その一つがオフ・フェスティバル。今年で8回目を迎え、毎日日替わりで地元教室の発表会から、オフィシャルにも出演したこともあるアルティスタのリサイタルまで、たくさんの公演が行われるのであります。
毎年、日本人アルティスタも出演しており、今年は22日に松本真理子、金子文乃が、24日には松彩果と萩原淳子が出演したのであります。
松と萩原は今年になって観る機会があり、それがなかなか良かったのでいそいそと来てみたのであります。
シギリージャでのプレセンタシオン、オープニング。
プロならではの実力の二人だからこそできる、という感じ。
松のソロはソレア。先日、セビージャで見た彼女のソレアがとても良かったので期待していたのだけれど、この日はミュージシャンとの息が合わずちょっと残念。
やりたいことが先走り、歌を聴いて踊る、という形にはならず、伝わるのは焦りやコラへ、悔しさ。いや、コラへのソレアっていうのは十分ありなんだけど。
後で聞いたら、ソレアといったのにソレア・ポル・ブレリアでソレアに戻そうとしたのだけど、ということだったのだけど、うーん、こういう時はもう、歌とギターに合わせちゃうのがいいんじゃないかな。せっかくのアナの歌にルビチのギター。
踊れるからこそあれこれやりたいこともあるのだろう。練習を重ねに重ねた劇場作品ならば、作り込んだ振り付けも可能だろう。でも練習もほとんどなしの、タブラオの舞台はその場での即興性も必要とされるのではないだろうか。
今回はちょっと残念だったけど、また是非見てみたい、という気持ちは変わらない。
萩原はアレグリアス。バタやマントンではなく、普通のワンピース。
抜群の安定感。表情もよく、いうことはない。現時点でできることは全部やってる、という感じ。
長年スペインで舞台に立ってきたという自信が、実力。
その先に行くのはもっと難しいんだよね。がんばれ!
フィン・デ・フィエスタのブレリア。先日、ロス・ガジョスで松が飛び入りで踊ったのがすごく良かったのだけど、なんかこの日は爪隠してる感じ。それでも光るものはある。
会場に来ていたへレスのブレリア教授、アナ・マリア・ロペスも飛び入りで踊ったのでありました。
こういう風に、スペインの舞台で踊る日本人が増えているのは本当に嬉しい。
会場には日本人が多かったけど、スペイン人も外人も、みんなで楽しんでた。
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