2014年1月30日木曜日

フェリクス・グランデ逝く

詩人のフェリクス・グランデが
膵臓がんのため76歳で亡くなりました。

1937年メリダ生まれ。
幼少時をカスティージャ・ラマンチャのトメジョーソで過ごし
20歳でマドリードに移ります。 
1961年からクアデルノ・イスパノアメリカノ編集部で働きはじめ
後にはその編集長にもなっています。
62年以降数々の詩の賞を受賞。
1976年にはエッセイ「フラメンコの思い出」を発表。
1980年には「フラメンコの思い出」でフラメンコ学会賞を受賞。
2004年には国家文学賞を受賞しています。

パコ・デ・ルシアのアルバムに文を寄せたり
フラメンコの講演など
フラメンコとも関係の深かった人でした。


ご冥福を祈ります。


2014年1月29日水曜日

コンチャ・ハレーニョのマスタークラスenセビージャ

今最も人気のある若手舞踊家の一人、
コンチャ・ハレーニョのマスタークラスが
2月15日
セビージャで行われる。
ダンサーとしてだけでなく講師としても定評がある彼女。
1日でも実り多い日になるだろう。


■コンチャ・ハレーニョのマスタークラス
2/15(土)
[教]〈b〉コンチャ・ハレーニョ
[内容]11時〜13時初中級タンゴス、13時〜15時中上級ソレア・ポル・ブレリアス
[場]セビージャ フラメンコ・ア・ドス・アンヘル・アティエンサ
[問]http://www.flamencoados.com/

2014年1月27日月曜日

ラ・チョニ セビージャ公演

セビージャ大学出身のバイラオーラ、
ラ・チョニのカンパニーが
セビージャの小劇場ラ・フンディシオンで
「フラメンコ・トラタード」を
1月30日から2月9日までの木曜日から日曜日と8回公演。

前作「ラ・グロリア・デ・ミ・マレ」に続く作品で
前作同様、ラ・チョニは
フアンホ・マシアス演じる グロリア・ヒメネスの娘、
エストレージャ・ヒメネスというアルティスタだという設定のもと行われる
フラメンコ・コメディ 。



★「フラメンコ・トラタード」
1/30(木)〜2/2(日)、2/6(木)〜9(日)21時※日曜は20時
[出]〈b〉ラ・チョニ、〈c〉アリシア・アクーニャ、〈g〉ラウル・カンティサノ、〈俳優〉フアンホ・マシアス/フアンフラ・フアレス
[場]セビージャ ラ・フンディシオン
[問]http://www.fundiciondesevilla.es

2014年1月26日日曜日

スペイン北部でのフラメンコ公演

フラメンコ公演が多いのはスペインの中でも
まずはセビージャなど南部アンダルシア地方だと思いがちだけど
マドリードやバルセロナなどの大都会、
またスペイン北部でもフラメンコを観る機会も実はあるのです。

ここ数年続いているスペイン北部フラメンコ・ツアーもそのひとつ。
ログローニョ、ブルゴス、バラカルド、ビトリアなど
ワインで有名なリオハ地方のログローニョや
バスク地方のバラカルド、ビトリアなど
北部の町を複数のアーティストが回ります。
 

