かつてクリスティーナ・オヨス舞踊団で活躍し、
またスペイン国立バレエ団でホセ・アントニオ前監督のアシスタントをつとめた
フェルナンド・ロメーロの新作は
Antonio Acedo |
4世紀のグアダルキビール川の谷を舞台にしたギリシア悲劇調作品。
(とプログラムだけみてかいたが
実はシェークスピア「マクベス」を下敷きにしているらしい)
実はシェークスピア「マクベス」を下敷きにしているらしい)
森の魔女の呪いで
戦士が王のもとに帰ると
王妃は皆を眠らせ
王を殺しそのぬれぎぬを友人にきせ
友人をも殺すが
王妃は亡霊に苦しめられ
戦士は王の息子に殺される
というおどろおどろしい物語
主役の戦士を踊るフェルナンドの原案,振付けで
演出はホセ・アントニオ
魔女にエレナ・アルガド、
友人にミゲル・アンヘル・コルバチョ
息子にヘスース・カルモナ、と
元国立バレエ団員が並び
王妃がアナ・マリア・ブエノ
Antonio Acedo |
音楽はスペイン現代音楽のホセ・ニエト。
振付けもフラメンコではなくスペイン舞踊というか
サパテアードはつかうが
現代舞踊的動きもとりいれたもの。
踊り手は皆うまいし
音楽もいい。
作品としてもよくまとまっている。
物語もちゃんと伝わって来る。
が
話が暗すぎて
どうにも気がめいる。
王妃役のアナ・マリア・ブエノは
長らくタブラオで活躍したベテランだが
役を踊る表現力も素晴らしい。
Antonio Acedo |
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