2010年3月5日金曜日

ヘレスのフェスティバル6 ダビ・ラゴス



いやー見事というしかない、
ダビ・ラゴスのリサイタル。

アルカサルのビジャビセンシオ宮殿でのコンサートは
マイクなしの生音。
それだけに声の色や力など
ふだんはみすごしがちなものまでみえてくる。
やわらかな声
レマーテの声のしぼり方の繊細さ

ミロンガ
ブレリア・ポル・ソレア
タンゴ
マラゲーニャ
シギリージャ
カンティーニャ
ブレリア

勉強家のほどがうかがわれる完璧な出来
細かな音程の変化をきちんときかせ
音と音をつなげていくそのリガールのしかたも素晴らしい。
何よりも人をひきつける力がある。
とくにマラゲーニャは出色の出来。
メリスマ、音の上下。
難しいカンテをていねいにきちんと歌っている

踊りがカンテを自分の中にいれて踊るものなら
カンテは自分がカンテの中に入っていく感じだ。

そのカンテに寄り添うようにしっかり支えた
兄アルフレドの伴奏も見事

こんなにすばらしいカンテのリサイタルは久しぶりだ。
ダビのフラメンコへの愛がそのまま伝わってくるような
そんなすばらいいコンサートだった

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