セントラル劇場でのアンダルシア・フラメンコ、28日はロサリオ“ラ・トレメンディータ”。
これがまた良かった。とっても良かった。1時間ちょっとのコンサートがあっという間だった。
ドラムス、パーカッションのマヌエル・レイナとギターのダニ・デ・モロン、そしてトレメンディータはエレキベースを弾き語りのトリオ構成。
フラメンコとロックが組み合わさったようなスタイル。でもそれがとても自然。フラメンコとロックを組み合わせようとしてやったのではなく、小さい頃から聞いてきた音楽はフラメンコだけじゃない。おばあちゃんが歌っていたブレリアのリズムのスペイン歌謡もロックもジャズもポップスも、と、色んな音楽が彼女の中ではぐくまれ、こういう形になったんだな、と誰もが納得できるような感じ。
彼女の誠実さが、こういう、独自のスタイルを生み出したんだなあ、と。気持ちがいいほどに彼女の本気、彼女の本当、彼女の真実が伝わってくる。圧倒的な本物感。
ロックなドラムスが刻むコンパスでのトナ。普通のカンテソロだとモダンだなあ、歌いにくくないのかな、と感じるダニのギターもトレメンディータとはぴったりで、相乗効果でより良くなっていくような。ミロンガも良かったけど、ソレアがこの日の最高峰だな、私にとっては。
ロサリオは小さい時から、いわゆる正統派のカンテを歌い、14歳?でウニオンに挑戦したり(この時初めて聞いた。受賞ならず泣いていたのを覚えている)、コルドバのコンクールで優勝したりして、各地のペーニャやフェスティバルでも歌っていた。その後、ロシオ・モリーナと組んで来日公演にも参加していたのを覚えている人もいることだろう。
ソロ、舞踊伴唱など、王道の経験もしっかり積んでの今なのだ。
フラメンコの、カンテのベースがしっかりしていて揺るぎがないからこそ、ベースで弾き語りしようが、むっちゃロックなドラムスが入ろうが、安心していられる。
昔のイスラエル・ガルバンをちょっと思い出した。フラメンコのベースをきちんと築いた上での冒険。型を知り尽くしてからの型破り。
アンコールで、「セール・フェリス!」幸せになって!と叫んでいたけど、ありがとう。あなたの音楽で私たちは皆幸せになれました。
なお、会場にはトリアーナの先輩、エスペランサ・フェルナンデスやかつて共演したアンドレス・マリンやホセ・アセド、アリシア・マルケス夫妻なども顔を見せていましたよ。で皆大絶賛!だよね。
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