2020年3月1日日曜日

へレスのフェスティバル9日目夜『ガラ カディス へレス』

ビジャマルタ劇場は昨年、ロンドンで初演したガラ公演の上演。
へレスのメルセデス・ルイス、カディスのエドゥアルド・ゲレーロとマリア・モレーノと、普段はソロで自分の作品を発表して活躍している3人の踊り手と歌い手マリア・テレモートがオリジナルなのだけど、テレモートが病気だとかでフェリパ・デル・モレーノが代役。そしてゲストにラ・チャナ。

いやあ今夜も長かった。2時間たっぷり。
全員でのオープニングがあって
© Festival de Jerez/Javier Fergo
メルセデスが2曲、エドゥとマリアは1曲ずつ踊り、最後にチャナというシンプルな構成なんだけど、まあ、踊り1曲が長い。
コンクールなみに時間制限設けてほしいくらい長い。

マリアはバタとマントンでアレグリアス。
マントン、あんなに高速で振り回す意味が知りたい。
なんか体操でも見ているような感じ。アルテって高速を競うものではないし、むしろ、止まった瞬間や緩急の呼吸の中から出てくるのではない?とか思っちゃうよ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 メルセデスはトナを男装で。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
エドゥは本当に体がよく動く。綺麗な回転とかすごいなあ。
でも彼もまたアスリートのような感じで。なんだろう、伝わってくるものがあまりない。
すごいんだよ、すごいんだけどさ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 フェリパは一生懸命頑張った。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 メルセデスのソレアは、ブラソとか、一番アルテがあったのでは、って思う。
でもやっぱ長い。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
そしてチャナ。
白いマントン風の不思議な衣装で登場するとひとしきりおしゃべり。
ここに来れて嬉しいとか、神様がどうとか。なんか教会の集会みたい。
作品の流れは当然途切れる。
椅子に座ってのサパテアード。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 で最後は全員で。
© Festival de Jerez/Javier Fergo

3人の踊り手たちはエバ・ジェルバブエナ舞踊団出身。
エバがこれ見たらどう思うのかな。

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