2019年4月30日火曜日

Flamenco + 日本のうた/徳田志帆、萩原淳子、吉武もえ

鹿児島出身のバイラオーラ、徳田志帆がセビージャ滞在を機に企画した公演は、フラメンコのスタジオが幾つかある、カステジャール通りのLaberinto Art Lab.で
セビージャ在住の萩原淳子、声楽家(でバイラオーラ)の吉武萌との共演で、日本のうたとフラメンコで構成。うたは
セビージャ在住の日本人フラメンコたちもたくさんやってきた、あたたかな公演でありました。

会場にやってくると、主役の徳田が梅酒とお菓子で歓迎してくれる。
30分遅れで始まる、というのはセビージャらしいけど、会場は立ち見も出る満員。

吉武の歌う荒城の月。

 それを少し踊って

トリアーナのタンゴへと続く。

ギターソロのブレリアを挟んで徳田のソレア
深く掘り下げていく。重みがある。


振りと振りの間にちょっとひっかる感じがあるのはちょっと残念。
自然に流れるように行くともっといい。
またシージョのフレコが髪飾りに引っかかったりしたのも残念。
踊りは見るものだから、見た目も大切。
アクセサリが飛んだり、髪が乱れたりするのも、アクシデントでもあるけど、なるべくそうならないようにする工夫も大切。少なくともセビージャ派では。




五木の子守唄とナナ・デ・カバージョが絡み合う。



萩原はアレグリアス。余裕。
どんな歌が来てもどんなギターが来てもちゃんと対応できるのは実力。


最後は徳田が思いを語り、フィン・デ・フィエスタ。




まだ実験段階な感じもあるけれど、なんかここから色々生まれそうな気も。




2019年4月22日月曜日

第2回全日本セビジャーナス・フェスティバル

4月21日、座・高円寺で行われた第2回全日本セビジャーナス・フェスティバルで、昨年に引き続き、審査員を務めさせていただきました。

出場者の皆さん、お疲れ様でした!
入賞した方も、惜しくも逃した方も、みんな、良かったです。
今年はスペイン人の審査員はいなかったのですが、もしいたとしたら、皆さんのフラメンコ愛にきっとびっくりしたことと思います。
日本のフラメンコを、世界のフラメンコを支えているのは皆さんなんだ、と改めて感じさせてくれました。

セビージャの春祭りフェリアで踊られるセビジャーナス。
今年のフェリアの開催は例年に遅く、5月に行われますが、セビージャに先駆け、高円寺がフェリア色に染まりました。

賞は、審査員5人全員で話し合って決まりました。
前回同様、生徒の出演している審査員は、そのグループについての審査には関わっていません。賞の中立性は保たれているとご理解いただければ幸いです。
またどの賞についても、審査員からの異論はありませんでした。
今回、昨年の半分の参加にとどまり、また、最優秀賞は残念ながら該当者なし、となってしまいましたが、出演者の健闘をたたえる新しい賞も作られ、おくられました。

入賞者の皆さんおめでとうございます。
舞台を、踊ることを楽しんでいる姿勢が今回の結果に繋がりました。
入賞しなかった方も、だからダメだった、というわけでは決してありません。
それぞれにいいところはあったと思います。

セビジャーナスはお祭りの踊り、見ている人を楽しませるというより、踊る人たち自身が楽しんで踊るものです。セビジャーナスの曲を使って表現することも、ドラマを見せることもできますし、セビジャーナスの曲にも悲しいものやドラマチックなものもありますが、基本はお祭りの楽しい踊りです。なので、楽しんで踊っている、楽しそうに踊っている、というのは今回も評価のポイントの一つとなりました。

スペインでのセビジャーナスコンクールでは、主催者側が用意した曲で、パレハで踊るのが基本ですが、このフェスティバルではそれぞれの参加者がセビジャーナスという曲を使って自由に表現します。バタ・デ・コーラ、マントン、アバニコ、バストン、カスタネット、帽子。皆それぞれ工夫して、さまざまなテクニックで、フォーメーションを変えて、見せてくれました。人数も2人から7人とさまざまなら、年代も子供から年配の方までさまざまです。プロもアマチュアも、初心者も、誰もが自由に、自分たちのセビジャーナスを楽しむことができるんです。
表彰式の後、全員が舞台で踊ったセビジャーナス。グループでの出番では緊張していた人もリラックスして楽しんで踊っているのも、見ているだけで楽しくなる感じでした。
セビジャナース、楽しいなあ。



