2025年3月1日土曜日

ヘレスのフェスティバル8日目マリア・ホセ・フランコ『タララミア』ヘスス・メンデス『キエロ・カンタルテ』

ビジャマルタ劇場はルイス・モネオの息子でギタリストのフアン・マヌエルの妻でカディス出身のマリア・ホセ・フランコ。娘アナも出演。
© Festival de Jerez/Tamara Pastora

バタ・デ・コーラにマントンのアレグリアス、
© Festival de Jerez/Tamara Pastora


ジャケットでのカーニャ、黒いスパンコールで彩られた衣装でのソレアはルイスが歌い、

© Festival de Jerez/Tamara Pastora

最後は娘のタンゴからのタラント。タラントからのタンゴじゃないところが新しい、のか?
演出に元スペイン国立バレエ団監督のホセ・アントニオが協力。でも振り付けは彼女自身。前屈みでのサパテアードをはじめ、バタやマントンづかいにしても、名手とは言い難い。長身なんだし、もっと布地や刺繍も厚い重みのあるマントンの方が絶対綺麗に見える。アンダルシア舞踊団、エバ、ラファエラ、メルセデスというラインアップに並ぶような存在では断じてないけれど、地元出身ということでの登場なのでありましょう。

モヤモヤした気分を一掃してくれたのがヘスス・メンデスのボデガでの公演。いやあ、最高でした。持ち前の華やかさやフレッシュなエネルギーに加え、歌い手としての円熟味、存在感がぐっと増しました。
マノロ・サンルーカルの甥、ボルハ・エボラによるピアノ伴奏ではじまり、アレグリアス、ソレア、シギリージャ…フラメンコのスタンダードを丁寧に歌っていく。それを支えるペペ・デ・モラオのギターも、カルロス・グリロ、ディエゴ・モントージャ、ミゲル・サラドのパルマ、パキートのパーカッションも、全てか完璧。何度も何度もオレ!がやってくる。本人も地元でリラックスしているのか、いつになくおしゃべりで、島村香、小林亮夫妻とラファエル・ロドリゲス夫妻が来ていると言って、彼らに曲を捧げたり、この夜は体調の関係で来れなかった妻に捧げたり。

© Festival de Jerez/Esteban Abión



© Festival de Jerez/Esteban Abión

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