二日目の感想。
2日目 9月25日(木)
B-13 『ソレア』
伝統的な衣装、トラヘ・コルトで。シンプルなサパテアードを間合いよく決めるオープニングは気持ちがいい。首が前に出ちゃうのかな、ちょっと猫背ぽくなったり、ブラソもどこか不自然。首の位置や重心、コロカシオン見直すといいかも。
B-14 「ソレア・ポル・ブレリア」
紺の衣装に黒に金の刺繍のシージョ。マノにあんまり気を使ってない感じでパーが多いような。楽しそうに、というか踊ることを楽しんでいるように見えるのはいいし、リズムに呼応するところとかもいい。
B-15 斧田 あす香「ソレア」
メリハリつけて踊っている。上半身が硬い感じ。身体使い、そらすとかもあっていいし(オープニングのあげた腕をずっと引っ張る感じで少しそらすというか斜めになる感じにするとか)、もっと全体のバランス考えると良くなるだろう。
B-16 「カーニャ」
深緑に黒の短い上着。衣装のキラキラは最近の流行りだけど、ない方がいい。というか、チャケタなしで無地のシージョとかでも良かったかも。カーニャはシギリージャほど深刻ではないもののシリアスな曲なので。しっとりした、カーニャらしい始まりからアップテンポに。コラへなカーニャ。首の位置。顎引いたり、下見ることが多いのは何故だろう。舞台いっぱいに大きく踊れる人だし、顎あげて上を見るほうがより美しい。
B-17 「ソレア」
黒い衣装に、ブランカ・デル・レイのマントン風、黒に白の刺繍のシージョ。とザ・ソレアな衣装。動きが拙い感じ。衣装の袖口のひらひらのせいで腕が短く見えてしまうような。全体の動き、真っ正面じゃなく斜めの構など、研究の余地あり。気持ちはありそう。
B-18 「シギリージャ」
紫のベロア。回転上手。袖なしでブラソがどうしても目立つので中途半端な動きというか振りを最後まできちんとやらずに次に頭がいってるみたいなところが気になってしまう。舞台大きく使おうとしているのは良い。屈んだり、顎引きすぎるとかは減らした方が。首が詰まった衣装なので顎引くと首がなくなってしまう。
B-19 「アレグリアス」
アレグリアスらしい笑顔がとてもいい。楽しんでいる感じ。ブラソは肩から意識して動かすといいかも。転んでもすぐ立ち上がって挽回したのは偉い。衣装のスカート部分が軽くて持ち上がりすぎるから下のエナグアがしっかり重そうなんだろうけど、スカート高く持ち上げるなら、腰のところがピッタリしてないもっとうえの方からゆったりたっぷりとした衣装の方が良かったかもですね。
B-20 「アレグリアス」
赤系花柄に薄いオリーブグリーンのマントン。アレグリアスならマントン白の方が良かったかもだけど、この色のマントンならカーニャとかペテネラでも良さそうですね。B4と同じような感じでマントン技を次々に見せて。もう少し布地が厚く刺繍多めの方がマントンが綺麗に動くと思うけど、マントンも高いですしね。
B-21 「グアヒーラ」
白にピンクとベージュのフリル。大判アバニコ、ペリコンは片面黒じゃない方がいいかも。上半身硬い感じがするし、最後の方、力技みたいになってるところあるけど全体的にもっとグアヒーラならではの南国風、リラックスしたムードが欲しい。
B-22 「カンティーニャス」
細身の長身。白い衣装で満面の笑顔で登場。肘曲げる時90度は避けるとカクカクした感じにならないんじゃないかな。もっと踊り込んでいくと良くなる気がする。
B-23 「グアヒーラ」
白いワンピースに赤いペリコン。南京豆売りの歌から始まるのは粋な演出。歌がゆったりした雰囲気をうまく作っているのでそれにもっと乗ったらいいような。グアヒーラはキューバ、南国を意識するが勝ち。ぬけが大切。
B-24 「グアヒーラ」
ビダリータの歌から始まるのはなぜ?。紫のコーラに紫のペリコン。のち、青系(スカート下のカンカンの色)の小さいアバニコに変えるのも理由がわからない。バタ、ぺちゃんとしていて、すぐひっくり返るのであまり綺麗じゃないし、効果的じゃない。最後扇二本持ちも大きさ違うのであんまり綺麗じゃない。シンプルな基本のグアヒーラ
B-25 「タラント」
豪華なマントンにワインカラーのシンプルなワンピース。ただ基本、タラントにマントンは合わない。そこをあえてやるなのであれば、タラントらしさをどうやって出すか考えるべき。ソブリオ、抑制された、地味でシリアスな曲なので、華やかに見えるのは避けたい。となると地味な、暗めの一色だけのものか無地のものになるんじゃないかと思う。最後、マントンを芝居がかって抱くのはどういう物語があってのことなのだろう。
B-26 「タラント」
