ヘレスのフェスティバル開幕!
ビジャマルタ劇場では恒例シェリー酒のサービスも。
初日の公演は昨年に引き続きスペイン国立バレエ団、演目は『エル・ロコ』。18年前にマドリードにあるテアトロ・レアル王立劇場で初演したハビエル・ラトーレ振付作品。
ディアギレフのバレエリュスがファリャの『三角帽子』を初演にあたってスペインから招いたフェリクスというフラメンコダンサーが、言葉や文化の問題に加えて自分が主役じゃないことを知り正気を失いイギリスの精神病院でなくなったという史実を元にした創作。
作品の規模というか、舞台上の人数も多い大作で、音楽衣装装置照明とどれをとっても一流のクオリティ。初演の時より整理されてより良い作品となったようだ。初演時も印象的だった、主人公がフラメンコを習うシーンやカフェ・カンタンテにディアギレフ一行がやってくる場面、レオニード・マシーンとフェリクスのバレエとフラメンコの違いをわかりやすく見せる場面
© Festival de Jerez/Esteban Abi |
などがやはり素晴らしい。
特にこの日主役を踊った(12月のサルスエラ劇場ではトリプルキャストだったそうだ)ホセ・マヌエル・ベニテスの素晴らしさ!
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
ラトーレらしい優雅さを完璧なコントロールで再現。オレ!と呟かずにいられないデテールの数々。カニサーレスらしい複雑な味わいのあるトーケを見事に再現したギターの3人にもオレ!
休憩を挟んだ後半では三角帽子の舞台と
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
狂気の淵に沈んでいくフェリクスを見事に描く。
© Festival de Jerez/Esteban Abión |
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来週はコルドバでも上演されるそうです。
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