ベレン・ロペスも共演の3人の踊り手ダニ・カバジェロ、ネレア・カラスコ、ラピコも技術はあるのだろうけど、激しさばかりで、ずーっと叫んでばかりいるような踊りなのは、彼らが主にタブラオで活躍する踊り手だということと無関係ではないのかもしれない。短時間で客席のフラメンコを初めてみる観光客の拍手喝采のためには、ある意味、サーカスの見せ物のような技術を見せつけることが必要なのかもしれない。そしてこういう激しさこそがフラメンコの魅力だと思う人もいるのかもしれない。確かに激しさもフラメンコの魅力の一つだろう。でもそれだけでずーっと押し切られると見ているこちらは疲弊する。シギリージャも
カーニャもタラントも
| © Festival de Jerez/Rina Srabonian |
ファルーカも全部同じ色。色彩の濃淡がない。フラメンコにはいろんな曲種があってその性格を演じ分けられるはずなのだけどなあ、と爆音での頭痛に耐えつつ思ったことでした。スピードとバイオレンスではないものは彼らにとってのフラメンコじゃないのでしょうか。
あ、ファルーカはマントンでだったのだけどマントンを使った体操、ブランカ・デル・レイのマントンのソレアの技術を各種並べました、っていう感じで、いやあのマントンはかなり重いし、技術的にはすごいのだろうけど、音楽との関係とかも何も見えず、ただただ技術の羅列でしかなく。勿体無い。
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こういうフラメンコ観を持つ人たちもいるのか、と勉強になりました。マドリーにはアルフォンソ・ロサのように足も強いけど、センティードのある美しい回転を得意とする人も、コンチャ・ハレーニョのような美しい女性的な動きも得意とする踊り手たちもいるのでぜひ勉強してもらいたいけど、方向性が違うからしょうがないのかな。
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