の光の中でのシギリージャ。
衣装の赤が目立ってしまう。
劇場でまっくらにして照明あてるのとは全く違うイメージだろう。
屋良自身も踊りにくかったのでは?
彼女は持ち前の集中力で
心をシギリージャへ

独自の世界をつくりあげる。
気をためて、ためて。
息をもつかせぬ、
観客に拍手をする間もあたえずに
次から次へと繰り出していく。
曲の中に入り、
曲そのものの性格を演じている、という感じ。

カンテソロのタンゴが
いつのまにかアレグリアスの前奏になって
舞台の両脇でマイクなしで歌う歌い手たちの間を
白いパンタロン、白いレースのシャツを胃のところで結び
白い帽子をかぶった屋良が登場。
会場をあっといわせた。 


男装に帽子。
グアヒーラなら、うん、ありかな、と思うコロニアルな衣装が
まさかのアレグリアス。
コンクールならこの衣装だけでマイナス点になるだろう。
でもこれが悪くない。
きっとキューバから船でカディスの港についたばかりのアレグリアス。
表情がさっきとはうってかわって
輝くばかりの笑み。

ギターソロのソレアが
カマロンの「アマルゴ」になり
ソレア。
黒い衣装で。


ソレアもシギリージャと同じ、
暗く悲しげで深く、シリアスな曲調。
だがシギリージャの切羽詰まった感じよりも
落ち着いた感じなのだが
それをまたきちんと踊り分けている。
曲の魂が憑衣するイタコ系フラメンコ?
いやいや、
きとんと曲それぞれの性格を学びそれを体現しようと試みているゆえだろう。

細かいことをいえば
新しい衣装のせいか
スカートを高くあげすぎる?
とか
ただ立っているときに腰が前にでてしまってる
(3曲踊って疲れた?)
歌を聴くのに後ろを見すぎる
(顔をみずに背中で聴くのもありでは?)
などもあるが、
とにかく
独自の世界をつくりあげていることがすごい。
屋良有子のフラメンコになっていることがすごい。

がんばれ日本のフラメンコ!

2012年4月11日水曜日

FVS フアン・ラモン・カロ

4月10日セビージャのセントラル劇場は
フアン・ラモン・カロのギター・リサイタル

フアン・ラモンは
マイテ・マルティンやミゲル・ポベーダらへの伴奏で知られる、
1972年バルセロナ生まれのギタリスト。
2010年に初のソロアルバム「ロサ・デ・ロス・ビエントス」を発表。
この日のリサイタルもこのアルバムからの曲を。

一人で舞台に出てソレア。
「ラ・カンパナ」と題されたその曲は
スタイル的にビセンテ・アミーゴの影響を感じさせるが
歌伴奏で鍛えたコンパスと歌心を伝える。

ヘスース・トーレスや
ミゲル・アンヘル・コルテスら
ふだんの舞台は伴奏主体だけど
ソロ・アルバムをリリースし
ときにリサイタルを開くギタリストたちもいる。
ふだんは主役の影に隠れている彼らの実力に
驚かされることは珍しいことではない。

今回もこの渾身のソレア
続くブレリア「レコルター」
そしてグアヒーラ「アスカリート」と
最初の3曲でぐっと観客の心をつかんだ。

主役フアン・ラモンのモニタースピーカーが故障するという
アクシデントにも落ち着いてユーモアをもって対処。
自分の音もまわりのパルマもきこえない中
あせることも怒ることもなく平常心。
経験ゆえ、そして彼の性格なのだろう。

タンギージョでゲスト、ラファエル・デ・ウトレーラのカンテが入り、
アレグリアス「バジェ・デル・ソル」ではゲスト、マルコ・フローレスの踊りも入る。
奥方に捧げたタンゴ「ヒターナ」
リブレから入るブレリア「シウダデラ」
そして最後のシギリージャ「シカゴ」と
歌や踊りが入ると彼はまたいつもの顔に戻る。
アルバムにはモレンテ、アルカンヘル、ポベーダが参加してるが
ここではラファエル一人。
やっぱりちょっと物足りない。

それにしても今いるギタリストってほとんどみんな
ビセンテとパコ・デ・ルシアの影響うけてますね。
コピーではないんだけど
ちょっとしたフレーズとか
文法というのかな、展開方法とかにそれが伺える。
今風でありながら古いフラメンコの香もかおる、
フアン・ラモンのトーケも例外ではない。

1時間半たっぷりのコンサート。
個人的にはもっとソロを聴きたかったけど
スタンディングオーベーションでも
アンコールにはならなかったから
皆まずまず満足だったということでしょう。




