2020年3月4日水曜日

へレスのフェスティバル11日目メルセデス・デ・コルドバ『セール、ニ・コンミーゴ、ニ・シン・ミ』

2018年コルドバで初演し2019年セビージャで自主公演を行った、メルセデス・デ・コルドバの作品『セール』がついにへレスのビジャマルタ劇場に。

マリア・モレーノやエドゥアルド・ゲレーロ、メルセデス・ルイス、アンドレス・ペーニャら、現在自分のカンパニーで活躍中の若手同様、エバ・ジェルバブエナ舞踊団出身。
おそらく一番長く、エバと仕事をしていたのではないかな。

だから、どうしたって、エバの影響は大きくて、全体もエバの作風に似ている。
この写真だって、エバのだ、って言われても信じちゃうくらい似た感じじゃない?
最初はタラント。
あのウニオンで準優勝したタラントではなく、別物。ビデオで見てもらってもわかるけど、暗い中で踊っている。自分の中の暗闇を表現したかったのだろう。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 ソレア・ポル・ブレリア。
歌はエンリケ・エル・エストレメーニョとヘスス・コルバチョ、エル・プルガ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
白いバタ・デ・コーラをまとい檻に閉じこもっていた彼女の心の扉を開くギターはフアン・カンパージョ。公私にわたるパートナーだ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 フラメンカな水玉をつけてのカラコーレス。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 ギターの音色が美しいグラナイーナはマントンで彩る。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
メルセデスが支えるギターをつま弾くフアン。
愛に溢れた一番素敵な場面だ。
彼がギタリストなら是非、再現したくなるのでは?いやいや、美しい。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 そして最後はソレア。
伝えたい、言葉にならない思いが伝わって来る深いソレア。
舞台上の十字架は、それぞれが背負っているものの象徴だと記者会見で言ってましたが、
ずしっときても愛の力があればそれも支えられるのでありましょう。
© Festival de Jerez/Javier Fergo

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