ピラール・モントージャ“ラ・ファラオーナ”が亡くなった。
1960年セビージャ生まれというからまだ54歳。早すぎる死。
ファルーコの娘でファルーカの姉。父のグループやタブラオなどで活躍し、ブロードウェイで上演された「フラメンコ・プーロ」にも、父やチョコラテ、グイトらと共演しました。
私が初めてみたのはタブラオ、ロス・ガジョスでだった。80年代の終わり頃だと思います。歌って踊るフェステーラでの出演で、タンゴやブレリアが彼女の演目だった。 当時の写真がこちら。彼女もまだ20代ですね。
1992年にはファルーコ一家でセビージャ万博、アンダルシア館のタブラオに出演。筒ゆずりの風格あふれる姿をみせてくれました。
最近では甥ファルーコの舞台にゲスト出演することが多く、昨年のビエナルでもマエストランサ劇場で籠を手にタンゴを少し踊った、そのアイローサな姿が忘れられません。
3月もセビージャのフラメンコ教室でクラス開講という予定をみ、また2月28日にはウトレーラで行われた父ファルーコへのオマージュに杖をついてではあるものの姿をみせていました。そのときの写真記事がこちら。
心よりご冥福を祈ります。
なお、昨年、ラ・ウニオンのコンクールの舞踊部門で優勝したバルージョは彼女の息子。彼の活躍をこれからも天から見守っていくことでしょう。
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