さて、昨年に引き続き今年も志風個人の感想を短く記したいと思います。
これはあくまでも志風個人の印象で、他の審査員の方のとは関係ありません。

1La Puerta Abierta II
4人の女性がシンプルな白いマントンで踊る。マントンの技術がまだまだ練習が必要。髪に大きな花をつけ、それを避けるように扱ってはいるのだけど、絡まってしまったのはアクシデントだから仕方ない。プロでもマントンの時は髪のあしらえをシンプルにしているのだから、そのあたりも考えても良かったかも。
2La Puerta Abierta
白い肩を出したドレスでアバニコを使ってクラシコ風に踊る。1番目のグループが初級としたらこちらは中級?表情は良い。
3ラスグアパスグループ 親愛賞Premio Simpatía
年配の方3人。赤と黒の衣装にコルドベスをかぶりバストンでリズムを取りつつ。とにか楽しそうに踊っているのでこちらも楽しくなる。セビジャーナスのリズムのきまり、止まるところも打ち続けているのはご愛嬌。
4ラティドスJr  セビージャ賞Premi Muy de Sevilla
こどもたち7人のグループ。とてもいい笑顔で元気いっぱい、しっかり踊っている。このままセビージャのフェリアに行って踊れます。こどもだということを割り引いても、私的にはこの日一番印象に残ったかも。セビジャーナスのエネルギー、楽しさなどを伝えます。
こどもとはいえブラソもちゃんとしている子もあり、将来楽しみ。
5La Vía Láctea
ピンクのバタ・デ・コーラでカスタネットを使って踊る3人。頭の花のつけ方が独特。フリーダ・カーロみたい? フォーメーションなども含め、テクニック的には屈指のグループだったのだけどこれだけテクニックあるなら表情や、身体表現でももう一歩進めるはず。Animo!
6La Primavera
バタ・デ・コーラで踊る5人。難しい曲を選びましたね。そのせいもあるのかな。表情があまりないのが残念。踊るというのは足どりだけでなく、顔の表情も含めて、だと思います。
7Hey!Sevi! Jump! 希望賞Premio de Esperanza
白い衣装に色とりどりのマントンを巻いて、楽しそうに踊る5人。セビジャーナスの王道でございます。そのままフェリアにいそう。
8Maletilla  マエストロ賞Premio Maestría
帽子の男性、バタ・デ・コーラの女性のパレハ。男女パレハはセビジャーナスの基本だけど、今回はこの二人のみ。劇場でのセビジャーナスという感じで、抜群の安定感とフラメンコ性。顎を上げるなど、姿勢をもうちょっとだけ直せばもっと素敵に見えるはず。
9Rosa y Verde 希望賞Premio de Esperanza
バタ・デ・コーラの女性6人。バタがひっくり返ってそのままになっちゃうのが多いのはバタの仕立のせいか、技術の未熟か。でも楽しそうなのがいいですね。
10Hemozo Marzo
水玉の衣装で4人。カスタネットも使い踊る。舞台で真正面向くのではなく斜めに構えているのがいい。奥行きが出る。細かいことだけど、上級者でも忘れる人もいる。
11どみちゃんはるちゃん
男二人のセビジャーナスも珍しい。奥濱さんさすがのアレンジなのだけど、男前セビジャーナスを極めるには相手役が力不足だったかも。


連休には立川フラメンコでの500人セビジャーナス、また2020年にはフラメンコ協会の2020人のセビジャーナスもありますが、みんなが通る道、セビジャーナス。
もっともっとセビジャーナス、楽しめるイベントあってもいいですね。





2019年4月14日日曜日

フランス、モン・ド・マルサンのフェスティバル

31回目を数える、スペイン国外切っての老舗フェスティバル、モン・ド・マルサンのフェスティバルのプログラムが発表されました。
公演のほか、舞踊、ギター、カンテ、そして写真のクルシージョもあり、舞踊ではマスタークラスのホアキン・グリロのほか、アンへレス・ガバルドン、ルシア・ラ・ピニョーナ、カンテではホセ・バレンシアやラウラ・ビタル、ギターはアントニオ・ガメスやエウヘニオ・イグレシアスほか、が担当。
スペイン国境にも近い小さな町がフラメンコで溢れる1週間であります。




