2016年11月3日木曜日

再びガルロチ

再びガルロチ。新宿伊勢丹会館6階。日本ばかりかスペインのフラメンコの歴史の一ページを刻んだ「エル・フラメンコ」を引き継いで開店したタブラオ。舞台の位置や基本的な客席の配置は変わっていないけど、舞台の後ろの窓を開けて夜景が見えたり、壁を黒くしたりで、ちょっとモダンになった。ウエイターさんの制服もディズニーランド風?から本式レストラン風にカッコよくなったし。

今度は一部。18時に入って、まずはメニューを吟味。
コースもあるけど、連れがスープはいらないなあ、といい、私も同意し、アラカルトで頼むことに。タパを幾つかを前菜代わり。そしてメインにパエジャ一人前とイベリコ豚のロースト。本当はもう一個お魚も貰おうかと思ったのですが、ぶたさん2人前くらいありますよ、量おおいかもしれません、と言われ今回はやめました。良心的。
ワインもソムリエさんと相談で選びました。3人だったので1本じゃ足りなくてコパ、グラスで追加。というのもできるのは便利。

ショーが始まる前にタパをつまんでワイン飲んで、おしゃべり。ショーが始まる前に食べ終わることはできませんでしたが、やっぱ美味しい。カジョス、スペイン風もつ煮込みもクセがない上品なお味。マッシュルームも再び頼みました。
パエジャは一人前から頼めるのでそうしましたが、2人前にしとけばよかったかな。

さてショー。一部はしっかり作りこんである、という感じ。
プレゼンテーション、の形の美しさはさすが。
最初はルシアのシギリージャ。前回、二部で踊ってたのを見たし、今年の夏、ラ・ウニオンのコンクールでも見ていたのだけど、なんど見ても、その美しい形に惚れ惚れ。カスタネットの音に色彩をつけていく、強弱で音色を変えていくのもいいなあ。
インマクラーダ・アランダのタラントの前に、このルシアがマントン技を見せるのだが、これも良かった。三角の形にして止めて使うことが多いマントンだが、四角のまま、最初は三角折で、その後は四角で使う。美しい。
インマクラーダのタラントも、前回見たソレア・ポル・ブレリアよりも良かった。こっちの方が品があって、小花柄のスカートに長いエプロンという衣装で踊るのも、またタラントらしいタラント。
ヘスースはソレア。超テクニックなのに、それを全部詰め混んで見せる、ということはしないで、動かない、何もしないスペースをおくというスタイルは上級上等。フラメンコの歌やギター、コンパスに敬意を払っていっているのが感じられる。フラメンコが好きな人ならでは、でございますね。

今回もあっという間のショーでありました。
文句を言うとしたら、唯一写真撮影可能なフィン・デ・フィエスタが短すぎたってことくらい?

また行きます。




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