2014年10月11日土曜日

エバ・ジェルバブエナ バレンシア公演


今年のビエナルではエバの公演はなかったけど
会場では何度かみかけました。
ロシオ・モリーナや
エドゥアルド・ゲレーロの公演など観に来ていましたよ。
昔エバが大好き、といっていたロシオ。
今回のビエナルではエバがやってたよりもずっと
コンテンポラリーダンスよりの作品でしたが
エバはそれをみてどう思ったのでしょうか。

さて
18日にはエバの公演がバレンシアであります。



「アイ」は昨年ロンドンで初演された作品で踊るのは彼女一人。
じっくりフラメンコとむきあっています。

カタロッハはバレンシアの隣町です。

◆エバ・ジェルバブエナ「アイ」
10/18(土)20時
[出]〈b〉エバ・ジェルバブエナ
[場]バレンシア州カタロッハ TACカタロッハ
[料]5〜20ユーロ
[問]http://www.teatreauditoricatarroja.com/

ヘラルド・ヌーニェスとマヌエル・バレンシアenマドリード


芸術の秋。
フラメンコ公演も全国でめじろおし。
来週水曜日には
マドリードでヘラルド・ヌーニェスとマヌエル・バレンシア、
二人でのギター・コンサート。
タイトルの「アルテルナティーバス」は
先輩の闘牛士が若い闘牛士にマントと剣を授ける
正闘牛士への昇進式のこと。
先輩ヘラルドの胸をかりて
ソロ奏者としても一人前としてマヌエルが旅立つ、ということですね。

かけつけたいくらいのコンサートです。



◆「アルテルナティーバス」
10/15(水)21時30分
[出]〈g〉ヘラルド・ヌーニェス、マヌエル・バレンシア、〈perc〉セピージョ、〈コントラバス〉パブロ・マルティン
[場]マドリード オフ・デ・ラ・ラティーナ
[料]12ユーロ 前売り10ユーロ
[問]http://offdelalatina.com/espectaculo/gerardo-nunez-y-manuel-valencia/

2014年10月10日金曜日

ビエナル総括記者会見

10月9日開催されたビエナル総括記者会見によると
24日間で500人以上のアルティスタが参加した今回のビエナル、
67公演中60公演は満員札止め
全体の集客率は96.7%。
入場券売上げは864000ユーロを越えたという。

入場券のおよそ7割はインターネットを通じて販売され
フランス、日本、アメリカ、イタリア、ドイツ、英国、ロシアをはじめ
インド、フィリピン、グアテマラ、サモア、カタールなど
世界各地から購入された。

また世界各地からビエナル目的でやってくる人たちが
セビージャの町におとすお金、
ホテルやレストラン、タクシー、ショッピングなども
相当なものだったとされた。

というわけでABC紙によると
ビエナルのない奇数年にはキンセナ・フラメンコという、
2週間のフラメンコ・フェスティバルが
9月に行われる計画もあるという。
さて。

2014年10月9日木曜日

セビージャ、フエベス・フラメンコス

ビエナルが終わったばかりですが
セビージャのフエベス・フラメンコスがはじまります。

セビージャの銀行カハソルがはじめたフラメンコのコンサートシリーズ。
春の部に続き秋の部も開始。

トップバッターはカルメン・タレゴナです。
マドリー在住の踊り手をみるいいチャンスかも。

★フエベス・フラメンコス
10/9(木)21時「タレゴネアンド」
[出]〈b〉カルメン・タレゴナ、〈c〉タレゴン、フアニャレス、〈g〉バキ・ロサーダ
10/16(木)21時「アンヘル・デルブランコ・アル・ネグロ」
[出]〈b〉アンヘル・ムニョス
10/30(木)21時「ララ・アビス」
[出]〈g〉エドゥアルド・トラシエラ、ゲスト〈b〉パストーラ・ガルバン、〈c〉ホセ・アンヘル・カルモナ
11/6(木)21時「カジェホン・デ・アグア」
[出]〈b〉アナ・モラーレス
11/13(木)21時「ファトゥム!」
[出]〈c〉ロサリオ“ラ・トレメンディータ”
11/20(木)21時「ディセン・ケ・フエ・ウン・テ・キエロ」
[出]〈c〉アルヘンティーナ
11/27(木)21時 「ムイ・エスペシャル」
[出]〈b〉ラ・モネータ
12/11(木)21時
[出]〈b〉カルメン・コルテス
[料]12〜18ユーロ
 [場]セビージャ カハソル文化センター
[問]http://www.cajasol.es/fundacion/