2012年4月10日火曜日

アンダルシア舞踊団セビージャ公演

来週
4月17日から22日まで
セビージャのセントラル劇場で
アンダルシア舞踊団の公演
「メタフォラ」
が行われる。

ゲストのパストーラ・ガルバンは19日休演、
ロシオ・モリーナは17日のみ
なのは残念だが
19日と22日は2枚を1枚の値段で購入できるそう。
つまり友達といけば半額

www.unientradas.es



2012年4月8日日曜日

ハビエル・ラトーレのクルシージョen Madrid


4月16日から20日まで
マドリードの
カサ・パタスのフラメンコ学校で
ハビエル・ラトーレのクルシージョが行われます。

月曜から金曜まで
中級は11時30分から13時まで
上級は13時から14時30分まで
料金は120ユーロ。

20日21日24時からは
愛弟子カレン・ルゴと
舞台にも立ちます。

マドリにお越しならお見逃しなく


2012年4月6日金曜日

フラメンコ・キッズenマドリ

子供向けのフラメンコ作品
フラメンコ・キッズが4月5月の週末
マドリードで公演します。






★フラメンコ・キッズ
4/14(土)、15(日)、21(土)、22(日)、28(土)、29(日)、5/5(土)、6(日)、12(土)、13(日)12時30分
[出]〈g〉ホセ・ルイス・モントン
[場]マドリード アルテリア・コリセウム劇場
[料]15.717.2ユーロ
[問]http://arteria.com/obras/Flamenco-Kids-Aventuras-en-Quillolandia/2877/1/11
前売り https://www.arteriaentradas.com/telentrada/public/janto/main.php?Nivel=Recinto&idRecinto=ARTTCOL#


2012年4月5日木曜日

モライート・チーコ通り


4月4日
ヘレスにモライート・チーコ通りが誕生した。

彼が住んだ、
ヘレスはサンティアゴ街の真ん中、
バレーラ通りが
モライート・チーコ通りに名を替えた。

上の写真にあるこの通りだ。
この通りに住む前も
アグスティンのバルにいつもいたモライート。

彼の名前はこうしていつまでも残る。
いや名前がなくても
彼の心はいつもこの通りにある。

8月10日にモライートがこの世を去ってから8ヶ月。
彼が愛したプレンディ、
ヘスース・デ・プレンディミエントの御輿がでる聖水曜日。
彼はまた町に帰ってきた。

昨年
病をおしてその行列をみていたモラオ。
今年は通りそのものとなって行列を見守った


2012年4月4日水曜日

ファルキートen マドリード

ファルキートが
4月5日から22日までの週末のみ
マドリードのコンパック・グランビア劇場で公演する。



◆ファルキート「バイレ・フラメンコ」
4/5(木)20時30分、6(金)20時30分、7(土)19時、13(金)20時30分、14(土)19時、15(日)19時、20(金)20時30分、21(土)19時、22(日)19時
[出]〈b〉ファルキート、
[場]マドリード コンパック/グランビア劇場
[料]25〜39ユーロ
[問]http://www.gruposmedia.com 前売りhttp://www.entradas.com

2012年4月3日火曜日

夏のクルシージョ4 アンドレス・マリンのスタジオでのクルシージョ

セビージャはアラメーダとサン・ルイス通りの間にある、
アンドレス・マリンのスタジオ、
フラメンコ・アビエルト。

通常のクラスは6月いっぱいだが、
7月には夏のクルシージョが開催される。

前半は同スタジオで通常午前中のクラスを担当しているウルスラ・ロペス。
アンダルシア舞踊団やスペイン国立バレエ団で活躍した名手。

後半を担当するのはクロエ・ブルーレ。
カナダ出身で、ハビエル・ラトーレ舞踊団などで活躍。
マルコ・バルガスとのデュオでもスペイン内外で活躍している実力派バイラオーラだ。




◆アンドレス・マリン〈フラメンコ・アビエルト〉夏のクルシージョ
7/2(月)〜13(金)
[教]〈b〉ウルスラ・ロペス
[内容]10時〜11時テクニック中上級、11時〜12時テクニック中上級、12時〜13時振付け(シギリージャ)
7/16(月)〜27(金)
[教]〈b〉クロエ・ブルーレ
[内容]10時〜11時テクニック中上級、11時〜12時テクニック中上級、12時〜13時振付け(ティエントス/タンゴス)
[料]各クラス1週間100ユーロ、2週間180ユーロ
[問]http://www.andresmarin.es/estudio/

2012年4月2日月曜日

バレンシア・ダンス賞はアントニオ・ガデス財団に

ダンサ・バレンシア2012、
2012年バレンシア・ダンス賞が
アントニオ・ガデス財団におくられる。

ダンサ・バレンシアは
バレンシアで4月から6月まで開催されるダンス・フェスティバル。
同賞のこれまでの受賞者には
ナチョ・ドゥアト、ジリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、
マッツ・エイク、ホセ・カルロス・マルティネスら
名だたるダンサー/振付家の名が並ぶ。

なお、アントニオ・ガデス舞踊団は
4月21日、22日の両日に
バレンシアのテアトル・プリンシパルで公演する。


◆アントニオ・ガデス舞踊団「血の婚礼」「フラメンコ組曲」
4/21(土)20時30分、22(日)19時
[出]〈b〉クリスティーナ・カルネーロ、アンヘル・ヒルほかアントニオ・ガデス舞踊団
[場]バレンシア プリンシパル劇場
[問]http://teatres.gva.es/danza/ficha-espectaculo-danza/espectaculo_223/bodas-de-sangre-y-suite-flamenca

