2014年9月23日火曜日

ドランテス&ルノー・ガルシア=フォンス「フラメンコ・ア・コルデス」

世にも美しいコンサートだった。

Foto; Bienal. A.Acedo
 ドランテスのピアノと
ルノー・ガルシア・フォンスのコントラバス。
ただそれだけ。
二人だけの舞台なのだが今までのどのコンサートよりも濃密な
音楽空間がつくりだされていた。

ティエントやブレリアなどフラメンコが顔をだしたかと思うと
自由に地平をかけめぐり大空の彼方にきえていく。
そんな感じ。
フラメンコの規則にしばられるでなく自由な展開をみせていくのだ 。
ジャズのインプロのような感じでもあるし
映画音楽のようなメロディアスな感じもある。

スペイン系フランス人ルノーは
コントラバスをアラブのウードのようにきかせるかとおもえば
ギターのようにかきならし、打楽器のようにうちならし
さまざまな顔をみせながら心地のよい音楽で劇場をいっぱいにする。

美しく質の高い音楽にすっかり魅了された夜でありました。

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