2011年1月31日月曜日

ラ・ウニオンのフラメンコ学校

スペインで最も有名なフラメンコ・フェスティバルのひとつが、
ムルシアのラ・ウニオンで開催されるカンテ・デ・ラス・ミーナス国際フラメンコ祭だ。
バルセロナから南へ下った、スペイン東部のムルシアの
かつて栄えた鉱山町だが、今は軍港カルタヘナのベッドタウンとなっている。
フェスティバル開催時にはスペイン中からアフィシオナードが集まるものの
それ以外のときは、ペーニャがひとつあるきりだったがこの町に1月15日、
フラメンコ学校が開校した。

校長をつとめるのはギタリスト、カルロス・ピニャーナ。
初年度は、
舞踊に51人、ギターに32人、カンテに26人、パーカッションに8人が登録。
初日にはレベル分けのオーディションを行ったが、
中にはまったくフラメンコの知識もない、ギターをもったこともない初心者もいるそうだ。

中上級の生徒はカルタヘーナの音楽学校入学をすすめられるとか。
この学校がムルシアのフラメンコのひとつの拠点となるのは間違いない。

2011年1月30日日曜日

マラガ市のフラメンコ

マラガ市主催によるフラメンコ公演が、
1月31日からの毎月最終月曜(基本的に))マラガ市の
デパート、エル・コルテ・イングレスの文化ホールではじまる。
プログラムは下記の通り。
無料なので気軽にでかけてみてはどうだろう。

131(月)1930分〈b〉カレーテ
221(月)1930分〈c〉ルイス・ペルディゲーロ、〈g〉ニーニョ・チャパッロ
328(月)1930分〈c〉パキ・コルパス、〈g〉マノロ・サントス
[場]マラガ市 エル・コルテ・イングレス文化ホール
425(月)1930分〈b〉へマ・ガルセス
530(月)1930分〈c〉アントニア・コントレーラス
627(月)1930分〈c〉ラ・カニェータ
926(金)1930分〈c〉ラファエル・サンチェス、アントニオ・デ・カニージャス、g〉ガブリエル・カブレーラ
10311930分(月)〈c〉ラウラ・ロマン、ロシオ・アルカラ、〈g〉アントニオ・ソト
11281930分(月)〈b〉セルヒオ・アランダ
[場]マラガ市 カハマル・ホール
[料]無料
[問]http://www.malaga.eu/


マラガではほかにもマラガエンフラメンコ恒例の
週末のペーニャ公演シリーズ等も開催中。

2011年1月29日土曜日

第15回バレンシア・フラメンコ祭

第15回バレンシア・フラメンコ祭
1月30日、開幕を飾るのはマリア・パヘス
「フラメンコと詩」と題する作品で
先頃亡くなったポルトガルのノーベル賞作家、
ホセ・サラマーゴの詩を踊ったことから生まれた作品。
サラマーゴはポルトガル人だが、奥様はスペイン人、
また自身もスペインに住むなどスペインともゆかりが深い。


なおプログラム詳細は以下の通り
フラメンコ・フラメンコなのはマリア・パヘスだけ???

1/30(日)19時
[出]〈b〉マリア・パヘス舞踊団
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・イトゥルビ
[料]23〜30ユーロ
2/6(日)19時「オロ・ブランコ」
[出]〈g〉フアン・デ・ピラール(バレンシア出身)
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・ロドリーゴ
[料]16ユーロ
2/19(土)12時「カルメロ、カンテス・ポル・カルメロ」(子供向き作品)