★スペイン北部でのフラメンコ
2/6(木)21時30分
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈g〉フアン・レケーナ
2/20(木)21時30分
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉マヌエル・エレーラ
3/13(木)21時30分
[出]〈c〉ビセンテ・ソルデーラ、〈g〉マヌエル・バレンシア
4/3(木)21時30分
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、〈g〉アントニオ・イゲロ
[場]ログローニョ ブレトン劇場サロン・デ・コルムナス
3/20(木)21時「デ・サンティアゴ・ア・ラ・プラスエラ」
[出]〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈g〉マヌエル・バレンシア、〈palmas〉マカノ、チチャロ
4/24(木)21時「テンデンシアス」
[出]〈b〉アルフォンソ・ロサ、へスス・カルモナ、ニノ・デ・ロス・レジェス、〈g〉ピノ・ロサダ、〈c〉サンブジョ、ラ・ファビ
[場]ログローニョ ブレトン劇場
[問]941207231
2/7(金)23時
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈g〉フアン・レケーナ
2/21(金)23時
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉マヌエル・エレーラ
3/7(木)23時
[出]〈c〉ビセンテ・ソルデーラ、〈g〉マヌエル・バレンシア
4/4(金)23時
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、〈g〉アントニオ・イゲロ
[場]バラカルド バラカルド劇場サラII
3/21(金)20時30分「デ・サンティアゴ・ア・ラ・プラスエラ」
[出]〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈g〉マヌエル・バレンシア、〈palmas〉マカノ、チチャロ
[場]バラカルド バラカルド劇場
[問]http://www.teatrobarakaldo.com
2/8(土)20時30分
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈g〉フアン・レケーナ
2/22(土)20時30分
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉マヌエル・エレーラ
3/8(金)20時30分
[出]〈c〉ビセンテ・ソルデーラ、〈g〉マヌエル・バレンシア
3/22(土)20時30分「デ・サンティアゴ・ア・ラ・プラスエラ」
[出]〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈g〉マヌエル・バレンシア、〈palmas〉マカノ、チチャロ
[場]ビトリア/ガステイス エゴアルデ市民センター
[問]www.vitoria-gasteiz.o 電話945161880
2/15(土)22時30分
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈g〉フアン・レケーナ
3/1(土)22時30分
[出]〈c〉ロシオ・マルケス、〈g〉マヌエル・エレーラ
3/15(土)22時30分
[出]〈c〉ビセンテ・ソルデーラ、〈g〉マヌエル・バレンシア
4/5(土)22時30分
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、〈g〉アントニオ・イゲロ
[場]ブルゴス カピージャ・デ・ムシカ・デ・ラス・べルナルダス
[問]http://www.aytoburgos.es
3/29(土)22時30分「デ・サンティアゴ・ア・ラ・プラスエラ」
[出]〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈g〉マヌエル・バレンシア、〈palmas〉マカノ、チチャロ
4/25(土)20時30分「テンデンシアス」
[出]〈b〉アルフォンソ・ロサ、へスス・カルモナ、ニノ・デ・ロス・レジェス、〈g〉ピノ・ロサダ、〈c〉サンブジョ、ラ・ファビ
[場]ブルゴス プリンシパル劇場
[問]http://www.aytoburgos.es 電話947288873

2014年1月23日木曜日

「トリアーナのマントンシージョ」

 1月21日セビージャのロペ・デ・ベガ劇場で行われた公演
「トリアーナのマントンシージョ」
を観てきた。

闘牛場のようなついたて
アーティストの写真、マントンをかけた机、
セビージャ風家具とよばれる、
フラメンコの舞台でもおなじみの赤と緑にペイントされた木の椅子。
昨年閉まってしまったトリアーナのバル、
マントンシージョそっくりの舞台装置。
主人のホセ・レリダがカウンターのむこうで酒をつぐ。

マントンシージョの開店は遅い。
22時だったり23時だったり。
にぎわうのは24時以降。
食事や仕事を終えた人たちがやってくる夜のバル。
ホセは90年代にはトリアーナ橋のそばでアルトサーノというバルをやっていた。
トリアーナ生まれのトリアーナ育ち。
フラメンコの中で育ってきた。
だからいつもバルにはフラメンコたちがやってきた。
アルティスタ、アフィシオナード、ヒターノ、パジョ、外国人
一杯やりながらCDでかかる古いフラメンコに耳を傾けたり
おしゃべりしたり。
時にパルマやギターがはじまりフィエスタになる。
ビエナルのあとなどは仕事を終えたアルティスタたちと飲み明かしたりもしたものだ。

そんな店によく顔をだしていたギタリスト、
エミリオ・カラカフェのギターソロで始まった。
時が引き戻される。
あの店であったあんなことこんなこと
あんな人こんな人。

