昨年に引き続き今年も、聖週間もフェリアもないセビージャではありますが、劇場公演は続いています。
4月14日から24日まではフラメンコ公演が続きます。
まずは14日と15日、マエストランサ劇場でスペイン国立バレエ団による公演。これは今年生誕100周年を迎える踊り手グラン・アントニオへのオマージュ公演。アントニオの振り付けによる名作、日本でもお馴染みのサラサーテの『サパテアード』をはじめ、スペイン古典舞踊の粋『ソナタス』、民族舞踊を素晴らしくまとめた『ファンタシア・ガライカ』に加え、バレエ団監督ルベン・オルモらの振付でこれが初演となる『エスタンパス・フラメンカス』、アントニオの愛弟子カルロス・ビランの振り付けによる『レジェンダ』と見どころいっぱい。
また、ロペ・デ・ベガ劇場では昨年のビエナルでヒラルディージョ賞を受賞したアーティストたちの公演が三つ。17日にはロペ・デ・ベガ劇場でペドロ・エル・グラナイーノ、19日にはアルフレド・ラゴスのリサイタル、23日にはアンドレス・マリン、といずれもビエナルとは全く違う作品の公演となります。アルフレドは全くのギターソロだそうで、とても楽しみ。
またビエナルで上演予定だったものの感染拡大で稽古ができず延期になっていたラファエル・リケーニのオーケストラとの共演もマエストランサで行われ、最後は授賞式ガラで、新人賞受賞のパウラ・コミトレが踊ります。他にも、先にあげた3人と、楽器部門のディエゴ・ビジェガス、作品賞『ファンダンゴ』、特別賞のダビ・ラゴス(伴唱)、マリア・モレノ(魔法の瞬間)、ラファエル・リケーニ(セビージャ市賞)も出席します。
昨年のビエナルの総決算とでもいうべき今回の3つの公演と国立バレエ、4月のセビージャはそれだけでも美しいのに余計にうきうきしてきます。
ロペ・デ・ベガ劇場での記者会見 |
◇セビージャ、マエストランサ劇場のフラメンコ関連公演
4/15(木)、16(金)19時『アントニオ・ルイス・ソレールに捧ぐ』/『ソナタス』『エスタンパス・フラメンカス』『レジェンダ/アストゥリアス・デ・アルベニス』『サパテアード』『ファンタシア・ガライカ』
[出]〈b〉スペイン国立バレエ団
[料]32~50ユーロ
4/24(土)19時『セビリア組曲』
[出]〈g〉ラファエル・リケーニ、セビージャ交響楽団
[料]
[場]セビージャ マエストランサ劇場
[問]https://www.teatrodelamaestranza.es
◇ロペ・デ・ベガ劇場のフラメンコ/
4/17(土)18時『パロ・イスパリス』
[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ、〈g〉アントニオ・デ・パトロシニオ、〈perc〉パコ・ベガ、〈b〉エル・オルコ、特別協力〈piano〉ドランテス
4/19(月)18時『ソロ・ギターラ』
[出]〈g〉アルフレド・ラゴス
4/23(金)18時『ハルディン・インプーロ』
[出]〈b〉アンドレス・マリン、ゲスト〈c〉セグンド・ファルコン、ホセ・バレンシア、〈g〉サルバドール・グティエレス、〈perc〉ダニエル・スアレス、〈エレキギター〉ラウル・カンティサノ
4/25(日)12時ヒラルディージョ受賞式
[出]〈b〉パウラ・コミトレ
[問]https://icas.sevilla.org
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