Archivo Fotográfico la Bienal de Flamenco, fotógrafo Antonio Acedo. |
安定感あるが、強弱がないというか、感情をぐっとこめるような感じはあまりない。
いつものことといえばそれまでだけど
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ミラグロス・メンヒバルはソレアとアレグリアス。どちらもバタ・デ・コーラで。
歌はマノロ・セビージャとフアン・レイナ、ギターにラファエル・ロドリゲスといういつもの面々。ソレアのうたいはじめ、マノロ・セビージャが音程を大きく外し、え、と思ったけれど、なんか今はそういう感じになっているようだ。うむ。ミラグロスの手の動きは美しい。あまり動かず、バタも動かさずブラソ、腕づかいや手の表情でみせていく。いくつもいくつもレトラをマルカールしていく。え、足無しのソレア?それもまた在処も、と思い始めた頃に少し足。ギターソロ、カンテソロかと思わせてからアレグリアスに入り、再びミラグロス登場。もうこの段階までくると何やっても許される、というか、途中でとまって観客に話しだしてしまうというのもミラグロスならでは。体型のせいもあってか、衣装も雰囲気が変わって、マントンがもともとぬいつけてあるようなデザインなのだけど、彼女にはやすっぽくみえて残念。同じ衣装でもふつうのマントンをまいてでてくればもっといいのに、と思うんだけど、それじゃ踊りにくいのだろうか。疑問。
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アルヘンティーナはプログラムにソロリサイタルか、というほどの曲名がでていて、おい、と思ったけれど、歌ったのはその半分。マリアーナからのタンゴ 、セラーナ、アバンドラオス、シギリージャ、ブレリア。その全部が同じトーン。大声でどなるように歌う。音をさげていって掠れ声になる、なんていうフラメンコの醍醐味はまったくをもって不在。オレ!がまったくでないカンテ。
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音程はいい。リズムもまちがっていない。でも、マティサールがまったくない。どの曲もアップテンポで、けんか腰のようなパルマでおいたてる。パルマはトロンボとロス・メジ。どちらもほかの歌い手とやるときはもっとゆったりしたパルマも叩くのに、今夜はぜーんぶけんか腰。めっちゃ早いテンポでばたばたばたばた。せわしない。疲れます。パーカッションはホセ・カラスコだし、悪いメンバーではないのに残念。でもっと残念なことには、観客は大満足のよう。
うーむ。みんな耳遠いん?
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