チケテテが歌い
カルメン・レデスマが踊る。
タンゴ。ブレリア。ソレア。
気取らないフラメンコだ。

かつて踊り手としてローラ・フローレスの一座などで活躍した、
アントニオ・エル・コルドベスとパコ・ベガが絶品。
エレガントにゆったりとマルカールして
ばしっときめてくれる。
なによりもその姿勢がいい。
パコのブラソはトリアーナらしい。
宝くじ売りを演じたサルーもそう。
トリアーナ・プーラででたこともあるサルー。
すっと出てさっと帰る。
何もしないのに味がある。
昔ながらの足取り。

マヌエル・モリーナとチケテテの昔語り。
その昔。およそ半世紀も前のこと。
グループ組んでいた二人が
かつての歌を二人で歌う。
 リラックスして楽しんでいるようにみえる。
それは彼らだけでなく
ギターのエミリオやメルチョール・サンティアゴ、フラン・コルテス、
歌のホアキーナ・アマジらも
満員の客席も同じ。
実際

小芝居もいやみなく自然で
時が戻っていくようだ。

フラメンコがあるのは劇場やタブラオの舞台だけではない


2014年1月22日水曜日

ビエナル開幕公演

マドリードで行われている旅行博にあわせ
レティロ公園で
ビエナルのプレゼンテーションが行われ
9月12日開幕公演の内容が発表された。
「エスタモス・ビーボス・デ・ミラグロ。グラナダ/セビージャ/ニューヨーク」
というタイトルで
エンリケ・モレンテへのオマージュとして
マエストランサ劇場で行われるもので
出演者が超豪華。

歌に
エストレージャ・モレンテ
ソレア・モレンテ
エンリケ・モレンテ・カルボネル
カルメン・リナーレス
エル・ペレ
アルカンヘル
フアン・ホセ・アマドール

踊りには
イスラエル・ガルバン
ハビエル・ラトーレ
ベレン・マジャ

ギターは
ペペ・アビチュエラ
アルフレド・ラゴス
ダニ・デ・モロン
そして
プロジェクト・ロルカ

また
ミゲル・ポベーダとマヌエラ・カラスコの共演作品も初演されるそう。

2014年1月20日月曜日

アンダルシア・フラメンコ舞踊団公演予定

コルドバで初演された
アンダルシア・フラメンコ舞踊団新作。
今月からスペイン各地で公演予定です。


★アンダルシア・フラメンコ舞踊団「エン・ラ・メモリア・デル・カンテ;1922」
[出]アンダルシア・フラメンコ舞踊団
1/24(金)、25(土)
[場]セビージャ県アラアル 劇場
1/31(金)、2/1(土)
[場]ウエルバ ラス・コチェーラス・デル・プエルト
2/7(金)、8(土)
[場]ハエン県マルトス マエストロ・アルバレス・アロンソ劇場
2/19(水)〜23(日)
[場]セビージャ セントラル劇場
3/7(金)
[場]グラナダ県アルムニェカル マルティン・レクエルダ劇場
3/20(木)
[場]アルメリア県ウエカルーオべラ 市立劇場
3/22(土)
[場]アルメリア県エル・エヒド テアトロ・アウディトリオ
3/29(土)
[場]ウエルバ県バルベルデ・デル・カミノ 市立劇場
4/10(木)〜20(日)
[場]マドリード アルカラ劇場
4/26(土)
[場]マドリード圏サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス
4/29(火)
[場]アルカサル・デ・サン・フアン
5/16(金)
[場]ムルシア州カラバカ 
5/23(金)
[場]バスク地方サントゥルセ
7/22(火)〜8/30(土)
[場]グラナダ ヘネラリフェ劇場
[問]http://www.juntadeandalucia.es/culturaydeporte/bfa/

