ピナセンダとはヒターノの言葉でアンダルシアのこと。
で、アンダルシア8県にちなんだ曲を選択。
といってもウエルバ県をうたうファンダンゴで
ファンダンゴ・ペルソナル(エル・ルビオ)を歌ったり
タラントといいながらカルタへネーラにいったりで詰めは甘い。
ま、細かいことは気にしないことにしよう。
でも照明は全体的に薄暗く顔が影になるし
音響のバランスが悪く歌詞もききとりにくい。
そんななかファルキートは踊り続ける。
開幕のソレア・ポル・シギリージャでは舞台前面で
叔母ピラールがゲスト出演したタンゴは舞台中央で
だがいつもの生彩に欠けるような気がしたのは気のせいだろうか。
いつものように舞台をすべるように動き
歌い手一人一人と会話するように踊り
闘牛でするような蛙跳びをみせ
長髪なびかせ回転する。
が例えば
去年のヘレスのフェスティバルでみせたような
風格や重みがあまり感じられない。
あのときはオレ!満載だったのにね。
あのときはオレ!満載だったのにね。
舞台前面にでてぱっと両手を広げるのは
観客の喝采をまつ ホアキン・コルテスのようだ。
前からこんなんしてましたっけ?
回転のキレも悪いし軸もずれるし
アレグリアスで
おお、というデタジェはあったけど
なんか物足りない。
もっとも大方の観客は熱狂
フィン・デ・フィエスタでは写真やビデオとりまくっていました。
(撮影禁止されているんですけどね。YouTubeにアップされてます)
いやめちゃくちゃだというわけではもちろんないんだけど
いやめちゃくちゃだというわけではもちろんないんだけど
これよりもずっといいファルキートを何度も観ているせいだとは思うけど
わたし的には、なんか不完全燃焼の一夜でありました。
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