2012年9月23日日曜日

ペパ・モンテス「ミラーダ・アシア・デントロ」

ビエナル常連
ペパ・モンテス、リカルド・ミーニョ夫妻の公演

息子でピアニストのペドロ・リカルド・ミーニョが
ラビ・シャンカールの娘と共演したブレリアの録音で
二人のバイラオールが踊るオープニング

真っ赤なバタ・デ・コーラで登場し
ポーズを決めるとそれだけで拍手がわきおこる。
伝統的なフラメンコの姿は美しい。

黒い衣装でのタイトル曲
「ミラーダ・アシア・デントロ」
ソレア・ポル・ブレリアやファンダンゴなど
いくつかの曲種のポプリ。
オープニングに踊った二人の踊り手、マヌエル・ベジードとアベル・アラナ
パルメーロをつとめるオルコら、4人の男性舞踊手したがえて
ブレリアのやりとりがあったり、と、
ちょっとマヌエラ・カラスコ風。

ギターソロによる
マラゲーニャとブレリアをはさんで
Antonio Acedo
茶色の衣装でギター伴奏のみによるガロティン。
なかなか舞台で、とくに劇場で
踊られることがない曲だが
闘牛士のような見事な刺繍のベストで踊った。
ちょっとタラント風?

Antonio Acedo
 最後は白のバタ・デ・コーラで
マントンをつかったカンティーニャス。


ビエナルのオフィシャル写真ではガロティンのものだけで
バタ・デ・コーラの写真がないのが残念だ。

クラシックな、昔ながらのフラメンコ。
そのかたちの美しさはさすがだが
それだけで1時間半は…。

合わせのブレリアを踊った踊り手たちより
パルメーロをつとめた踊り手たちの踊るブレリアの方が
より迫力があったり。

本当はペパ一人の舞台ではなく
ローリ・フローレスやミラグロス、アナ・マリア・ブエノなど
同じくらいの世代の踊り手たちと共演するなどした方が
面白くなるのかもしれない。

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