2014年1月19日日曜日

アルムニェカルのフラメンコ


2月から5月まで行われる
グラナダの海岸沿いの町アルムニェカルでのフラメンコ公演シリーズ。
出演者はオールヒターノ。





★第3回シクロ・フラメンコ“シウダ・デ・アルムニェカル” 
2/7(金)「ヒタネリアス」
[出]〈b〉フアン・アントニオ・フェルナンデス・モントージャ“エル・バルージョ”
3/15(土)「ヘレス・プーロ」
[出]〈c〉カプージョ・デ・ヘレス
4/4(金)「カマロンに捧げる」
[出]〈g〉ホセ・フェルナンデス、ルイス・モンへほか
4/25(金)
[出]〈b〉イバン・バルガス、ゲスト〈c〉ペペ・ルイス・アビチュエラ
5/16(金)
[出]〈b〉エル・カルペータ
[場]グラナダ県アルムニェカル カサ・デ・クルトゥラ
[問]☎958838605

2014年1月18日土曜日

アンダルシア・フラメンコ舞踊団「エン・ラ・メモリア・デル・カンテ;1922」初演

1月17日金曜日コルドバのグラン・テアトロで
アンダルシア・フラメンコ舞踊団の新作
「エン・ラ・メモリア・デル・カンテ;1922」 が初演された。

昨年同舞踊団の新監督となった
ラファエラ・カラスコの企画/振付けで
ガルシア・ロルカやマヌエル・デ・ファリャらが関わり、
1922年、アルハンブラのアルヒベ広場で行われた
カンテコンクールをモチーフに
作り上げた作品。

このカンテコンクールは当時の、“商業主義に感化された” フラメンコではなく
プロではない人が口伝えで覚えた“純粋なフラメンコ”を取り戻す、という
ロマン主義的上から目線で主催されたものなのだが
フラメンコの歴史に残るものとして知られるのは
ロルカやファリャなど有名知識人の関わりゆえだろう。



始まる前に舞台に投影されているのは
コンクールのポスターの絵


舞台の上にはコンクールの小さな舞台。
今もあちこちの村のフェスティバルでよくみかける折り畳み椅子が並ぶ。


そのコンクールの“宣言書”が
作品のプレゼンテーションとなり女性5人男性3人による群舞で踊られ、

続く“審査員紹介”では
アントニオ・チャコン、ニーニャ・デ・ロス・ペイネス、マヌエル・トーレという(!)
フラメンコの歴史上最強の歌い手たち3人を、
ダビ・コリア、アナ・モラーレス、ウーゴ・ロペス。
三人のソリストがそれぞれ踊る。
それぞれのSP録音にあわせて踊るというのが面白い。
曲はひとつではなくいろいろな録音が途切れ途切れにでてくる。

コンクールで伴奏ギタリストをつとめた
ラモン・モントージャの“ロンデーニャ”は6人の群舞で。
ギターのビブラートを
6人が6本の弦のようになって踊るのも楽しい趣向だ。

最初のソロはマヌエル・トーレ/ウーゴ・ロペスのシギリージャ。
長身をいかしてダイナミックに踊る。


サンブラのクアドロは8人の群舞。
華やかな衣装でグラナダのクエバの定番で、
アルボレアに始まり、カチューチャやモスカまで楽しくみせる。
若いからかおばちゃんたちのようにはなかなかいかない。
とくに女性舞踊手にもう少しニュアンスがでてくるともっといいだろう。


 2番目のソロはニーニャ・デ・ロス・ペイネス/アナ・モラーレスのサエタ。
有名な「アイ、ピラト」の録音ではじまるのだが
この人の動きの美しさは特筆ものだ。
サエタのバックに流れる太鼓の音が軍隊行進のイメージと重なり
時代の不穏な空気を表現していく。

あのコンクールに参加していた少年時代のカラコールのトナーは
再び6人の群舞でみせる。

3番目のソロはアントニオ・チャコン/ダビ・コリアのマラゲーニャ。
これがまたよかった。
ラファエラ舞踊団のメンバーでもあったダビは
繊細で美しい踊りをみせるのだがこれがチャコンのマラゲーニャにぴったりくる。

