デニムの由来になった、繊維産業街が盛んなこの街は、 フランスで最も古いローマ都市で、現在も闘牛やコンサートが行われるローマ時代の円形劇場や、神殿が残っている古都だが、今年で27回というフラメンコ祭もこの街の名物の一つ。
フランス観光局のホームページでもイベントの第1番に上げているほどだ。
今年のフェスティバルは12日、ロシオ・モリーナの新作「カイダ・デル・シエロ」で開幕。その後、ロシオやハビエル・バロンやミラグロス・メンヒバルをゲストに迎えたラファエル・ロドリゲスのコンサート、エストレマドゥーラの女性たちによる公演、そしてドランテス、アンドレス・ペーニャ&ピラール・オガージャと続いてきた。
セビージャからマルセイユ経由で劇場へ直行してみたのがヘスース・メンデス。
Festival Flamenco de Nimes撮影Jean-Louis Duzert |
朗々と歌い上げるそれは見事なトナーに始まり、アレグリアス、グラナイーナ、バンベーラ、ティエント/タンゴ、ソレア、そしてシギリージャ、ブレリア。
Festival Flamenco de Nimes撮影Jean-Louis Duzert |
Festival Flamenco de Nimes撮影Jean-Louis Duzert |
最後のブレリアではマイクなしで歌うのだが、パケーラ譲りのこの声量。全公演、マイクなしでもいけたかも、と思わせるほどだ。フラメンコなエコーがいつまでもこだましている、感じ。
Festival Flamenco de Nimes撮影Jean-Louis Duzert |
観客も熱心な拍手を送っていた。
マノロ・バレンシアの伴奏も素晴らしく、ビエナルでの公演よりも全体的な印象が良かったのでありました。
Festival Flamenco de Nimes撮影Jean-Louis Duzert |
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