◇第31回モン・ド・マルサン アルテ・フラメンコ祭
7/2(火)21時『カルネ・イ・ウエソ』
[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ舞踊団
[場]フランス モン・ド・マルサン フランソワーズ・ミッテラン劇場
7/3(水)20時『ラ・ウエジャ・デ・ミ・センティオ』
[出]〈c〉マリア・テレモート
21時30分『タウロマヒア』
[出]〈b〉メルセデス・ルイス舞踊団
7/4(木)20時『デ・ラ・コンセプシオン』
[出]〈b〉マリア・モレーノ
21時30分『コン・ヘラキア』
[出]〈c〉ホセ・バレンシア
7/5(金)20時『エストレージャス・デ・ヘレス』
[出]〈g〉アントニオ・レイ、ディエゴ・デル・モラオ
21時30分『ラ・カジェ・デ・ミス・スエニョス』
[出]〈b〉ホアキン・グリロ
7/6(土)20時『レシタル』
[出]〈c〉イネス・バカン
21時30分『ウン・クエルポ・インフィニート』
[出]〈b〉オルガ・ペリセ
[場]フランス モン・ド・マルサン カフェ・カンタンテ

[問]https://arteflamenco.landes.fr/

2019年4月11日木曜日

アルコベンダスのコンクール結果


マドリード郊外の町アルコベンダスのコンクールの結果が発表されました。
ビデオでのみ審査されるこのコンクール、14歳から30歳までが対象。
毎年、プロアマ問わず参加しているが、今年は各部門ともなかなかの実力派ぞろいです。

カンテ部門はモレニート・デ・イジョラの息子、モレニート・イーホ。1994年生まれで、アントニオ・エル・ピパやトマティートとも仕事をしています。下のビデオはカナルスールの録画。すでに一部では注目を集めていた、わけですね。


舞踊部門はマリナ・パへ。マリア・パヘスとよく似た名前ですが、彼女はマドリード生まれ。マドリードのコンセルバトリオでスペイン舞踊を学び、セビージャのアンダルシア舞踊センターで研鑽を積み志摩スペイン村でも活躍しました。現在はバルセロナ在住で、ホセ・マヌエル・アルバレスのカンパニーでも活躍中です。


ギター部門は1995年グラナダ生まれのアルバロ・マルティネテ。昨年、ヘラルド・ヌニェス制作でCDデビューを果たし、ビエナルのサブ公演でリサイタルを行った売り出し中の若手。モネータとも共演しています。


5月24日、今年の優勝者たちと去年のギター部門優勝のパコ・ソトとのガラ公演が、アルコベンダスで行われます。

◇アルコベンダス・フラメンカ、ヌエボス・タレントス コンクール優勝者ガラ
5/24(金)19時30分
[出]〈c〉モレニート・イーホ、〈b〉マリナ・パへ、〈g〉アルバロ・マルティネテ、パコ・ソト
[場]マドリード圏アルコベンダス アウディトリオ・パコ・デ・ルシア
[料]4ユーロ

[問]http://alcobendasflamencanuevostalentos.org

2019年4月10日水曜日

マドリードのフラメンコ祭

マドリードのフラメンコ祭が今年もコロン広場の地下になるフェルナン・ゴメス劇場で開催されます。
これまでのアンヘル・ロハスに代わって、何かとお騒がせな歌い手ニーニョ・デ・エルチェが新芸術監督となり、舞踊中心だったプログラムも様変わり。
歌、舞踊、フュージョン、フラメンコに近いフラメンコじゃないもの、などバラエティに富んでいます。映画監督を迎えての映画上映などもあり、多角的にフラメンコを楽しむ催しになりそう。