コンクール優勝者であるディエゴ・ベルムデス“エル・テナサ” のソレアは
カンテのアントニオ・カンポスとミゲル・オルテガ、
カーノとヘスース・トーレスのギターで。

ラモン・モントージャのソレアは全員の群舞で
最後の最後に白い衣装のラファエラ・カラスコが
ラ・マカローナのイメージでカンティーニャ。
 この、1922年のコンクールの写真でのマカローナをイメージしたのだろう、
 エプロンをつけた衣装はいつものラファエラらしくなく、
大ざっぱな感じなのが 残念だが踊りはやはり素晴らしい。


 ファエラらしい洗練と繊細さで
しっかり歴史的コンクールを研究し
よくつくられた作品だ。
ベースとしてはしっかりできている。
暗めの照明もふくめ、時代の雰囲気をよくあらわしている。
22年のコンクールについて知っている人はもちろん
まったくなにも知らない人も
楽しめる近づきやすい作品といえるだろう。
踊りだけでなくカンテやギターも大切にしているのも好感がもてる。
初演ということでまだまだ荒削りな部分もあったが
これから公演を重ねていけばどんどんよくなっていくことだろう。


なお客席には
前監督のルベン・オルモを始め、ハビエル・ラトーレや
パトリシア・ゲレーロ、ロシオ・コラルなどのアーティスト、
またプロモーターやマネージャーなどが多数顔をみせていた。

 ビデオがアップされていましたが
ロンデーニャとクアドロ・デ・サンブラの群舞のみなのが残念


2014年1月15日水曜日

マドリード テトゥアン地区振付けコンクール

マドリードの北東テトゥアン地区で
コンテンポラリーとスペイン舞踊、フラメンコの
振付けコンクールが開催される。

コンクールは
4月25〜27日に開催だが
その応募受付は1月20日まで。
外国人でも参加できるので希望者はオフィシャルウエブをチェック。

ビデオ&書類審査で10〜12組にしぼられ
25、26日に準決勝、
27日に決勝の予定。

なお会場となる市民センターは
ダニエル・ドーニャのカンパニーと
コンテンポラリーのテレサ・ニエトのカンパニーの本拠地で
この二人のイニシアティブで行われているそう。

2014年1月9日木曜日

ビエナル 主な出演者発表

今年の秋に行われるセビージャのビエナル。
その主な出演者が発表された。

第1週は
イスラエル・ガルバン「フラコメン」
昨年ラ・ウニオンで初演した新作で、カンテのトマス・ペラーテのほかは
エロイーサ・カントン、プロジェクト・ロルカが伴奏。
また
「VORS&ムヘレス」で
マヌエル・モネオ、フェルナンド・デ・ラ・モレーナ、ルイス・エル・サンボ、
カプージョ、マカニータ、フアナ・ラ・デル・ピパが出演。
またファルキートも新作を上演するという。
マイテ・マルティンはホセ・ルイス・モントンとフアン・ラモン・カロの伴奏で
「ポル・ロス・ムエルトス・デル・カンテ」
ラファエルとアデラのカンパージョ兄弟は「サングレ」を。
歌にヘロモ・セグーラとヘスス・コルバチョ、
伴奏はダビ・バルガスとフアン・カンパージョ。

第2週は
ドランテス「フラメンコ・ア・コルデス」
イサベル・バジョン「カプリチョス・デル・ティエンポ」 で
伴唱 はダビ・ラゴスとロンドロ。
ヘスス・メンデスとアントニオ・レジェスは作品「カンタオーレス」を。
エストレージャ・モレンテは「ロルカと恋は魔術師の7つの歌」を
セビージャ交響楽団とペペ・アビチュエラとの共演で 。
カリメ・アマジャ、ヘスス・カルモナ、パロマ・ファントバの3人も新作公演
エル・ペレはドランテス、ファルキート、モネータと共演するとか。

