Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
パコ・デ・ルシアのロンデーニャで三人が踊るオープニングでおっと思う。
3人のダンサーが共演という公演は数あれど、これだけ凝った振り付けで全員で踊るなどをもってくる作品は数少ないからだ。同じ振りをしていても、靴音は同じでも、腕の位置や上げ方や、微妙なタイミングがそれぞれ違って、個性がみえる。
アルベルトのソロはペテネーラ。男性のペテネーラは珍しい。昨日のアンダルシア舞踊団公演のときよりものびのびと踊っている感じだ。ブレリア・ポル・ソレア的な感じ。
ハビエルとラファエルのタンゴは、そっちがこう踊ればこっちはこう踊る、というパソの会話ですすんでいく。どちらもコンパス感覚がすごいから、みているこっちもわくわくしてくる。ラファがトリアーナぽく、腰をおとせば、ハビはセビージャばりばりな足で対抗。いやあ、楽しい。
やはり3人でのカーニャ。実力がある踊り手だから誰をみても楽しい。
ラファのシギリージャはいつもながらの男伊達。姿勢や腕の動き、形の美しさ。コンパスをつかんでは放す、その感じ。さんざん気をひいといてちょっと肩すかしするような、不良というかジゴロというか、そんな感じがまたフラメンコ。とにかく男っぽい。
フィエスタのブレリアも楽しい。
ハビエル・リベラのカンテソロはティエントス。
三人でのファルーカがまたいい。
今年は、初日のクリスティアン・ロサーノらのファルーカ、昨日のダビ・コリアのファルーカと、ファルーカの当たり年だ。男性舞踊の粋を堪能させてくれた。
ヘロモ・セグーラのカンテソロはミロンガ。
そしてハビエルのソレア・ポル・ブレリアス。新作といっても振り付けまでまったく新しくしてくる人はそれほどいないのだが、彼は常に新しくしてくるのがすごい。
最後のカンティーニャは再び三人で。
ずっとバックが黒なのは男性舞踊のソブリオ、派手ではないところのアピール?
個人的にはもう少し変化があってもよかったように思うが、とにかく、バイレを満喫出来る内容でございました。
ビバ、 バイレ・フラメンコ・デ・オンブレス!
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
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