2019年2月26日火曜日

へレスのフェスティバル4日目その2 コンチャ・ハレーニョ『レシタル・フラメンコ』

21時からはビジャマルタ劇場でのコンチャ・ハレーニョ。
『レシタル・フラメンコ』、フラメンコ・リサイタルというタイトル通り、全編フラメンコのみ。
踊り、歌ソロ、踊り、歌ソロ、という、ちょっと前のフラメンコ公演のようなスタイル。
でもその見せ方は、椅子の位置を変えたり、伴奏を工夫したり、と時代にあわせて変わっている。

最初はタンゴ。これが良かった。
トリアーナでもグラナダでもマラガでもない、コンチャのタンゴだ。
庶民的で、ムイ・フラメンカ。
© Javier Fergo / Festival de Jerez
ソレア・ポル・ブレリアスを挟んで、グアヒーラ。
椅子に座った形がもうフラメンカで、それだけでオレ!
© Javier Fergo / Festival de Jerez
© Javier Fergo / Festival de Jerez
それに続くマラゲーニャが素晴らしかった。
マヌエル・ガーゴの歌を立って向かい合って伴奏するカニートのギターの凄さ。
ちょっとバロックギターのような、通常のフラメンコのマラゲーニャ伴奏とは全く違うオリジナリティに溢れ、しかもフラメンコ!
終演後、どっからそんなアイデア出てくるの、って思わず本人に聞いたくらい。
(笑って答えてくれなかったけどね)
黒い衣装でのマルティネーテ。
© Javier Fergo / Festival de Jerez
アバンドラオスのカンテソロに続いて、赤い衣装でブレリア。
© Javier Fergo / Festival de Jerez
カンテソロはシギリージャ。そして最後はマントンにバタでソレア。
© Javier Fergo / Festival de Jerez

観客は拍手喝采。そうだよね、へレスに来る観客の大半はフラメンコがみたいんだよね。

コンチャは踊り方がちょっと変わったような印象。
なんかガチャガチャしていて落ち着きがない。動きすぎ?
昔はもっと優雅な感じもあったように思うんだけど、気のせい?


歌のガーゴとガジ、パーカッションのバンドレーロ、パルマのオルーコというバックはいい感じで彼女を支えているんだけど。


ビデオはこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