第3週は
「…イ・セビージャ」で
セグンド・ファルコン、パコ・ハラナ、マノロ・フランコとカナーレスが共演。
ロシオ・モリーナも新作を上演する。
またホセ・バレンシアとアルかアンヘルもそれぞれリサイタルを。

これだけでもけっこう盛りだくさん。
ここにどんな公演が加わるのでしょうか。

2014年1月8日水曜日

イスラエル・ガルバン バルセロナ公演

スペイン国内での公演よりも
フランスやスイス、ドイツなど
海外公演の方が多いイスラエル・ガルバン。

その彼がバルセロナのメルカ・デ・ラス・フロールスに出演します。

作品は「ロ・レアル」

 ナチス/ファシズムのスペイン歌謡/フラメンコ好き と
ナチスのジプシー迫害という史実をふまえて描かれる世界は
ユーモアもあるもののかなりハードな真実をつきつけられるような気がします。

バルセロナにおられる方はぜひ。
 
 

★イスラエル・ガルバン「ロ・レアル」
1/16(木)〜19(日) 20時30分最終日のみ18時
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン、ベレン・マジャ、イサベル・バロン、〈g〉チクエロ、〈c〉トマス・デ・ペラーテ、ダビ・ラゴスほか
[場]バルセロナ メルカ・デ・ラス・フロールス 
[料]25ユーロ
[問]http://mercatflors.cat

2014年1月7日火曜日

フラメンコ・ジャズ


マドリードのカサ・パタスといえば
レストランバールの奥が
ライブハウスからタブラオになった店。
今はその上がフラメンコ学校になっている。
その上の学校の中のホールでの公演。
1月中の土曜日に4つのフラメンコ・ジャズのコンサート。

ピアノのソロにサックス、
ギターにカンテにトランペットにウッドベース。
いつもとちがったジャズ、いつもとちがったフラメンコをみたい人ぜひ

1/11(土)22時30分
[出]〈ピアノ〉チャノ・ドミンゲス
1/18(土)22時30分
[出]〈サックス、フルート〉ホルヘ・パルド、〈g〉フラビオ・ロドリゲス、〈perc〉エル・ギジェ
1/25(土)22時30分
[出]〈g〉パコ・リバス、フェルナンド・ベルベル、〈バイオリン〉ロベルト・ハボネロ、〈ウッドベース〉ホセミ・ガルソン、ゲスト〈c〉エバ・ドゥラン
1/31(土)22時30分
[出]〈トランペット〉ジェリー・ゴンサレス、〈ウッドベース〉ハビエル・コリーナ、〈perc〉ピラーニャ

2014年1月6日月曜日

シルベリオ・エレディア逝く

1月5日の未明に
歌い手のシリベリオ・エレディアが亡くなった。
まだ48歳という若さ。

カディ県チクラナ生まれ。
こどもの頃から歌い始め
カマロンやレブリハーノらとのフエルガで育つ。
1989年にはマドリードのベンタ・エル・ガトに出演。
90年にはホアキン・グリロのグループの一員として
サラ・バラス、アルフレド・ラゴスらとともに
新宿「エル・フラメンコ」に出演した。
そのほかにもファルーコ、マヌエラ・カラスコ、
アントニオ・カナーレス、ハビエル・バロン、
らの伴唱などで活躍し
1999年にはソロアルバムもリリース。
病気になり昨秋には彼に捧げる公演が行われていた。


2014年1月3日金曜日

マドリードのフラメンコ・サークル主催のライブ

 マドリードのフラメンコ・サークル主催の公演シリーズ。
場所はマドリードのタブラオ、ラ・タブラ。
サークルの会員は入場料無料。

 



