2018年9月11日火曜日

アルヘンティーナ

ビエナル恒例、アルカサルでのコンサート初日はアルヘンティーナ。
 Bienal © Óscar Romero
美しいアルカサルの建物も美しく照らし出され、フラメンコファンでなくても楽しめそうな雰囲気。

でも歌う彼女を見ながら思ったのは、なぜここで彼女がソロコンサートを行っているのだろう、ということ。

CDを何枚もリリースし、各地でコンサートを行っているけれど、実力がそれほど抜きん出ているとは思えない。声はある。音程、リズムも悪くない。だが、何を歌っても一緒。歌をスペイン語でいうマティサール、微妙なニュアンスを加味する、ということが全くできていない。歌詞とメロディを覚えて、歌えばいい、というものじゃない。その曲種の性格や歌詞の意味なども理解して、それを“演じる”というか、感情を込めないと、何も伝わることはない。
Bienal © Óscar Romero
例えば、ケ・ペーナ・マス・グランデ、なんて大きな苦しみ、というシギリージャの歌詞を、その痛みを感じてるように、その状況を嘆くように、歌うのかどうか、ということ。
もっと細かく言うと、変なところで息継ぎをしたりするし、メロディはオリジナル通りではない(単に間違っているのか、独自に改悪したのかは不明)し、大声でがなるから歌詞は聞き取れないし。

3台のギターが同時に演奏して、お互いの良さを消してしまうのもこれまた意味がわからない。
Bienal © Óscar Romero

アルカンヘルそっくりの歌い方でのアストゥリアーナ。タンギージョ、マルティネーテ/トリージャ/ロマンセ、ティエント/タンゴ、ファンダンゴス、タランタ、ソレア・アポラーなどなど、レパートリーが広いのはわかるし、昔の録音から色々拾ってきているけれど、じつがない。

ウエルバのアルモナステルの女性グループがタンバリンを鳴らして歌うファンダンゴ・デ・ウエルバは、女性たちのマントンが綺麗だったけど、その後がシギリージャ、という構成もよくわからない。

Bienal © Óscar Romero


シギリージャ、マリアーナ、アレグリアス、ブレリアス。そして再びファンダンゴ。

なんでこれに来ちゃったんだろう、アラメーダ劇場でのトレメンディータに行けばよかったと後悔ばかりの夜でした。

下の写真はトレメンディータ!
Bienal © Óscar Romero

追記/これ書くのに昔のアルヘンティーナ公演のレポート見てみたら、いつも同じこと言ってた。何を歌っても同じで、オレ!が出ないカンテって。なのに何で見に行ってしまったんだ。。学ばないのはこっちも一緒だ。。。


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