2014年10月8日水曜日

バルセロナのフラメンコ愛好会



バルセロナのフラメンコ愛好会エル・ドラードでは
毎月いくつかのイベントを開催中。

この木曜日にはダビ・ラゴスのリサイタル。
来月にはペドロ・シエラのコンサート、
マルコ・バルガス&クロエ・ブルーレの公演と続く。
ほかにも講演や映画上映なども行われる。


★エル・ドラード/バルセロナ
10/9(木)20時
[出]〈c〉ダビ・ラゴス、〈g〉アルフレド・ラゴス
11/8(土)20時
[出]〈g〉ペドロ・シエラ
[場]バルセロナ MACBA
11/27(木)20時
[出]〈b〉マルコ・バルガス、クロエ・ブルーレ、〈c〉フアン・ホセ・アマドール
12/11(木)20時
[出]〈c〉サラオ、〈g〉フアン・ラモン・カロ
[場]バルセロナ サラ・サンダル
[料]10ユーロ
[問]www.eldorado-sfb.com

2014年10月7日火曜日

ビエナルが終わって

24日間のフラメンコ漬け、
2014年のビエナルで30公演を観ました。

昔は40日間に渡ることもあり
それでも元気に全公演をみていたりもしたのですが
もう体力的にも気力的にも1日1公演たまに2公演というのが正直限界。 

これはヘレスでも同じですがヘレスはまだ劇場同士が近く歩いていけるので
サラ・コンパニアとビジャマルタ劇場のはしごは可能ですが
セビージャのサンタ・クラーラからロペ・デ・ベガやマエストランサまでは
徒歩30分以上。バイクでももってないとかなりたいへん。
今回もサンタクラーラで魅力的な公演が多数あったのですが
でかけていくことはできませんでした。
また公演が長引くと次の23時開演の公演には間に合わない。
とくにセントラル劇場は旧万博会場内でサンタ・クラーラからなら近いのですが
ロペ・デ・ベガやマエストランサからはタクシーなしではいけません。
帰りはバスもない時間だしやはりタクシーとなりお金がかさんでしまいます。
プログラムの工夫でもっとなんとかできないのかな、と考えてしまいます。
 またとくにいい公演をみたあとなどは
その余韻にひたりたいので続けて公演みたくはなくなるってこともあるし。
  記者とすれば全部みたいのはやまやまなのですが。


さて今年のビエナル。
個人的にだんとつのナンバーワンはイスラエル・ガルバン「フラ.コ.メン」
 この人の進化はとどまるところがないけれど
この作品では過去を振り返る。でもそれはさらに進むためのもの。
 ビデオはこちら

バイレではほかに
ペレ公演でのファルキート、
ラファエル・カンパージョ、
カルメン・リナーレス公演でのペペ・トーレス。
中堅バイラオーレスですね。
もちろんマヌエラもよかったし
ロシオのダンス作品も興味深かったけどね。

ギターではなんといっても
「イ・セビージャ」の「アマルグーラ」
ラファエル・リケーニ、マノロ・フランコ、パコ・ハラーナという、
3人のセビージャのギタリストによるこの演奏は
いつまでも心に残る。

ビデオは客席から誰かが撮影したもの。
海賊版は好みじゃないけどこの美しさはみんなにきいてもらいたいのであえてアップ。

カンテでは
プレゼンテーションのいいリサイタルが目立ちました。
見せ方という意味では前者にはおよばないけど
アントニオ・レジェスとヘスース・メンデスの公演もよかった。