[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・ロドリーゴ
[料]15ユーロ
2/19(度)21時「ディセ・ラ・ヘンテ」
[出]〈歌手〉キコ・ベネノ
[場][場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・イトゥルビ
[料]21〜28ユーロ
2/20(日)12時「カルメロ、カンテス・ポル・カルメロ」(子供向き作品)
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・ロドリーゴ
[料]15ユーロ
2/20(日)19時
[出]〈歌手〉マルティリオ
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・イトゥルビ
[料]21〜28ユーロ
2/26(土)21時
[出]〈歌手〉ディアナ・ナバロ
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・イトゥルビ
[料]21〜28ユーロ
2/27(日)19時「マンサニータに捧げる」
[出]〈c〉ホセ・オルテガ、ゲスト〈歌手〉ダビ・デ・マリア、〈c〉モンセ・コルテス、グアディアナほか
[場]バレンシア パラウ・デ・ムシカ サラ・イトゥルビ
[料]21〜28ユーロ

2011年1月28日金曜日

「デ・カホン」バルセロナ・フラメンコ・フェスティバル

「デ・カホン」バルセロナ・フラメンコ・フェスティバルが
現在、バルセロナ市内各所+郊外で開催中。
といっても1月の公演は3日にカタルーニャ音楽堂で行われた、
ニーニャ・パストーリの公演のみ。
2月3月にバルセロナ市内各所で公演が続きます

2/11(金)21時
[出]〈歌手〉ロサリオ
[場]バルセロナ カタルーニャ音楽堂
[料]18〜48ユーロ
2/12(土)21時
[出]〈g〉フアン・ラモン・カロ、〈b〉アナ・モラーレス
[場]バルセロナ ルス・デ・ガス
[料]前売り15ユーロ、当日18ユーロ
2/18(金)21時
[出〈cラファエル・ブエノ
[場] バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]前売り12ユーロ 当日15ユーロ
2/23(水)21時
[出]〈c〉ロシオ・マルケス

[場]バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]前売り12ユーロ 当日15ユーロ
2/25(金)21時
[出]〈g〉ニーニョ・デ・エルチェ
[場]バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]前売り12ユーロ 当日15ユーロ
2/26(土)21時
[出]〈g〉ビセンテ・アミーゴ
[場]バルセロナ郊外 サンタ・コロマ・デ・グラマネ ジョセップ・マリア・デ・サガッラ劇場
[料]20、25ユーロ
3/4(金)21時30分
[出]〈DJ〉DJパンコ、ラモン・ヒメネス(オホス・デ・ブルホ)
[場]バルセロナ アウディトリ サラ2
[料]前売り15ユーロ、当日18ユーロ
3/4(金)21時
[出]〈g〉ホセ・アンドレス・コルテス
[場]バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]前売り12ユーロ 当日15ユーロ
3/10(木)21時
[出]〈歌手〉キコ・ベネノ
[場]バルセロナ カタルーニャ音楽堂
[料]18〜42ユーロ
3/11(金)21時30分「マンサニータに捧げる」
[出]〈c〉ドゥケンデ、モンセ・コルテス、パリータ
[場]バルセロナ アウディトリ サラ2
[料]36ユーロ
3/15(火)21時30分
[出]〈歌手〉ルイス・ロビスコ
[場]バルセロナ ルス・デ・ガス
[料]前売り15ユーロ、当日18ユーロ
3/17(木)21時
[出]〈c〉ホセ・マルティネス“サラオ”
[場]バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]前売り12ユーロ 当日15ユーロ
3/18(金)21時30分
[出]〈歌手〉マルヒータ
[場]バルセロナ ルス・デ・ガス
[料]前売り15ユーロ 当日18ユーロ
3/20(日)12時「ミニムシカ・フラメンコ」(子供向け公演)
[場]バルセロナ ハーレム・ジャズ・クラブ
[料]大人12ユーロ こども6ユーロ
3/25(金)21時
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ
[場]バルセロナ カタルーニャ音楽堂
[料]18〜45ユーロ
[問]http://www.theproject.es/es/festival/festival.php?idfestival=48


こうしてみていくとわかるように
伝統的なフラメンコとフラメンコポップ、フュージョンが
同居するのが特徴だ。


2011年1月27日木曜日

マルコ・フローレスのクルシージョenセビージャ


カディス県はアルコス・デ・ラ・フロンテーラ出身のバイラオール、
マルコ・フローレス。
2006年のコルドバのコンクールで3部門受賞し
ハビエル・ラトーレ以来の快挙となった実力派。