◇フラメンコ・マドリード2019/第5回マドリード・フラメンコ祭
5/5(日)12時
[出]
[場]マドリード コロン広場
5/8(水)21時
[出]〈c〉エル・カブレーロ
5/9(木)21時
[出]〈g〉レフレエ&イサキ・ラクエスタ
5/10(金)21時『マヌエル・モリーナに捧げる』
[出]〈c〉ローレ・モントージャ
5/11(土)21時
[出]〈b〉2018年振り付けコンクール優勝者
5/12(日)20時『スパニッシュ・スイート』
[出]〈b〉コルシア
5/14(火)21時『エル・シティオ・デ・トマシート』
[出]〈c〉トマシート
5/15(水)21時
[出]
5/16(木)21時
[出]〈c〉トマス・エル・ペラーテ&〈g〉アルフレド・ラゴス、〈b〉コンチャ・バルガス&クエンティン・ガス
5/17(金)21時
[出]〈c〉ラ・ファビ、ホセ・デ・ラ・トマサ
5/18(土)21時
[出]〈c〉アントニオ・オルテガ・イーホ、マヌエル・カストゥロ、〈g〉アントニオ・カリオン
5/19(日)12時
[出]セルーのチリゴタ
5/21(火)21時
[出]〈b〉フアン・カルロス・レリダ
5/22(水)21時『ジョ・レ・カント・ア・ミ・バイレ』
[出]〈b〉アンドレス・マリン
5/23(木)21時『エル・カンテ・エン・モビミエント』
[出]〈c〉ラファエル・ヒメネス・ファロ
5/24(金)21時『コントラステス』
[出]〈g〉マノロ・フランコ
5/25(土)21時「ア・ロス・トーケス・バルベロス』
[出]〈g〉マリオ・マス、ハビエル・マス
5/26(日)20時『ラ・グロリア・デ・ミ・マレ』
[出]〈b〉ラ・チョニ
5/28(火)21時『エン・タジェーレス』
[出]〈b〉レオノール・レアル
5/29(水)21時
[出]ロス・プラネータス
[場]マドリード フェルナン・ゴメス劇場サラ・ギラウ
5/9(木)19時30分『ラミレスのギターについて』の会話/無料
5/11(土)18(土)25(土)19時30分
[出]未定
5/12(日)18時バル・デル・オマル監督映画『グラナダの水鏡』/無料
5/14(火)19時30分『ラ・イスラ・デ・カマロン』
[出]ダビ・ピエルフォル
5/15(水)19時30分『アルファベト・ディソナンテ』
[出]〈g〉ラミロ・モラーレス
5/19(日)18時ゴンサロ・ガルシア・ペラジョ監督映画上映と出会い/無料
5/21(火)19時30分『エル・バイレ・デ・ラス・クエルダス』
[出]〈g〉ラウル・カンティサーノ
5/22(水)19時30分
[出]ロス・ボルブレ
5/23(木)19時30分『アニマルズ』
[出]〈b〉クリスティーナ・ホール、アルバロ・ラミレス
5/26(日)18時チュス・グティエレス監督映画『サクロモンテ』上映と出会い/無料
5/28(火)19時30分『ミ・モメント』
[出]〈c〉アントニア
5/30(木)19時30分『ラマダン』
[出]ラ・ホセ
5/31(金)~6/2(日)19時30分 スペイン舞踊とフラメンコの振り付けコンクール
[場]マドリード フェルナン・ゴメス劇場サラ・ハルディエル・ポンセラ

[問]https://www.teatrofernangomez.es/programacion/flamenco-madrid-2019

2019年4月3日水曜日

萩原淳子がレブリーハのカラコラーに出演決定

アンダルシアに数あるフラメンコ祭の中でも最も古い部類に入る、レブリーハのカラコラー。
レブリーハはセビージャ県の南の端の方、へレスにも近い場所にある村。
実際、農作業を通じて、昔からヘレスとの交流も盛んで、フラメンコでもエル・レブリハーノを始め、沢山のアルティスタを生み出している。
ここのフェスティバルがカラコラー。
以前は他の多くのフェスティバル同様、多くのアルティスタたちが一夜に集うスタイルだったが、数年前からシステムが変わり、10日間にわたり、複数のアルティスタの公演が行われるという形になった。
今年はなんと、萩原淳子が出演する。おそらく日本人としては初めての快挙。
おめでとう!

