2009年9月16日水曜日

スペイン国立バレエ団 30周年記念公演 その2「リトモス」

2部の幕開けは「リトモス」
ピラール・ロペス舞踊団出身で昨年亡くなったアルベルト・ロルカが1984年に国立バレエのために振りつけた作品。
これはたしか日本でも公演しているはず。。。調べてみると、99年の来日公演で上演されていますね。
上のリンクでビデオを見ていただければ、雰囲気はつかめると思うのですが、デュオで、また3組のパレハで、そして群舞で、とバリエーションゆたかに、タイトル通り、リズムに乗って繰り広げられるスペイン舞踊の作品です。
構成は日本でもおなじみのボレロに似ているかも?
でも初演の年でいえばこちらが先。

立ち姿、まるみをもったブラソ、カスタネット、など、スペイン舞踊/フラメンコの基本とでもいうべき形と動きが次々に登場します。
中心となるパレハはゲスト出演のアントニオ・マルケスとバレエ団第一舞踊手、エステル・フラード。
国立バレエのスターとして、長らく活躍したアントニオ。20年前に覚えた?振り付けをいきいきと踊っています。いまさら、でありますが、やっぱりこの人にはカリスマがある!
振りの、ちょっとしたところ、たとえば手を動かすときに最初早く、最後がゆっくり、とかでアクセントつけて余韻が残る感じなる、とか、いやー、やはり風格。だてにキャリア積んでません。って失礼か。でも年を感じさせないのもすごい。同年代の踊り手たちが皆、太ったりとかしても、彼はしっかり体型維持、いやより研ぎすまされてる感じすらします。
フラメンコは体型じゃない、とはいっても、やはり観るものでありますから、美しいかたち、というのは大切。でもあります。いやでぶでも美しい動きで美しいかたちにみせることは可能でありますから、太ってはいけない、ということでは決してないんですが。
(って自分に言ってる?)
大柄なエステルも、アントニオという理想的な相手役を得て、のびのび踊っているし、いやー、ほんと、よかったです。
アントニオはスペイン舞踊を踊らせたら、スペイン一でございますな。

それにくわえて群舞もまる!
やっぱ国立にはスペイン舞踊をやって頂きたい、というのが私の意見。
いやね、フラメンコもいいんですよ。でもやっぱ真価が発揮されるのはスペイン舞踊ではないかと。
フラメンコはほかにももっと上手な人がたくさんいるし、舞踊団もあるわけだけど、スペイン舞踊というと、アントニオ・マルケスとアイーダ・ゴメスの舞踊団くらい? あ、あと、ラファエル・エステベスとナニ・パーニョスの若手注目デュオの舞踊団もあるし、ヌエボ・バレエ・エスパニョールもあるか。でもこういった大掛かりな群舞をきちんと見せられる、という意味ではやっぱ国立!なのであります。

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