2019年2月27日水曜日

へレスのフェスティバル5日目 バネサ・コロマ『フラメンクロリカ』

フラメンコ+フォルクロリカからの造語がタイトル。
フォルクロリカとはスペイン歌謡歌手の事で、フラメンコとスペイン歌謡が同じように主役だった時代にインスパイアされたとこのこと。どの時代?とかはともかく、アンヘル・ロハスの演出でよくまとまっている作品だ。

バネサ・コロマはマドリード出身で、主にタブラオで活躍している。一昨年、ウニオンのコンクールの準決勝にも出場した。

ギターの爪弾きに始まり、ティエントからブレリア。
三人の歌い手に囲まれて語りながら踊る。昨日のクリスティアンといい、すごいなあ。
© Javier Fergo / Festival de Jerez
ギターソロに続きティエント。
なんか昨日のコンチャ・ハレーニョにも通じる踊り。せわしない。
これがマドリードスタイルなのかしらん。

© Javier Fergo / Festival de Jerez

© Javier Fergo / Festival de Jerez
 歌い手達がバンビーノやラファエル・ファリーナ、ペレなど流行歌を歌い継ぎ、マティアス・ロペスのタンギージョのリズムに乗せた語りというかラップの元祖的歌からアレグリアスへ。
© Javier Fergo / Festival de Jerez

ガブリエラ・オルテガという、詩の朗読で有名だったアルティスタの録音を踊る。
多分、これが一番やりたかったんだろう、という感じ。


ファンダンゴ、そして最後は黒いバタ・デ・コーラでのソレア。昨日のコンチャも最後がソレアだったね。コンチャよりはゆっくり動くところもあるけれど、セビージャのような優雅さはない。そして多分、バタの形も違うのだろう。舞い方も違う。

バネサは上手な踊り手だけど、いかんせん、動きすぎる。昨日のコンチャを見たばかりだったから、こういうのがマドリードのスタイルなのかな、と思えてきた。
フラメンコ舞踊は、やっぱ、ゆっくり動くとこもあってほしい派の私の好みはセビージャ風? でも特にバタづかいとかはセビージャ風の方が好きだなあ。

その昔、マドリードはテクニックがすごくて、セビージャから行くと目が回るようだった、とのこと。今ではテクニックの差はなくなっていると思うのだけど、アルテに対する考え方、感じ方の差は残っているのかもしれない。
これでもか、これでもか、と技を繰り出してこられると、お腹いっぱいになって、もういいよ〜となってしまう。体育会系フラメンコは私には疲れる。
ちゃきちゃきしたのが好きな人もいるだろうけど。

しっかり作られた作品だし、決して悪くない。
ただ好みの問題は別なんだよな。やっぱ、私はセビージャ派だわ。ごめんなさい。

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