彼女が出演するのは7月15日の野外公演。


◇第54回カラコラー・デ・レブリーハ
7/11(木)~20(土)
7/11(木)22時
[出]〈c〉アナベル・バレンシア、ゲスト〈g〉フアン・レケーナ、〈palmas〉マヌエル・バレンシア、マヌエル・カンタローテ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・コンベント・デ・サンタ・マリア・デ・ヘスース
7/12(金)21時30分
[出]〈c〉フアン・フアネロ、〈g〉アントニオ・モジャ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ラ・カサ・デ・アフディスレ
[出]〈c〉フアンフラン・カラスコ、〈g〉ダニ・フェルナンデス
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ラ・カサ・デル・マルケス・サン・ヒル
7/13(土)22時
[出]〈b〉ファルー、〈c〉ヘスース・メンデス、〈g〉ディエゴ・デ・モラオ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デル・コンベント・デ・サン・フランシスコ
7/15(月)21時
[出]〈b〉萩原淳子
[場][場]セビージャ県レブリーハ セントロ・イストリコ
[料]無料
7/16(月)21時30分
[出]〈c〉ルイス・デ・レブリーハ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ラ・クラベリア
[料]無料
7/17(火)21時30分『ナトゥラルメンテ・フラメンコ』
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場][場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場
7/18(水)22時
[出]〈c〉マリア・ホセ・カラスコ、イネス・バカン、〈g〉クーロ・バルガス、アントニオ・モジャ
[場][場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ロス・ナランホス、ラ・オリバ
7/18(水)23時45分
[出]〈c〉ルイス・デ・マレーナ、〈g〉クリート・デ・マレーナ
[場]セビージャ県レブリーハ アソテア。ペーニャ・フラメンカ・ペペ・モンタラ
7/19(木)21時30分
[出]〈c〉マヌエル・デ・パウラ、ホセ・バレンシア、アナベル・バレンシア
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場
7/19(木)23時45分
[出]〈c〉エル・プリリ
[場]セビージャ県レブリーハ アソテア。ペーニャ・フラメンカ・ペペ・モンタラ
7/20(金)22時
[出]〈c〉マリア・テレモート、ペドロ・グラナイーノ、ホセ・デ・ラ・トマサ、〈g〉ノノ・ヘロ、〈b〉フアナ・アマジャ
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場

[問]http://www.lacaracolalebrijana.es



2019年4月2日火曜日

コルドバのギター祭

毎年7月恒例のコルドバ・ギター祭。
暑いコルドバで熱いライブやクラスに参加してみる?
今年は毎年恒例、カニサーレスやマノロ・サンルカールだけでなく、
舞踊ではエバ・ジェルバブエナの公演とクラスがありますよん。
満員確実。早めの申し込みがオススメ。


◇第39回コルドバ ギター祭
7/4(木)~13(土)
フラメンコ関係
7/4(木)20時30分『砂糖のものがたり』
[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
[場]コルドバ グラン・テアトロ
7/6(土)22時30分『ホアキン・ロドリーゴに捧げる』
[出]〈g〉カニサーレス、ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ、コルドバ交響楽団
[場]コルドバ メスキータ、オレンジの中庭
7/7(日)22時30分『アグア・マリーナ』
[出]〈g〉パコ・セペーロ
[場]コルドバ メディナ・アサアラ
7/8(月)20時30分
[出]〈g〉ヘラルド・ヌニェス&ウルフ・ワケニウス
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
7/9(火)20時30分『タウロマヒア』
[出]〈b〉メルセデス・ルイス舞踊団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
7/10(水)22時30分『デ・ベルダ』
[出]〈c〉ホセ・メルセ、〈g〉トマティート
[場]コルドバ アセルキア劇場
7/11(木)20時30分『プーラ・グロリア』
[出]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
7/12(金)伴奏ギターコンクール決勝
[場]コルドバ ポサーダ・デル・ポトロ

