2009年9月12日土曜日

スペイン国立バレエ団

スペイン国立バレエ団のマドリード公演が10日からサルスエラ劇場ではじまりました。
30周年を記念する公演で、バレエ団の歴史に残る作品の数々をダイジェストでみせてくれます。
20日までのプログラムは
第1部が
アントニオ・ガデス振り付け、スペイン舞踊/フラメンコの歴史上の最大傑作「血の婚礼」
(これはダイジェストではありません)
*79年、創立のときに監督をつとめたガデスの名作。若き日のアイーダ・ゴメスもたしか踊っているはず

第2部は名作集で
アルベルト・ロルカ振り付け「リトモス」1984年
*もうひとつの名作「ボレロ」(1987年)をも思い出させる群舞の名作。ちなみにこっちの方が「ボレロ」よりも先です。

ホセ・グラネーロ「クエントス・デル・グアダルキビール」(パドトゥ)1994年
*ローラ・グレコ主演で初演でした。コロニアル調の装置とか衣装とかめちゃなつかしい!

ピラール・ロペス「アランフェス協奏曲」(第2楽章)1979年 2001年再演
*日本ではやってないんじゃないかな。ピラールの名作を国立が復活させた古風な振り付け。

ホセ・アントニオ「三角帽子」(粉ひきのファルーカ)1986年
*グラン・アントニオの振り付けが有名ですが、その門下であるホセ・アントニオのバージョンも、アンダルシア舞踊団でも上演されました。

ホセ・アントニオ「マルティネーテ」1986年
鍛冶屋での踊り、ですね。これも何度か日本で上演されています。

ホセ・グラネーロ「道化師の夜明け」1985年
*今、監督のホセ・アントニオやリハーサル監督のフアン・マタのソロ、今も覚えてます。
ラベルの音楽での男性ソロ。

ホセ・グラネーロ「メデア」(けんか、誘惑のパドトゥ、呪い)1984年
アントニオ「ガリシア/ファンタジー」(パドトゥ、フィナーレ)1979年
*作品自体はもーっと昔のものです。たぶん50年代。日本で公演したこともありましたね。
ガリシアの民族舞踊をあつめてショーアップしたものですが、今もまったく古さを感じない、すばらしい振り付けです。パドトゥはたしか、巡礼の二人の、ではないかな。
という具合。いやーこれは楽しみです。

それに、今回は豪華なゲストが登場,
メルチェ・エスメラルダ、ローラ・グレコら、かってのゲストプリマをはじめ、数多くの作品で主役をつとめたアントニオ・マルケス、マリベル・ガジャルド、フラン・ベラスコ。そしてセビージャのベテラン、アナ・マリア・ブエノ、若手で振り付けもしたカルロス・ロドリゲス、今、監督のアシスタントをつとめるプリミティーボ・ダーサ!

いやー誰が何を踊っているのだろう、、、わくわくしてきます。
はい、明日みにいってきますね〜

ちなみにこのプログラムは20日までで22日から27日までは「血の婚礼」はいっしょですが、第二部がフェルナンド・ロメーロの「カプリチョス」、ビクトリア・エウヘニア「闘牛士の祈り」メルチェ・エスメラルダ「ソレア」、ホセ・アントニオ「月のロマンス」、「レジェンダ」となります。


0 件のコメント:

コメントを投稿