2011年4月9日土曜日

フンコ、スサーナ、ローリ・フローレス

クリスティーナ・オヨス舞踊団でながらく活躍した
エル・フンコとスサーナ・カサス夫妻
その二人がタブラオ、ロス・ガジョスでの先輩
ローリ・フローレスをゲストに迎えた作品
「ミランド・アル・パサード」
過去をみつめて

ギターによる伝統的な伴奏と
パーカッションによるモダンな伴奏の間をいきかい
自らの伝統とモデルノの葛藤を描いたスサーナのシギリージャ

フンコのタラント
fotografía: Remedios Málvarez

スサーナはマントンとアバニコをつかって
バタ・デ・コーラのグアヒーラ
 fotografía: Remedios Málvarez

ロンデーニャやベルディアーレスなど
アバドラオのメドレーのカンテソロのあと
ローリ・フローレスによる
バタとカスタネットでのシギリージャ!

ゆっくりゆっくり
間合いをとって
美しい腕の動きをみせ
みごとなカスタネットをきかせ
ラファエル・ロドリゲスの古風なトーケと
絶妙なバランスをみせて踊るローリの素晴らしさ

 fotografía: Remedios Málvarez

タブラオ中心に活躍してきて
(新宿「エル・フラメンコ」にも出演し
CDもありますね!)
劇場出演も10数年振りというローリの
本物のアルテにハレオがとぶ

客席には
オヨス夫妻、マノロ・マリン、ミラグロス・メンヒバル、ロシオ・コラルと
セビージャの舞踊の大御所どころがならぶのも納得

フンコのソレアは
いきいきしたブレリアが特徴的
スサナはガジとフアン・ホセ・アマドールのナナを
マントンをこどもにみたてたスサーナが踊る
最後は全員でのアレグリア
ここでもローリの美しいポーズと手の動きに
目を奪われる

ベテランの力
それをフューチャーした心意気
もう一度見てみたい

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