2020年2月8日土曜日

ベナベン、ディ・ジェラルド、パルド『フラメンコリークス』

セビージャ、ロペ・デ・ベガ劇場。
いつものフラメンコ公演とはちょっと違った客層。男性多い。

パコ・デ・ルシアのセクステットで20年間共演していたカルラス・ベナベンとホルヘ・パルドにパコの録音に参加しているティノ・ディ・ジェラルド。
普段はソロで、またいろんな人と共演して、って、別々にやってるのだけれど、トリオとして公演し出して、もう20年?いやもっとになるかな。
セビージャでのトリオでの公演はすごく久しぶり。10年?わかんないけど。

パコと共演していたあの頃のフレーズもあれば、初めまして、の新しいものもあり。
古いものと新しいもの。ああ、あれね、ってふんふんと聴いていると、いつの間にか聴いたたことのない世界へ連れて行かれたり。面白い。楽しい。
音楽。音の楽しみ。
フラメンコ聞いてる時よりもリラックスしてる。
パコと共演している時によくやってたやつとかくると、その後にパコが聞こえてくるような感じもあり。
フラメンコのコンパスを刻むティノのドラムに、律儀にソレアのファルセータを合わせるカルラス。でもホルヘはジャズの世界へとひらひら飛んでいく。かと思うと、
トリアーナのソレアからカーニャ、ブレリアと歌うホルヘのサックス。
いやあ、これですよ。面白い。

それにしてもティノ! すごすぎる。超えてる。
神様。
多分、3人の中で一番、フラメンコ知ってる。あ、リズムだからか?
ドラム、タブラ、カホン。
マティサール、って日本語だと何だろう、ニュアンスづけ?
何ていうのかな、色彩が豊富で、強弱だけじゃない色があるんだよ〜。すごすぎ。

というわけで、やっぱいいものはいいです。
フラメンコ系のミュージシャンはあまり来ていなかったのが残念すぎる。



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