セビージャの中心地区のクーナ通りにあるキンテーロ劇場でアントニオ・カンポの新譜発表会。
これがただのCDではない。彼がかきためた詩の数々がモロッコ人画家による
絵に彩られている、詩集のCDブックなのだ。
彼が書いた43の詩のうち3つは彼自身によって歌われている。そのほかにポピュラー、昔からの伝統的なものなど4曲、計7曲がCDにおさめられている。
その伴奏はギターではなく、パブロ・スアレスのピアノ。
会場には彼の同僚であるホセ・バレンシアやミゲル・オルテガ、ダビ・ラゴス、メルチョーラ・オルテガ、フアン・ホセ・アマドール、ロセンドといった歌い手たちをはじめ、踊り手ミラグロス・メンヒバル、カルメン・レデスマ、カルメリージャ、ラファエル・デ・カルメン、ルベン・オルモやアンダルシア舞踊団のメンバー、そしてパコ・コルテス、ラファエル・リケーニらギタリストたち などアルティスタたちや家族など関係者ばかり。
ピアノ伴奏での歌はジャズのようにもきこえる。フラメンコの曲のかたちをつかい、またそこから離れてもフラメンコの歌い方。ある意味フラメンコでのシンガーソングライターなのかもしれない。
3月にこの録音をきかせたときから彼を支持してきたというアントニオ・カナーレスが詩を読み、最後にはタンゴを踊り会場をわかせた。
写真Antonio Acedo
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