★シルクロ・フラメンコ・デ・マドリ
1/16(木)22時30分
[出]〈c〉ラ・カニェータ、〈g〉アントニオ・ソト
1/30(木)22時30分
[出]〈c〉ホアキン・デ・ソラ、ビクトル・ロサ
2/13(木)22時30分
[出]〈c〉アントニオ・アグヘータ、〈g〉ドミンゴ・ルビチ
2/27(木)22時30分
[出]〈g〉ビクトル・モンへ・セラニート
3/13(木)22時30分
[出]〈b〉ペペ・トーレス、〈c〉ホセ・メンデス、ダビ・エル・ガジ、〈g〉エウヘニオ・イグレシアス
3/27(木)22時30分
[出]〈g〉オスカル・エレーロ
4/3(木)22時30分
[出]〈c〉ダビ・ラゴス、〈g〉サンティアゴ・ララ
4/24(木)22時30分
[出]〈c〉エル・ペレ、〈g〉アントニオ・パトロシニオ
[場]マドリード ラス・タブラス
[料]30ユーロ
[問]www.circuloflamencodemadrid.com

2014年1月2日木曜日

ニームのフラメンコ祭

1年で最初の大きなフラメンコ祭がこれ
ニームのフラメンコ祭。
南フランスの、ローマ遺跡で有名な町、ニーム。
この町のフラメンコ祭は今年で24回目という歴史を誇ります。
1月7日 から18日まで
町の劇場などを舞台にたくさんのフラメンコ公演が行われます。

下記の公演のほかにも講演 や映画、
ボボーテによるパルマのマスタークラス、写真展なども。
詳細はHP

★第24回ニーム・フラメンコ祭
1/8(水)18時30分「エン・ミス・カバレス」
[出]〈b〉ホセ・ガラン
1/10(金) 20時「ロ・レアル」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン
1/11(土)20時「ウン・ビアへ・ポル・エル・カンテ」
[出]〈c〉アルヘンティーナ 
1/12(日) 20時「カプリチョス・デル・ティエンポ」
[出]〈b〉イサベル・バジョン
1/14(火)20時「トゥエタノ」
[出]〈b〉アンドレス・マリン 、ゲスト〈b〉コンチャ・バルガス、ゲスト〈c〉ラ・マカニータ
1/15(水)20時「 ノーチェ・エストレマドゥーラ」
[出]〈c〉グアディアナ、ホセファ・サラサール“ラ・ネグラ”、ピラール“ラ・ラティータ”、〈b〉エル・ペレグリーノ、〈g〉ミゲル・バルガス、フアン・バルガス、
1/16(火)20時
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈b〉ペペ・トーレス
1/17(火)20時「 ア・ミ・ティエンポ」
[出]〈c〉マリナ・エレディア
1/18(土)20時「アフェクトス」
[出]〈b〉ロシオ・モリーナ
[場]フランス ニーム ベルナデット・ラフォン劇場
1/11(土)17時
[出]〈c〉モネイート、〈g〉フアン・ディエゴ
1/18(土)17時
[出]〈c〉マルケス・エル・サパテーロ、エル・カルピンテーロ、〈g〉ダニ・デ・モロン
[場]フランス ニーム エマニュエル・ダルソン高校
1/11(土)22時30分
[出]〈c〉メルチョーラ・オルテガ、ダビ・ラゴス
[場]フランス ニーム オデオン
[問]http://www.theatredenimes.com/fest-31-festival_flamenco_2014.html
 

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。


年末は訃報が三つ続きちょっとへこんでいます。
生きてる時間が長くなれば
知り合いや友達の訃報にふれる機会が多くなるのは当然のことなのですが、
なかなかなれることはできません。
特に毎日会ってるわけではない、
違う土地に住む友達の場合
いつまでもその死を信じられなかったり。
それでも時がゆっくりと意識を変えてくれていきます。


でも考えてみれば生まれたばかりの子供のその先の人生は誰にもわからないから
私たちが知らないだけで
今この時にもフラメンコ界を代表するようなアーティストが生まれているのかもしれず 。
フラメンコにとって悲しいことばかりおきてるわけではないのでは、
などとも思います。



今年も生のフラメンコをたくさんみることができますように。