でもじいさまばあさまの「トダ・ウナ・ビダ」の
盛り上がりが一番かもしれません。

つまり。
フラメンコは前進する。
そのかたちもみせかたも。
でもエッセンスは変わらない。
ということなのかも。

さてさて。
木曜にはカハソルのフエベス・フラメンコスがはじまり
ラ・タレゴナが踊ります。
来週はアンヘル・ムニョス。
セビージャはビエナルが終わってもフラメンコが続きます。

2014年10月6日月曜日

閉幕ガラ「エル・カンテ・セ・エスクリベ・コン・エレ」

ビエナル閉幕ガラはレブリハーノが主役。
これまでの歌い手人生をふりかえるコンサート。
タイトルの「エル・カンテ・エスクリベ・コン・エレ」は1978年発表の彼のアルバム。
彼がレブリーハ郊外を歩くビデオにはじまり

彼のルーツをイメージした“ファミリア”のシーンでは
イネス・バカンのロマンセ風ソレアと
カルメン・レデスマが 踊るトマス・ペラーテのカンティーニャ/アレグリアス。
レブリーハの土着のカンテで彼が育った風土を知らせる。
イネスのあったかみとトマスのフラメンコな声。
フラメンコの大地を感じさせる。

レブリハーノ自身もソレアとシギリージャを
甥ペドロ・マリア・ペーニャの伴奏で歌い上げる。
深い知識を感じさせる堂々のカンテ。

Bienal-A.Acedo
レブリハーノといえばその名の通り1941年レブリーハのフラメンコ名門に生まれ
若くしてタブラオやガデス舞踊団などで歌い、
レコード録音。
ホセ・メネセやカマロンらのちょっと前の世代で
42年生まれのエンリケ・モレンテと同世代。
ニーニョ・リカルドやパコ・デ・ルシアとの録音もあり
フェスティバルのスターだった重鎮。
数年前に大病を患い、復帰もあやぶまれたが
こうして元気な姿を、カンテをきけてうれしい。

甥ドランテスのピアノをはさみ
ピアノ伴奏でホセ・バレンシアが
アルバム「パラブラ・デ・ディオス・ア・ウン・ヒターノ」(1972年)の
ブレリア「 ビエンアベントゥランサ」を熱唱。
こうしてみるとホセの歌い方はレブリハーノの影響もあるのかもしれない。

ジプシー迫害の歴史を歌ったアルバム「ペルセクシオン」(1976年) から
「リブレス・コモ・アイレ」をフアン・ホセ・アマドールが歌い上げる。
フラメンコ・ミュージカル的なこの作品。なつかしい。
そこでカルペータ登場。
ファルーコの娘ファルーカの三男坊は1998年生まれだから16歳。
こどもではなくもうおとな。
颯爽と踊りだしたのはよかったが、
今回のように決まった曲で踊るという機会はあまりなかったのだろう。
少しやりにくそう、というか、勝手が違う感じ。
同じパソが何度もでてくるし、
舞台でのいかたや歩き方などまだ課題はある。
きっとだんだん解決して兄たちをおぼやかす存在になってくれるだろう。


同じアルバムから「ミ・コンデナ」はレブリハーノが歌い、
そのまま1999年の「ラグリマス・デ・セラ」
そしてモロッコのオルケスタ・アンダルシと共演し
大ヒットしたアルバム「エンクエントロ」(1983年)から
「ダメ・ラ・リベルタ」を
ウード/アラブ語ボーカル、バイオリン、カーヌーン(アラブ琴)、
パーカッションを加えて。
Bienal A.Acedo

アラブ風フラメンコもレブリハーノの代表作で
その後「カサブランカ」をもリリースした。

最後はディエゴ・カラスコがギターを手に登場。
「サ・ケ・テ・キエロ・ベル・バイラール」を歌う。
よくブレリアやフィン・デ・フィエスタなどで歌われるこのオリジナルが
レブリハーノだったのだそうだ。
レブリハーノが踊る。
カルペータが、カルメンが踊る。
全員でのフィン・デ・フィエスタは最後
まとまりなくカオスで終わってしまったのが残念だけど
こうしてビエナルは幕を閉じたのでした。