2012年4月1日日曜日

スペイン国立バレエ団マドリード公演3 「セビージャ組曲」

スペイン国立バレエ団マドリード公演の第2部は
「セビージャ組曲」

新監督アントニオ・ナハッロの振り付けで
国立バレエ団のために手直しした作品。

1992年にセビージャ出身のギタリスト、ラファエル・リケーニが
クラシック・ギタリストのホセ・マリア・ガジャルドと録音し
翌年発表したアルバム「スイテ・セビージャ」から
9曲を選び、アントニオが振り付けた。
アントニオ・ナハッロ舞踊団版では
アントニオ本人も踊り、
ソロでもソレアを踊っていたが
今回は振り付けに徹し踊っていない。


幕開き
前奏曲に続き
緞帳があがるが
その後ろにある黒幕は最初50センチほどあい
かがんだ踊り手たちがカスタネットをうち
床にもうちつける、その手元だけをみせる。
もう50センチほどあがり、ひざまづき、
踊り手たちをもみせる。
最後は立ち上がり幕も全開してはじまる。

このちょっとだけみせる、
ってのはマリア・パヘスとか、
いろんな人がやってますね。

フェリア
リケーニがホアキン・トゥリーナに捧げた曲。
幕開きのシーンはタイトルそのままの華やかさ。
舞台中央に赤い太陽が燃え
黄色の衣装の男女がカスタネットをつかって踊る群舞。
黄色と赤でいかにもスペイン!
という雰囲気だ。
そう黄と赤のスペイン国旗のイメージ。
バタ・デ・コーラ姿のゲスト・カンタオーラ、
アルヘンティーナが「トゥリーナ」と歌いあげる。
でもこれってこの曲がセビージャ生まれの作曲家トゥリーナに捧げられた、
って知らないと突然すぎる感じがするかも。
踊り手ではないからバタさばきも上手ではないし。

カジェ・デ・インフィエルノ
続く「地獄の道」は
セビージャのフェリア会場の遊園地に向かう道のこと。
エスクエラ・ボレーラのソロを
これもカスタネットとマントンシージョをつかってみせる。
伴奏はギターとカホン。

ラ・アルファルファ
フラメンコの歴史にその名を残すギタリスト、
ニーニョ・リカルドに捧げられ、
セビージャ中心部にある広場の名前をとったこの曲は
セマナ・サンタ、聖週間のイメージでの振り付け。
円の中にはキリスト像。
そしてろうそく。
聖像を担ぐコスタレーロとよばれる男たちの格好をした男性舞踊手
黒いドレスに黒いレースのベール(マンティージャ)姿の女性舞踊手
聖週間の行進曲のような重々しい雰囲気。
途中でアルヘンティーナの歌うファンダンゴが入る

エスペランサ
この曲はリケーニのものでなくミゲル・リベラのもの。
白い衣装の女性が男性たちにかつがれていく。
聖母像のイメージ?

マエストランサ
といえば劇場、ではなくて闘牛場。
美しいセビージャの闘牛場。
白い円には内側にふたつ丸く円がかかれていく。
空から見た闘牛場だ。
ミゲル・アンヘル・コルバチョ踊る闘牛士と
牛(アローニャ・アロンソ、メルセデス・ブルゴスのダブルキャスト)による
スパニッシュ・コンテンポラリー。
闘牛士と牛のデュオというと
アントニオ・カナーレスの「トレロ」を思い出すが
あれほどにはドラマティックではないにしても
愛のパ・ド・トゥ的なとこもある。

トリアーナの港
バタ・デ・コーラとアバニコの女性舞踊手たちによるコロンビアーナ
円は低く輝く月となる。

バイラオール
緑色の衣装の男性舞踊手たちによる一曲。
頭にはつぶれたようなかたちが投句調的なカラニェ帽子。

パセオ・デ・エンスエニョ(夢の散歩道)
男女のデュオで踊られる。
ゲスト・ダンサーのフランシスコ・ベラスコ(元第一舞踊手)とエレナ・アルガド。
女性はバタ・デ・コーラ姿。
イメージはアステア&ロジャースのダンス・イン・ザ・ダークか?
ロマンチックな1曲

フビロ(歓喜)
赤、青、黄、緑
色がリズムが音が氾濫するフィナーレ
民族舞踊的な振りをとりいれたりして
古き良きスペイン舞踊団の雰囲気。
はなやかでにぎやか。



音楽はアコースティックギターのデュオで演奏されていた、
クラシック曲のような原曲の面影はあまりなく、
その中でのポピュラーな感じのフレーズだけをとりだし
アレンジしたようにきこえてくる。

振り付けもフラメンコというよりスペイン舞踊、
いやスパニッシュ・ダンスといった方がいいかも?
華やかで楽しい。

フェリア、闘牛、聖週間と
スペインの典型をとりいれて
親しみやすい作品に仕上げた。