いやー見事というしかない、
ダビ・ラゴスのリサイタル。
アルカサルのビジャビセンシオ宮殿でのコンサートは
マイクなしの生音。
それだけに声の色や力など
ふだんはみすごしがちなものまでみえてくる。
やわらかな声
レマーテの声のしぼり方の繊細さ
ミロンガ
ブレリア・ポル・ソレア
タンゴ
マラゲーニャ
シギリージャ
カンティーニャ
ブレリア
勉強家のほどがうかがわれる完璧な出来
細かな音程の変化をきちんときかせ
音と音をつなげていくそのリガールのしかたも素晴らしい。
何よりも人をひきつける力がある。
とくにマラゲーニャは出色の出来。
メリスマ、音の上下。
難しいカンテをていねいにきちんと歌っている
踊りがカンテを自分の中にいれて踊るものなら
カンテは自分がカンテの中に入っていく感じだ。
そのカンテに寄り添うようにしっかり支えた
兄アルフレドの伴奏も見事
こんなにすばらしいカンテのリサイタルは久しぶりだ。
ダビのフラメンコへの愛がそのまま伝わってくるような
そんなすばらいいコンサートだった
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