その彼のクルシージョがセビージャのアリシア・マルケスのスタジオで
2月14日、バレンタインデーから土曜までの1週間開催されます。

2/14(月)〜19(土)
[教]〈b〉マルコ・フローレス
[内容]16時〜17時 中級 17時から18時 上級/プロ
[問]http://www.aliciamarquez.com, info@aliciamarquez.com


2011年1月26日水曜日

銀行でフラメンコ・ゲリラ


銀行で突然はじまるフラメンコのパフォーマンス。

「銀行家、銀行家 あんたはお金をもっている」と歌うルンバにのっての群舞
センティモ銅貨を身体に降り注ぎ、お金の上をサパテアード
閉店後の銀行に併設された現金自動支払機の前で歌う 踊る

最初にアップされた映像が話題になり
スペインのテレビ各局のニュースでとりあげられ
3日間で5万もの再生回数を記録するが
銀行側のクレームで取り消されるとよけに話題は盛り上がり、
銀行員の顔をモザイクにしたバージョンが今もYouTubeで視聴可能
イタリアやイギリスのメディアでもとりあげられているそうだ。


現在ある世界不況の責任は銀行にあり、
ということで抗議の姿勢を示そうとはじまった活動グループ、flo6x8の活動。
神出鬼没のこのグループの活動のドキュメンタリーが25日
セビージャで公開された。

フラメンコは時代とともにあるものだし、
歴史的にみても社会の抑圧に反抗するパワーをもっている。
フラメンコで自分たちが銀行に、
同意できない旨を示しているのだ、と参加者たちはいう。
暴力に訴えず、アートで自分たちの意志を、社会に訴える。
フラメンコにはこんな道もあるのだ。

ただの面白いパフォーマンスというだけではない、
社会の仕組みについて考えさせられる、そんな活動だ。

2011年1月25日火曜日

アイーダ・ゴメス「カルメン」enサン・セバスティアン

1/29(土)、30(日)の両日、20時より
スペイン北部バスク地方の美食の都、サン・セバスティアンの
ビクトリア・エウへニア劇場
アイーダ・ゴメス舞踊団の「カルメン」が公演される。
2006年ヘレスのフェスティバルで初演され
日本でも上演された、あの作品だ。
おなじみビゼーと、ギタリスト、ホセ・アントニオ・ロドリゲスの音楽に彩られた
一大スペクタクルの入場料は16〜30ユーロ。
前売りはこちらから
いい席はもう残り少ないようだ。

2011年1月24日月曜日

ホセ・メルセenセビージャ

1月22日、23日の両日、セビージャのマエストランサ劇場で
ホセ・メルセのリサイタルが開催された。
昨年発表された「ルイード」(騒音)というタイトルがついていたが
新譜からの曲ではなくスタンダードなフラメンコではじまった。

最初はトナとデブラ。
セビージャのオペラハウス、大劇場の舞台にホセがただ一人たたずみ歌い上げる。
声がめちゃフラメンコで、その響きだけでも価値がある。
続いてメジーソのマラゲーニャ。そつなくこなす。
そしてソレア。シギリージャ。
最初のトナはともかく、あとはいつものレパートリーをいつもの通り歌っている。
声、音程、コンパス、ルックス…何をとっても文句のつけようがなく
なんでもそつなくこなすのだが、いつも同じ、という感じをまぬがれない。
もうひとつひねりがほしい、と思うのは贅沢?
ま、個人的には大好きなモライートの伴奏きいているだけで幸せなんですが。

5曲目からはパーカッションにコルドバのグイトやコーラス隊も加わり
新譜からのアレグリアスぽくないアレグリアス。
テミータとよばれる、フラメンコと歌謡曲の間みたいな曲である。

続くモライートのソロのブレリアが素晴らしい。
エネルギーにみちているのにどこかゆったりとしていて
ここちよく、楽しく元気になってくるようだ。
人柄そのまま、といったところか。
これぞ本物。純粋正統フラメンコ!

