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| 左から賛助出演、ピアノのハビエル・セシリア、舞踊のクラウディア・ラ・デブラ、カンテのセリア・オルテガ、ギターのハビエル・アルコス、賛助出演のサルバドール・グティエレス |
フラメンコの日、11月16日はセントラル劇場で、アンダルシア州が14歳から25歳までを対象にして、アンダルシア各県のペーニャと協力して4月から行っていたコンクールの優勝者ガラ公演が行われました。
最初はアルメリア出身、16歳のカンタオーラ、セリア・オルテガ。タランタとファンダンゴ。声が前にしっかり出ているし、音程もいい。16歳で?すごいなあ。
続くギタリストも16歳、マラガ県ミネルバのハビエル・アルコス、パコ・ハビエル・ヒメノ門下というけど、パコ・デ・ルシアをバリバリ弾くのがすごい。ミネーラとブレリア。パコ弾けるってだけでもちろんすごいんだけど、いくら上手でも間合いの感覚、音の重さなどパコのようには弾けないわけで、なら自分で考えて、パコの曲をその通りにきちんと綺麗に弾くというクラシックギター方式というかハビエル・コンデ方式にするか、フレーズを入れるにしても自分の曲を作っていくかどっちか選ぶべき、今のパッチワークのような演奏、しかもブレリアのコンパスは凸凹もあるっていうのじゃ難しい。ギターは大変。やっぱ歌伴奏、舞踊伴奏でキャリア積むべきかも。
その他楽器部門はピアノのハビエル・セシリア、セビージャ県の古都、オスーナ出身。クラシックな感じだけど、ちょっとしたデテールが悪くない。
最後のクラウディアは幼い時から活動していて現在、アンダルシア舞踊団にいる実力派。上手。でもここから一歩出るためには“なにか”が必要になるんだと思う。カンテを踊る意識を強めるとかかなあ。間合いとかでオレを引き出すような踊り見せてほしい。
最後は全員で少しやったのも良かった。
なお、準優勝というか、補欠1位に踊りは歌い手ロセンドの娘のローラ、ギターはボリータの息子のホセ・ケベドが入っていたというのを、ネットで見ました。この二人もいつか見てみたいな。あ、ホセはヘーレンのコンクールで伴奏してるの見たけど上手だったよ。

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