2018年9月20日木曜日

パストーラ・ガルバン「エダ・デ・オロ」

20時半からロペ・デ・ベガ劇場でパストーラ・ガルバンの「エダ・デ・オロ」。
イスラエル・ガルバンの代表作「エダ・デ・オロ」を妹が踊ると言う。
こりゃ期待しないわけにはいかない。

Bienal Óscar Romero
2005年にヘレスのサラ・コンパニアで初演された「エダ・デ・オロ」は世界各国でこれまでに300回以上、上演されてきたという。
歌(最初フェルナンド・テレモート、のちにダビ・ラゴス)とギター(アルフレド・ラゴス)、踊りの3人で、ソロ、デュオ、トリオと、様々な形でフラメンコの曲が途切れなく続く名作。

ビエナルのプログラム発表時にはマリア・テレモートが予定されていたが、ミゲル・オルテガに変わり、ギターはフアン・レケーナ。
構成は多分、ほとんど一緒。
ソレアやカーニャ、マラゲーニャにベルディアーレス、ファンダンゴ、マルティネーテにシギリージャ、タンゴ、ファルーカ、アレグリアス、ブレリアなどなどいろんな曲が続いていく。
最後靴を脱いで踊るのは彼女の作品「パストーラ」のやつのような気がするけど。
同じ振りも踊っているのだが、体が違うとまったく違うように見えるのが面白い。
ここ数年見ていなかったのだが、振りを見ると、ああそれやってた!と思い出す。

イスラエルのドライでストイックな感じが、パストーラが踊ると重厚で色気に変わる。
なのだが、うーん、一個のオレ!も誘わない。
よく動く。イスラエルの動きを完コピ。
でも練習か準備体操のようにさらっている、という感じで、実がない。

Bienal Óscar Romero
正直、つまらなかったのだ。
コピーしていても、あのイスラエルの微妙な間合いをコントロールする感じとか、微妙なためとか、そういうのがないんだよね。
ファンダンゴをギター伴奏のようにサパテアードでするやつだって、イスラのは本当にギターのように聞こえるけれど、パストーラのはそう聞こえない。

言われたからやってるのよ、的な?
本当は他にやりたいことあったんじゃないの?って聞きたくなる。


Bienal Óscar Romero
 あと、黒い衣装に黒いバックに照明も暗いと眠くなります。
もっと光を!

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