舞台に戻ったホセはダニ・デ・モロンの伴奏でまた新譜の曲。
かと思うと次は大ヒットした「アル・アルバ」
もともとはルイス・エドゥアルド・アウテというシンガーソングライターの曲で
愛の歌のようにきこえるが、
1975年、スペイン最後の死刑執行に際してつくられた歌。
愛の歌ではなくプロテストソングなのであるが
スペインでは誰もが知っているようなポピュラーで
ホセは観客に合唱させる。。。
続いて新譜の中でスペイン歌謡のパシオン・ベガとデュエットしている
「ナナ・デ・ラ・セボージャ」(タマネギの子守唄)。
ミゲル・エルナンデス(スペイン内戦で共和国側だったため獄死した詩人)の歌詞。

後、コーラス隊によるタンゴ、新譜の曲「フェ」と続き、
最後はブレリア。
エストレージャ・モレンテが同名の映画の中で歌っている「ボルベール」などを
歌い踊る。
そのウナ・パタイータがヘレスぽく、ゆるい感じでわるくない。
最後は観客は総立ち。
これもヒット曲「アイレ」をまたまた合唱させる。

フラメンコ公演、ではあるのだが、
ベテラン、ポピュラー歌手のコンサートの雰囲気。
とはいえ、二日間満員とはさすがの人気。

一般の人気とフラメンコな醍醐味は同居しないのだろうか。。。
んなことはない、と思うのだけど。

2011年1月23日日曜日

子供向けフラメンコ

マドリードのカルダモモといえば、
カフェ・カンタンテやコルマオの昔から
マドリードのフラメンコの中心街であるサンタ・アナ広場にほど近い
エチェガライ通りにあるフラメンコの店。
私がマドリードによくでかけていた16年前の開店で
当初はフラメンコ関係者がよく立ち寄るバル、飲み屋だったが
いつのまにかタブラオとなっていた。
来週はオルガ・ペリセとマルコ・フローレスが出演するなど、
週代わりの出演者もなかなかの実力者ぞろい。
老舗のようにクアドロとフィグーラ(看板スター)にわかれているわけではなく
いわばライブハウス形式とでも言う感じのようだ。
今度マドリードにいったらのぞいてみよう。

さて、このタブラオで、毎週日曜13時から
子供向けフラメンコ公演が行われている。
入場料は10ユーロ。前売りはこちら
フラメンコ好きで知られる、ラジオのパーソナリティー、
フアン・ルイス・カーノが脚本をかいた
「エル・ボスケ・フラメンコ」フラメンコの森、だ。
フラメンコのいろいろなリズムをわかりやすく説明する作品とのこと。

ここ数年、子供向けフラメンコ作品がたくさんつくられている。すべて表示
最初はシルビア・マリンだろう。
ほかにもセビージャの劇団バルマの「マルガマ」
カディスの劇団による「フラメンキータ」、
ギタリスト、ホセ・ルイス・モントンの「フラメンコ・キッズ」
などなど。
子供向けとはいっても大人の鑑賞にもじゅうぶん耐えるものだ。
そう、「フラメンコの森」の対象年齢には2歳から99歳まで、となっている。




2011年1月22日土曜日

ピティンゴ マドリード公演

前に2/11、セビージャで公演するとお知らせした
ピティンゴがマドリードで4日間に渡りリサイタルを行う。

3/17(火)〜20(金)21時
[出]〈c〉ピティンゴ、〈g〉フアン・カルモナほか
[場]マドリード アルテリア・コリセウム劇場
[料]18.5ユーロ〜55.5ユーロ
[問]前売りはこちら