[問]https://guitarracordoba.e

◇コルドバ・ギター祭のクルシージョ
フラメンコ関係
7/4(木)~6(土)10時~14時
[教]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
[内容]「フラメンコギターの、速度とコントロール、技術の仕組みのシンクロのための技術と研究」中上級、12時間定員15名。
[料]180ユーロ
[場]コルドバ パラシオ・デ・コングレソス
7/5(金)、6(土)11じ~14じ
[教]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
[内容]「ラ・ソレア。動きと演技」中上級、6時間、定員15名、バイレ公演の入場券付き
[料]100ユーロ
[場]コルドバ アセルキア劇場
7/7(日)17時30分~20時30分
[教]〈g〉ヘラルド・ヌニェス
[内容]「フラメンコのギター演奏とテクニック」全レベル、3時間、定員20人、ヘラルドのコンサートの入場券付き
[料]60ユーロ
[場]コルドバ パラシオ・デ・コングレソス
7/7(日)~9(火)0時~14時
[教]〈g〉カニサーレス
[内容]「フラメンコギターの両手の技術」中上級、12時間、定員12名
[料]180ユーロ
[場]コルドバ パラシオ・デ・コングレソス
7/8(月)~10(水)10時~13時
[教]〈b〉オルガ・ペリセ
[内容]「異なった曲での技術と振り付け。バタ・デ・コーラを使って」中上級、9時間、定員15名、バイレ公演の入場券付き
[料]100ユーロ
[場]コルドバ アセルキア劇場
7/10(水)~13(土)10時~14時
[教]〈g〉マノロ・サンルーカル
[内容]「フラメンコの建築と柱」中上級。ギタリスト、作曲家、研究家、音楽家一般向け。16時間、定員20名。
[料]180ユーロ
[場]コルドバ パラシオ・デ・コングレソス
[教]〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[内容]「現代フラメンコギターのテクニック」中上級、16時間、定員12名
[料]180ユーロ
[場]コルドバ パラシオ・デ・コングレソス

[問]https://teatrocordoba.com/cursos/es/

2019年4月1日月曜日

次期スペイン国立バレエ芸術監督にルベン・オルモ

次期スペイン国立バレエ芸術監督にルベン・オルモの就任が決定した。
9月1日からはアントニオ・ナハーロに代わって芸術監督を務めることとなる。

ルベン・オルモは1980年セビージャ生まれ。9歳からコンセルバトリオ(舞踊専門学院)に学び、14歳でアンダルシア舞踊団アトリエに学ぶ。16歳でハビエル・バロン舞踊団『パハロ・ネグロ』で初舞台。同年マドリードに出て、アイーダ・ゴメス舞踊団で活躍。18歳でスペイン国立バレエ団入団。ラモン・オジェール振り付け『セレスティーナ』で主役を踊る。
2002年に退団。後は、エバ・ジェルバブエナ舞踊団、フラメンコ・ミュージカル『ロス・タラントス』、ラファエル・アマルゴ舞踊団などで活躍。2006年には自らの舞踊団を立ち上げ『ベルモンテ』、「ピノキオ」(2007年)を上演。
2010年に上演した『トランキロ・アルボロト』でマントンを用いた昼つけが注目され、
2011年から2013年までアンダルシア舞踊団監督を務め、2015年にはスペイン文化省の舞踊国家賞を受賞。
今年のへレスのフェスティバルでは作品『オラス・コンティゴ』で批評家賞を受賞した。

スペインの舞踊の保護と普及、また前衛的な要素を取り入れ、フラメンコにも新しい潮流を取り入れ、ツアーにも力を入れる、とのことなので日本公演にも期待大!であります。


昨年セビージャの記者会見で。
左からルベン、マノロ・エレーラ、エドゥアルド・レアル。

へレスでの記者会見

へレスのフェスティバル 批評家賞はルベン・オルモに

へレスのフェスティバル、批評家、ジャーナリストたちによって選出される各賞の受賞者が発表されました。
批評家賞は自らの軌跡を振り返った『オラス・コンティゴ』のルベン・オルモ、
© Javier Fergo / Festival de Jerez

 新人賞は美しい『ボデゴン』を描いたホセ・マルドナード、
© Javier Fergo / Festival de Jerez

フラメンコな瞬間におくられるペジスキート・フラメンコはレラ・ソト、
© Javier Fergo / Festival de Jerez

ギタリストにおくられるギターラ・コン・アルマはコンチャ・ハレーニョやアナ・モラーレスらの作品で見事な演奏を聴かせたカニート。
© Javier Fergo / Festival de Jerez
また、へレスのペーニャ協会が選ぶ、ペーニャでの公演での新人賞は日本でもおなじみのサライ・ガルシア、伴唱賞はフアン・ホセ・アマドールに決定しました。