それぞれのパフォーマンスについて個人的な見解を
1日目 9月24日(水)
C-01 「タンギージョ」
歌い出しや所々ほんの少し音程外すところもあったが、歌詞の意味わかってセンティード入れて歌っているのがわかる。完璧ではないがよくこなれている。
C-02 「ファンダンゴ・ナトゥラル」
思い切りと意欲はいいが、音程、コンパス、発音。課題は多い。かグロリアはメロディアスで歌いたくなるのはわかるが、やはり音程と歌のセンティードをしっかり理解して歌うべき。
C-03 「サエタ・イ・マルティネーテ」
意欲はいいし、時々、おおっと思わせるところもないではないが、サエタは聖像へうたいかけるものであるし、自分に歌うのでなく、届くように、声をまっすぐ前に出すようにした方がいいのではないかとは思う。
C-04 「アレグリアス」
パワフル。音程、コンパスはそれほど悪くないが発音、Rrとr 、lの違いも意識、またカタカナ発音を直すと格段に良くなるはず。
C-05 「ミラブラス」
歌う喜びに溢れるアフィシオン。発音、意識しているように見えるがまだもっとよくできる。
C-06 「コロンビアーナ」
コロンビアーナは力入れずにもっと伸びやかに歌ってほしい。
C-07 「ソレア」
味はある。クセもある。でもlとrなど発音時に英語ぽくなったりもするがおおむねそう悪くない。
C-08 「ブレリア・ポル・ソレア」
声がいい。音程コンパスも悪くない。今日の中ではかなり上位。最後の音程惜しい。
C-09 「ティエント、タンゴス」
声が前に出ているのはいい。どこかヒターナ的な開き直ったような度胸と愛嬌というか、タンゴエストレメーニョの最初のスピードとかもいい。音程はもっと直せると思うけど、フアナ・ラ・レブエロ的な魅力あり。
C-10 「ソレア」
気分はフェルナンダ。声はいい。感情表現も悪くない。でもカタカナぽい発音、音程をより正確にするといい。
G-01 「グラナイーナ、ドン・コルテス・マジャ」
トレモロの美しいドイツ在住フラメンコギタリストの曲をさらりと演奏。緩急とか強弱とかもう少し考えるとよりフラメンコに聞こえるのでは?
G-02 「ソレア」
気持ちはあるけど、いろんな要素を入れ込みすぎな感じはある。気持ちがせいているのかも。自分のことフラメンコのイメージというのは持っていそう。
群-01 「ソレア・ポル・ブレリア」
小さい人3人、お姉さん4人。マントンの中から表れ舞台全体に散らばっていくオープニングかっこいい。基本みんな同じ振り付けだがフォーメーションなどで見せてくる。最後ビセンテの曲の歌で踊るとことかビセンテに見せたくなる。しっかり踊れていて、子供のための振り付けとかそういう感じではないし、フラメンコを楽しんでいるようで何より。転んでもすぐ立ち直っているのも偉い。舞台にアクシデントはつきものだけど咄嗟にすぐ戻れる反射神経すごい。拍手。
群-02 3 「マルティネーテ」
バストンで女性3人。同じ振りだけでなく組み合わせなど工夫しているところがいい。
群-03 「シギリージャ」
同じ振付が多いが首の角度や腕の高さなど細かいところを揃えてないのはあえてのことだろうと思う。フォーメーションを変えるなど工夫はしているし、迫力はある。でも、群舞でしかできない表現までには行ってない気がする。
群-04 『セラーナ」
超速で始まるのはなぜ?曲のイメージに合わないと思う。青と赤の衣装。白のスカーフかぶってカラニェ帽というのはミラグロスの昔のビデオへのオマージュかとも思うが花が小さいせいもあってか白い部分が大きくバランスが良くない。柄物の方が良かったかも。オリジナル(では正面から見ると白い部分は右にしか見えない)見てバランス工夫してみるといいかも。正面かほぼずっと同じ振りなのは対比で見せようという意図かな。
B-01 「タラント」
リズムや足に不安定さはあるが一生懸命表現しようという意欲は感じるし、舞台を大きく使うところもありうまくまとめている。
B-02 「ソレア」
黒地に白水玉なフラメンカな衣装。気持ちが入っている感。マヌエラ好きなんね。回転ちょっと弱いかも。
B-03 「ソレア」
赤の衣装。回転苦手?。肩が前にでがちなのを治し、腕動かす時は迷いなく、ちゃんと指先まで意識していくともっと美しくなる。
B-04 「カンティーニャス」
白い衣装に華やかなマントンが映える。ただマントン技忙しい。多分暗転で終わるはずがうまくいかなかったんだろうけど振付終わっても舞台からさる時までアーティストということを意識していきたい。
B-05「ソレア・ポル・ブレリア」
全体的に硬い。体を柔らかに使う、腕長くて綺麗なのだから表現の可能性があると思うので体全体のコーディネート考えたい。また劇場の大きな舞台を大きく使う方法も考えたい。
B-06 「シギリージャ」
丁寧に踊っている感じはある。体全体、腕やマノの使い方などももう少し工夫してもいい。最近スペインでもキラキラ流行りなのですが、個人的にはシリアス系にはあまり合わないと思います。目力ありますね。
B-07 「カンティーニャ」
舞台大きくつかうのはいいのだけど、丁寧さがもう一つ。一個一個の振りをセンティードを考えつつ、丁寧に。いろんな人のを見てイメージするといいかも。ってこれはみんなに言えることですね。
B-08 「ソレア」
幕開け。緊張してるのか表情がない。途中から少しずつ、曲に入っていくような。感情を表に出さない人が多い日本人には表情は難しいのかもだけど、少しオーバーでもいい。振り付けの構成を見ていくときに表情のイメージトレーニングするとかもいいかも。
B-09 「アレグリアス」
最初スカートちょっとあげすぎだとは思うけど、とにかく楽しそうで、溌剌としている、華がある。文字通り、アレグリアス、喜びが見ているこちらにも伝わってくる、。真正面向く時、片方の肩をちょっと引いた少し斜めの構えの方がより綺麗に立体的に見えるはず。舞台も大きく使っているし、飛び跳ねたりしてもムイ・フラメンカだと思います。最初と最後の女声コーラスもいい雰囲気。
B-10 「シギリージャ」
真紅の衣装、体幹弱いのかな?回転後ふらつく。細部も丁寧に。顎上げた時の方が横顔のラインも綺麗だからあまり顎は引かない方がいいかも。綺麗な形も時に見せるんだけど、シギリージャの曲が持つ厳格さ、厳しさ、痛み、苦しみ、悲劇はあまり見えない。もっと柔らかい感じの曲の方がこの踊り手さんには良かったかも。
B-11 「ファルーカ」
白い衣装。ご自分でイメージがあって踊っているのかもですが、回転がずれたりでピシッと止まれないのはファルーカ的にはマイナス。とにかくきっちりした形作ってほしいのがこの曲。スカートがモモのところまでスリムなので足をパッと引いた綺麗な形作れないのかも。
B-12 「シギリージャ」
黒い衣装、前屈みで始まる。暗い曲というイメージなのか、前屈みになりがちだけど、胸開いて大きく踊ってほしい。振り付けはちゃんとまとまってはいる。
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