3/25(金)21時
[場]グラナダ パラシオ・コングレソス
[料]21.2〜31.8ユーロ
[問]前売りはこちら



フラメンコ好きにはむかない、かも、だが
ポップ好きに人気。前作はプラチナディスクを受賞している。
最新盤「オレ・イ・アーメン」では
ドナ・サマーの往年のヒット曲「SHE WORKS HARD FOR THE MONEY」(情熱物語)をカバーしている。

2011年1月21日金曜日

ルイサ・パリシオ「初恋」


2011年2月4日、マラガ県エステポナで
マラガ出身のバイラオーラ、ルイサ・パリシオの
作品「プリメル・アモール(初恋)」が上演される。
スペイン内戦を背景にした恋物語で
共演は岡田昌巳公演に出演したダビ・ペレスだ。
入場料は15ユーロ
前売りはこち

2011年1月20日木曜日

「フラメンコ・オイ」ビルバオ公演中止!

「先日、2月のニューヨーク公演をお知らせした
カルロス・サウラ監督演出作品「フラメンコ・オイ」

そのビルバオ公演が2月21日(土)、22日(日)の二日間、
ビルバオのアルテリア・カンポス・エリセオス劇場において上演されます。

出演者としてパストーラ・ガルバン、
ギタリスト、アントニオ・レイ、
踊り手アナ・アルガスの名があげられているので
彼らが2月のニューヨーク公演もでるのかな?」

と書いて投稿したところに飛び込んできたのは
ビルバオ公演中止のニュース。
切符の売れ行きが伸び悩み中止になったそうです。。。
不況のせい?

なお1月21日、やはり北スペインのヒホン、ホベジャーノ劇場では
アントニオ・ナハロ「ジャジング・フラメンコ」が上演されます。
開演は20時半。
アントニオ・ナハロはフィギュアスケートのトリノ銀メダリスト、
ステファン・ピエールの
ビセンテ・アミーゴ「ポエタ」をつかった振付けなどで知られますが
スペイン国立バレエ団出身のスペイン舞踊家。

2011年1月19日水曜日

2011年セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場のフラメンコ関係公演

セビージャの、マリア・ルイサ公演むかいにたつ瀟酒なロペ・デ・ベガ劇場。
ここでの今シーズンのフラメンコ公演予定は以下の通り。

2/22(火)21時「プレミオ・ヒラルディージョ」
[出]未定
[料]3〜15ユーロ
3/8(火)21時
[出]〈c〉チョコラータ、〈グループ〉アテルシオペラーダ
[料]3〜15ユーロ
4/5(火)21時
[出]〈b〉ベレン・マジャ舞踊団
[料]4〜21ユーロ
5/24(火)21時
[出]〈b〉ラファエル・アマルゴ舞踊団
[料]4〜21ユーロ
5/27(金)、28(土)「ラ・グロリア・デ・ミ・マレ」
[出]〈b〉ラ・チョニ、〈c〉アリシア・アクーニャ、〈g〉ラウル・カンティサーノ、〈俳優〉フアンホ・マシアス
[料]4〜21ユーロ
[問]http://www.teatrolopedevega.org/、前売りhttp://www.generaltickets.com/

2011年1月18日火曜日

「フラメンコ・オイ」ニューヨーク公演

カルロス・サウラ監督の舞台作品「フラメンコ・オイ」
ニューヨーク公演が2月16日から20日まで
NYシティセンターで行われる。
入場券は35〜85ドル。

ジャズピアニスト、チャノ・ドミンゲスが音楽監督、
ラファエル・エステベスとナニ・パーニョスが振り付けをしたこの作品、
一昨年夏、マドリードで初演されたときには
パストーラ・ガルバンやロシオ・モリーナも出演していたが、
現在は?

