歌い手のパコ・タラントが9月2日午後6時少し前に、自宅で病気のため亡くなった。76歳だった。
本名フランシスコ・アルバレス・マルティンは1940年セビージャはトリアーナのスラケ地区に生まれた。 家族にアルティスタがいたわけではなかったが、子供の頃からアレネーロやテタ、エミリオ・アバディアなど、トリアーナの歌い手たちをたくさん聞いて学び、16歳でラジオのコンクールで優勝。60年代に、現在、劇団クアドラを主宰する演出家サルバドール・タボラとデュオ、ロス・タラントスを組み、スペイン歌謡の歌手の一座などでスペイン全国で活躍。芸名のタラントはここからきた。その後、マティルデ・コラルやメルチェ・エスメラルダらの舞踊を伴唱を多く行い、また、ソロでも1979年にレコードデビューを果たし、その後も数多くの録音がある。
クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校の教授をつとめ、ロシオ・マルケスやアルヘンティーナらは当時の教え子だという。
安らかに。
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