2020年3月4日水曜日

へレスのフェスティバル オフ・フェスティバル萩原淳子と中田佳代子

へレスのフェスティバルの公式プログラム以外にも期間中には
あちこちでフラメンコイベントが行われている。
その中でも老舗で、有名アルティスタも出演するのがグアリダ・デ・アンヘルのオフ・フェスティバル。
今年はたくさんの日本人アルティスタも出演。
他の公演と時間が重なったりしてなかなか見ることができてなかったのですが、
やっと観られた。観てよかった。

17時という早い時間だけど、お客さんも結構います。観光客、日本人、地元の人。

バルセロナの中田佳代子と
セビージャの萩原淳子
オープニングのタンゴから

カンテソロを挟んでの中田のアレグリアス。
中田は背が高いせいや、お母さんんなったせいもあるのかな、ちょっと前かがみ、肩が前に出がちなのが気になる。だーっと突っ走る、明るいその感じは悪くないけど、よく言えばおおらか、悪くいえば雑。大雑把な感じがしてしまう。もっと細部まで丁寧にやってもいいのでは? 例えば二の腕の緊張感がない。振りから振りに移る瞬間に気がぬける、って感じなんだけど、こんな言い方でわかるかな?
でもパワフルにがむしゃらに走っていく明るいパワーは魅力でもあるわけで。
他の曲も見てみたいです。


ギターソロを挟んでの萩原のソレア。
カメラの調子が悪くアップがなくてごめん。
でもこれが本当に良かったのだ。丁寧な踊り。
真面目にきちんとその場に合わせて踊っている。細部もおろそかにしない。
日本人だから、とか、そういうのじゃなく、やっぱスペインで、スペイン人に混じって仕事していたりするせいだろう。スペイン人に決して引けを取らないのだ。だからバックのスペイン人たちの本気も引き出す。
前も書いたような気がするが、おそらく彼女は多くの日本人アルティスタたちがこうなりたい、こうやりたい、ってことが全部できてるんじゃないか、と思う。だからこそ、その次の段階を目指していくのだろうけど、それがどこなのか。気になる。







最後はアナ・マリア・ロペスやソリも舞台に上がり、楽しいフィン・デ・フィエスタでした。




あ〜他の日本人公演も見たかったなあ。

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