2011年1月17日月曜日

ア・ポステオリ


明日、1月18日、マドリードのララ劇場にて
作品「ア・ポステリオリ」公演が行われます。

アナ・ゴンサレス、ダビ・マルティン、ダビ・ニエト。
カディスの同じ舞踊教室に学んだ3人の踊り手が
ビデオと踊るというマルチメディアな作品。

ビデオをとりいれたフラメンコ作品はこれまでにも
ラファエル・アマルゴ「ニューヨークの詩人」や
ラ・モネータ「デ・エントレ・ラ・ルナ・イ・ロス・オンブレス」など
いろいろ試みがされてきているが、これもその系譜に連なるものといえるだろう。

2011年1月16日日曜日

ヘレスで日本人がペーニャ公演

1月22日ペーニャ・ブレリアで
倉橋富子さん、島さゆりさん、安比留由美さんが踊る!
との記事がヘレスの新聞に出ていました。
「デル・ソル・アル・スールII」というタイトルの作品で
出演はほかに、ギターの田代さん、
エバ、ドミンゴ、ホセのルビチ・ファミリーとのことで
ソレア、シギリージャ、タラント、アレグリアを踊るそう。
入場料は無料だそうです。




なお、2月25日からのヘレス・フェスティバルでは
27日小島章司舞踊団「セレスティーナ」公演があります。

2011年1月15日土曜日

ロンドン・フラメンコ・フェスティバル

ロンドン・フラメンコ・フェスティバルのプログラムが発表されました。

2/8(火)19時30分
[出]〈c〉エストレージャ・モレンテ
2/9(水)19時30分「ラ・エダ・デ・オロ」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン
2/10(木)19時30分
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ、〈b〉メルセデス・ルイス
2/11(金)19時30分、12(土)、13(日)14時、19時30分「カルメン」
[出]〈b〉アイーダ・ゴメス舞踊団
2/15(火)19時30分
[出]〈b〉ロシオ・モリーナ舞踊団
2/16(水)19時30分「ルス・デ・ギア」
[出]〈g〉トマティート
2/17(木)、18(金)19時30分、19(土)14時、19時30分「クアンド・ジョ・エラ」
[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ舞踊団
[場]ロンドン サッドラー・ウエルズ劇場
[料]10〜40ポンド
[問]http://www.sadlerswells.com

2011年1月14日金曜日

サラゴサのフェスティバル

2008年、万博が開かれたサラゴサ。
フラメンコ好きには
「オレオレオレ、ビバ・サラゴサ!」
などという、ニーニャ・デ・ロス・ペイネスも歌っていた
昔ながらのアレグリアスの歌詞でおなじみだけど
フラメンコとはあまりなじみ深いとはいえない、
マドリードから東へ、バルセロナよりの内陸の町。

2/5(土)22時「フラメンコ・オイ」
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・ムルティウソ
2/18(金)22時
[出]〈c〉アルカンヘル、ダビ・パロマール
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・ムルティウソ
2/25(金)22時
[出]〈c〉ディエゴ・エル・シガーラ
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・モーツアルト
3/4(金)22時
[出]〈c〉アルヘンティーナ、〈ピアノ〉ミゲル・アンヘル・レミロ
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・ムルティウソ
3/18(金)22時
[出]〈g〉ニーニョ・ホセーレ、〈c〉ミゲル・オルテガ
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・ムルティウソ
3/25(金)22時
[出]〈c〉パンセキート、〈g〉なチョ・エステベス“エル・ニーニョ”
[場]サラゴサ アウディトリオ サラ・ムルティウソ
[問]www.auditoriozaragoza.com

2011年1月13日木曜日

ヘレスのフェスティバル 入門クラス追加!


