2009年9月25日金曜日

アンダルシア国際大学 「フラメンコ自らを語る」


以前お知らせしたアンダルシア国際大学「フラメンコ自らを語る」
今週月曜日から旧万博会場内のカルトゥハ修道院の一角にある大学校舎ではじまりました。

月曜日のゲストに予定されていたサラ・バラスは
急遽、グラナダのバイラオーラ、マリキージャに変更となったそうですが
火曜日のアントニオ・カニージャ
水曜日のアルカンヘルと順調にすすみ、
今日、木曜日はヘレスのギターを代表するマヌエル・モラオが登場
ということで仕事を抜けて聴講に行ってきました。

1929年生まれというから昭和4年、昭和ひとけた世代の彼の思い出話には
その師ハビエル・モリーナをはじめ
ニーニャ・デ・ロス・ペイネスやニーニョ・デ・グロリア、ラ・ポンピ、マレーナ,マカローナなどなどフラメンコ史上の人物が次々と登場。
それまで歴史上の人物としてしかみえてこなかった人たちが彼の言葉で血が通いはじめます。
今年ともに生誕百周年をむかえたアントニオ・マイレーナとマノロ・カラコールや
カディスの鉄火フラメンカ、ペルラ・デ・カディス、早世した熱血テレモート(フェルナンド・テレモートのおとうさんですが、その芸名はそのまたお兄さんの踊り手に由来するそうです)、天才舞踊家グラン・アントニオからアントニオ・ピパやサラ・バラスにいたるまで、
彼がこれまでに伴奏したアーティストの話をきくだけでフラメンコの歴史が目にみえてくる、エピソードの数々。
4時間のおしゃべりもあっという間でした。




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