新年早々悲しいニュースで始めなければなりません。
ギタリスト、
エンリケ・デ・メルチョールが
マドリードで亡くなりました。
まだ61歳。
数年前に癌を克服し
舞台に復帰していたのに。
残念でなりません。
1950年セビージャのマルチェーナ生まれ。
父はギタリストのメルチョール・デ・マルチェーナ。
アントニオ・マイレーナやマノロ・カラコールの伴奏で有名だった父のもと、
カラコールのタブラオ“カナステーロス”で研鑽を積む。
日本にも
タブラオ、新宿「エル・フラメンコ」出演のため何度かやってきた。
パコ・デ・ルシアとその兄ラモン・デ・アルへシーラスの
トリオで来日したのも遠い昔のこと。
レブリハーノやホセ・メルセ、ホセ・メネセなどの伴奏で活躍するとともに
ソロ・アルバムを何枚も発表。
父ゆずりの伝統とパコ的な新しさとをあわせもち、
いつもあったかなトーケをきかせた彼がいってしまった。
天国のフィエスタはさぞにぎやかなことだろう。
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