来月末からはじまるヘレスのフェスティバル
世界で唯一のフラメンコ/スペイン舞踊をテーマとした
大規模フェスティバルには毎年、日本をはじめ、中国、
中南米、ヨーロッパ、アメリカなど各国から
多くの舞踊ファン、練習生が集まります。

このフェスティバルの屋台骨、とでもいうべきものがクルシージョ。
世界中の舞踊練習生が一同に介すのも
一流アルティスタによるクルシージョゆえ。

今年は入門クラスがとくに好評ということで追加クラスができました!
2/26(土)〜3/4(金)16時〜17時50分
[内容]ヘレスのブレリア入門
[教]〈b〉イレーネ・カラスコ
3/6(土)〜12(金)10時〜11時50分
[内容]タンゴス入門
[教]〈b〉イレーネ・カラスコ
[料]各300ユーロ(期間中のビジャマルタ劇場公演入場券含む)
申し込みはこちらから

ほかのクラスは
前半ではインマクラーダ・アギラール、マヌエラ・カルピオ、
後半ではマティルデ・コラル、マノロ・マリンにまだ空席があるがあとは満員とのこと。

2011年1月12日水曜日

セビージャに新劇場


セビージャに新しいコンサートホールがオープンします。
アウディトリウム・カハソルという名のこのホール、
18世紀の終わりにたてられたという、セビージャ県庁の中庭につくられました。
2300人収容。

オープニングコンサートは2月11日
スペイン国内で絶大の人気を誇るピティンゴ。
最初の1枚はめちゃフラメンコでしたが、その後方向転換。
アマチュア時代に歌っていて大好きだというソウルと
フラメンコをまぜあわせた“ソウレリア”がヒット。
ロバータ・フラックの「やさしく歌って」のカバーなどが有名です。

2/11(金)
[出]〈c〉ピティンゴ、〈g〉フアン・カルモナほか
[場]アウディトリウム・カハソル
[問] www.cajasol.es (前売りも)

2011年1月9日日曜日

バルセロナのフラメンコ公演シリーズ

マイテ・マルティンが芸術監督をつとめ、11月からはじまったフラメンコ公演、
最初の公演は11月23日エンリケ・モレンテだった。。。。


1月のプログラムは以下の通り。
1/11(火)20時30分
[出]〈g〉フアン・ラモン・カロ
[料]30ユーロ
1/25(火)
[出]〈g〉ラファエル・リケーニ
[料]30ユーロ
1/31(月)、2/1(火)
[出]〈c〉マイテ・マルティン
[料]38ユーロ

場所はパラレル通りのエル・モリーノ。

なお、ラファエル・リケーニは公演前日24日にマスタークラスも開催する。
12時から14時半、もしくは18時から20時半の2時間半で60ユーロ。
公演入場券を含むと80ユーロ
申し込みはこちらまで

2011年1月8日土曜日

バルセロナのタブラオ エル・コルドベスの特別プログラム


バルセロナの老舗タブラオ、エル・コルドベス
ランブラス通りに面したこの店を観光客として訪れた人も多いことだろう。
ファルーコやフェルナンダ・デ・ウトレーラ、
マヌエラ・カラスコやエバ・ジェルバブエナ、イスラエル・ガルバンも
舞台にたった名門タブラオだ。

このタブラオが1月は、特別プログラムで上演中。
芸術監督はなんとファルキート!

1月7日から20日までは「マラガ・カンタオーラ」と題し、
〈c〉カニェータ、カンカニージャ、〈b〉カレーテを迎え、
〈b〉ルイス・ペーニャ、スサナ・エスコダ、イバン・アルカラ
伴奏〈c〉マヌエル・タニェ、エル・ココ、
伴奏〈g〉ロマン・ビセンティ、エル・トゥト、エドゥ・コルテス

1月21日から30日までは「トリアーナ・ボへミア」
〈c〉フアナ・ラ・デル・レブエロ、ラ・タナ、エルミニア
〈b〉カルメン・レデスマ、アレハンドロ・グラナドス、ルイス・ペーニャ

伴奏〈c〉マヌエル・タニェ、エル・ココ、
伴奏〈g〉ロマン・ビセンティ、エル・トゥト、マルティン・チーコ

と、なかなか豪華な顔ぶれが登場。
渋好み、通好みのフラメンコを満喫したいなら1月は
バルセロナのエル・コルドベスへゴー!

