舞台に出てきただけで空気が変わる、フラメンコの至宝、マヌエラ・カラスコ。
今回は女性がテーマということで、娘サマラに加え、アナベル・バレンシア、マリ・ビサラガと三人のカンタオーラと女性バイオリン奏者が出演していました。
©Javier Fergo Festival de Jerez |
三人のカンタオーラによるトナから始まるシギリージャはアナベルがマヌエラに歌います。そこからサマラのカンテソロ、リビアーナへと続きます。マリ・ビサラガのカンテソロはカンティーニャス。タラントは夫ホアキン・アマドールが演奏し、娘サマラが歌う家族三人のヌメロ。マヌエラならではのムイ・フラメンカな形にキュン。アナベルのソロはマラゲーニャとベルディアーレス。そのあとの、昨年亡くなった、ホアキンの妹でもある歌い手スーシの『ナナ・デ・カバージョ・グランデ』の録音でマヌエラが一人、思いを込めて舞い、胸が熱くなりました。そして最後は極め付きのソレア。
歌い手達はマヌエラのパワーに圧倒されまいと必死に歌ってはいたものの、失礼ながら大劇場でソロを歌うほどではないような。バイオリンはなぜこんな人が、と思うくらい下手。女性たちを集めなくても、マヌエラは一人で何億という女性の代表になり得るのだから、無理に女性連れてこなくても良かったのではないか、と思ったことでした/
ビデオはこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