2020年2月27日木曜日

へレスのフェスティバル6日目オルガ・ペリセ『ウン・クエルポ・インフィニート』

オルガ・ペリセはあまりまだ日本では知られていないのかな?
1975年コルドバ生まれで、ラファエル・アマルゴやラファエラ・カラスコ舞踊団を経て、2005年にはマヌエル・リニャンと『カマラ・ネグラ』、そしてマルコ・フローレス、ダニエル・ドーニャとの『チャンタ・ラ・ムイ』で頭角を現し、2007年のコルドバのコンクールでは、マルコ、コンチャ・ハレーニョ、アルフォンソ・ロサらと同時受賞しています。
今、活躍中の人たちばかりですね。
2010年にベレン・マジャとの共演で名を上げて、新人賞受賞。その後はトントン拍子で、次々に作品を発表し、2018年には国家舞踊賞受賞。

で今回は、カルメン・アマジャを芯に据えての作品『無限の肉体』
カルメンについて調べ研究し、その家も訪れたそうで、オマージュではなく、彼女を暗闇の中の星のように捉え、亡くなった後もの残る彼女の鼓動、エコー、バイブレーション、エッセンスを表現したもので、カルメンが「時に私の体を通して現れる」そう。

カルメンの宇宙の表現というわけなのだろう、月や星のイメージの演出。
パンタロンで踊るのはカルメンのイメージからだろうね。
上半身裸に見えますが、安心してください。着ています。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
いつものことだけど、この人もロシオ・モリーナと同じくらからだのコントロールができていて、すごいテクニックもあり、舌をまきます。
ひええ〜、おおっ!という、感じが続く、回転技やら、クリアなサパテアードやら。
ファルーカやタンゴなど二拍子系の曲をつなげてのガロティンの凄さ。
でもなぜか、オレが出ず、ほおおお、と感嘆するばかり。なんででしょうね、。

クラシック系コーラス隊と二人の歌い手の声で反応して踊り、カルメンのポーズが出てくるのは面白うございました。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
白いたっぷりした衣装は天使?わかんないや。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
白のバタもカルメンの有名な写真、あるものね。
それを黄色や赤、青のフィルムで覆うのは、映画出演のイメージ?
それとも色眼鏡で見られたってこと? よくわからん。
こうやって上からの写真で見ると床にも絵があったのね。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
個人的には床に転がってのバタ・デ・コーラが面白かった。やりたいくらい。
ロシオ・モリーナも床でバタで転がったけど、違うアクセスなのが面白い。
そういえば二人で国立バレエで共演したことあったなあ。
小柄な二人、共通点も多そうだね。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
シングシングシングが歌われ、ハリウッドのイメージ?

この衣装は伝説の宝石?のジャケットイメージかな。
© Festival de Jerez/Javier Fergo

© Festival de Jerez/Javier Fergo

© Festival de Jerez/Javier Fergo

うーん、すごいんだけど、なんなんだろうね、な、もやもや。
演出が過多? 

でもさあ、なんでみんな踊り手一人でやるんだろうね。


Olga Pericet (Un cuerpo infinito) from Festival de Jerez Televisión on Vimeo.


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