2011年1月7日金曜日

アレハンドロ・マルティン死す

1月5日、ギタリスト、アレハンドロ・マルティンが亡くなりました。

フラメンコではめずらしい北スペイン、サンタンデール出身。
18歳のときにコルドバのコンクールでラモン・モントージャ賞を受賞。
この年はギター4部門あり、他にマヌエル・モラオやパコ・デル・ガストール、
マヌエル・カーノらが受賞している。
後、マリエンマ舞踊団の第一ギタリストとしてスペイン各地および外国公演などで活躍。
その後、メキシコにも数年滞在した。

晩年は故郷のサンタンデールでギター指導のかたわら
アンダルシアの家(県人会センターのようなもの)合唱団のギタリストをつとめていたという。


ご冥福を祈ります。

2011年1月6日木曜日

第14回ハエンの青少年フラメンコギターコンクール

ハエン県庁の主催、
カナルスール(アンダルシアの放送局)とハエンのペーニャの後援で
25歳以下を対象にしたフラメンコギターコンクールが開催されます。
昨年はパコ・デル・ガストールの孫、フランシスコ・モンカジョが2位となった
このコンクール
優勝者には2000ユーロ、2位は100ユーロ、3位は500ユーロの賞金。

申し込みはハエン県庁のオフィシャルウエブからde
1月26日までの受付です。

2011年1月5日水曜日

第19回カハ・マドリ・フラメンコ祭

毎年2月、マドリードで開催されるカハ・マドリ・フラメンコ祭。
そのプログラムが発表されました。
今年はエンリケ・モレンテの思い出に、と題し、
シルコ・プリセ劇場で開催されます

2/8(火)20時30分
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ、〈g〉チクエロ、ヘスース・ゲレーロ、〈パルマ〉カルロス・グリロ、ルイス・カンタローテ、〈perc〉パキート・ゴンサレス
2/9(水)20時30分「マエストロス」
[出]〈c〉フアン・バルデラマ、〈g〉ダニエル・カサレス、ゲスト〈b〉エル・グイト、〈c〉パコ・デル・ポソほか
2/10(木)20時30分「オアシス・アビエルト」
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、〈g〉サルバドル・グティエレス、エドゥアルド・パチェーコ、〈perc〉ティノ・ディ・ジェラルド、ゲスト〈c〉トマシートほか
2/11(金)20時30分
第1部「ススピロ・フラメンコ」[出]〈b〉マヌエラ・カラスコ
第2部[出]〈c〉ルイス・デ・コルドバ、〈g〉マヌエル・シルベリア
2/12(土)20時30分
第1部「ルス・デ・ギア」[出]〈g〉トマティート
第2部「マリナ」[出]〈c〉マリナ・エレディア、〈g〉ボリータほか
[問]www.teatrocircoprice.es
前売りwww.entradas.com

2011年1月4日火曜日

コンチャ・ハレーニョのクラス


クリスマス〜レジェス(三賢王がイエス・キリストにお祝いをもってきた故事にちなんだものでスペインではプレゼントはクリスマスよりもこの日が主流)の休暇あけから
フラメンコのクラスもはじまります。
マドリードのアモール・デ・ディオスでは
コンチャ・ハレーニョがテクニック(12時〜13時)と振付け(13時〜14時)のクラスを再開。料金は各クラス1週間40ユーロ。両方受ける場合は2クラスで75ユーロと少し安くなります。
振付けはいろんな曲種をやっていくそうです。。。

さてあなたのフラメンコ初めはいつ?

2011年1月2日日曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
セビージャは年末まで雨模様だったのですが、
新年は晴れてお散歩日和。
2日から法律で公共の場所での室内葉全面禁煙となり
バルやレストランでもタバコはすえません。
が、セビージャではその分テラス席が大にぎわい。
この分じゃこれを機会に禁煙する人も少ないかも。

今年もフラメンコのニュースをお届けてして行きますので
どうぞよろしくお願いいたします。


2011年がフラメンコにとって
そしてフラメンコを愛するみなさんにとって
実り多い年となりますように。