タラントには薔薇の花がついた派手なブラウスは似合わないのでは?。袖の段々フリルも腕の動きを綺麗に見せない。タラントは地味な抑制された曲だということを考えて衣装を選びましょう。着たい衣装で踊りたい踊りを踊っているんだと言われればそれまでですが、衣装も含めて舞踊の表現なので、曲についての理解が少ないと思われても仕方ないかも。エプロンつけてのタンゴとか合いそうな感じ。
B-27 「ソレア・ポル・ブレリア」
目力ありますね。歌をちゃんと聴いて、リズムを感じて、自分の今の全体の形を意識することも必要。姿勢、足、回転、基本練習をしっかり。いっぱい見ていっぱい踊る。
B-28 「シギリージャ」
赤いバタ・デ・コーラにカスタネット。シギリージャのバタ、パリージョは難曲で誰もがおあ踊れるわけじゃない。首を前に出しで顎引き、肩が上がり、という形は美しくない。背も丸めない方がいい。バタもデザインのせいか、布地の材質か、ぺちゃんとした感じ。
B-29 「タラント」3
緑花柄ワンピに紫別珍シージョ。シンプルな振り付けだけに、まあいや目線などで、想いを込めるなどすれば個性も出てきそう。フラメンコは、音楽をバックに踊るものではなく、歌や音楽を聴いてそれに誘発されるものがある舞踊であってほしい。
B-30 「ソレア・ポル・ブレリア」奨励賞
黒い衣装に青いシージョ。勢いと力強さ、こう踊りたいというイメージがある踊りに見える。回転は基礎練でもっと良くなると思うし、体をそるひねるなど全体で踊ることを意識するともっとずっと映えると思う。
B-31 「シギリージャ」 奨励賞
黒だけどキラキラのバタ。カスタネットで始まる。バックが黒でバタの動きがよく見えない。なぜお団子ではなく、三つ編みで花も櫛もつけていないのだろう。喪服にしてはキラキラが変だし謎。マントンの時引っかからないように花つけないとかはあるけれど。首を前に突き出し、顎引くのは綺麗じゃないし、屈みがちなのも気になる。カスタネットは上手。
B-32 「アレグリアス」
整列水玉のバタに白地に赤い花刺繍のマントン。ばたがぺちゃんとした感じなのはカンカン不足?パリッとしてたらもっと良かったのでは。
B-33 「ファルーカ」2.5
男装。白いパンタロンとトップスにピンクベージュぽい短い上着。ファルーカも地味系なので、白より黒、もしくは上着も白の方がベターでは。B11といい、ファルーカで白い衣装を選ぶのは、漫画『白のファルーカ』の影響なんでしょうか。あれフィギュアスケートのお話ですよね。ファルーカの特徴であるキリッとした直線的な感じ、男性的に揃えた指で表しているのかな。ただファルーかにつきものの回転は苦手なようなのが残念。あれがピシッと回れて決めれるとめちゃかっこいいと思います。
B-34 「タラント」
抑制されたシリアスな曲、タラント。曲のイメージをちゃんと表現。衣装は黒一色でなく抑えた色味のシージョつけるとかもう一工夫あっても良かったかも。フレコついてるからつけなかったのだろうけど。まあいや思い入れの感じなど表現もいい。個人的には今年のダントツ一等賞。
B-35 「ソレア」
バタ・デ・コーラに黒字に金の刺繍のマントン。黒い衣装で黒いバックは見にくい。白ホリか照明強くしないとみづらすぎ。バタ上げすぎ、太もも見せてはいけません。技術はありばたさばきも悪くはない。マントンも今流行りの慌ただしい感じでの技博覧会。ゆっくり丁寧に、アルテを意識すると違う扉が開くはずかと。
B-36 「ファルーカ」
シンプルな振り付け。女性の先生についていらっしゃるのでしょうか、ブラソ、マノが女性的。女性のサパテアード、男性のバタ・デ・コーラも普通になり、軍部でもユニセックスな振りも多い今日この頃ではございますが、男性舞踊の粋たるファルーカでこのマノはないんじゃないかと。マノの形としては綺麗なんですけどね。ここは指を揃えて直線的な方がファルーから叱ったように思います。回転すごくゆっくり回りますね。ここもピシッと決めてファルーカらしさを出して欲しかったかと。
B-37 堀口 心太朗 奨励賞
大人顔負けの少年。最初空いてた口が一文字に結ばれる。ほぼずっと顎引きすぎだったり、マノがパー多かったりとかありますがセンスがいいのは確か。ジャケットの丈も少し長い方がもっとカッコ良かったかも。ジャケット無しでも良かったかも。
B-38 脇田 美鈴「ソレア・ポル・ブレリア」
エレガントな衣装。髪のあしらいで、フラメンコというよりエスティリサーダぽい。ソレア・ポル・ブレリアという曲、また振りからしてもう少し普通の、というか、ヒターナぽい方が良かったような。
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