2010年3月5日金曜日

ヘレスのフェスティバル7 アンドレス・マリン

フェスティバル監督イサマイ・ベナベンテが言っていたが
今年の公演はどれも好きな人はすごく好き
嫌いな人はめちゃくちゃ嫌い
という感じで好みがまっぷたつに別れているそうだ。

私が最高だと思ったファルキートにしても
うーん、と首をひねる人もいる。
昨夜のアンドレス・マリンの公演は私にはグロテスク。
あ、照明はきれいでしたが。
地元の新聞評では五つ星。
う〜ん、好みはいろいろ、ですね。


なんかイスラエル・ガルバンの影がちらちら。
シロフォンやクラリネットはイスラと共演している
プロジェクト・ロルカを思い出させたし
聖週間やキリストをモチーフとするのも
イスラの「エル・フィナル・デ・エステ・エスタド・デ・コサス」
を思い起こさせる。
偶然?にしては…
同時代性?
うーん、そうなのでしょうか。。。
でもタンゴ・デ・トリアーナも、イスラもやってたよね。。。


ゲストのコンチャ・バルガスの豊満なフラメンコは
よかったけど
なぜあそこであれだけ出てくるのか、もわからない。

そして写真のシーン。
聖週間の美しいテーマ、アマルグゥーラを踊るのだが
ちゃかしたいのか、なにか深淵な思想のもとにやってるのか
まったくわからない。
耳がいい人で音に対する感覚とかすごくいいところあるんだけど
すみません、
いったい何を伝えたいんだか
私にはわかりません。
ひょっとすると
グロテスクを狙ったのかもしれなくて
なら成功しているのかもだけど
私がこの作品をもう一度みたいか、というと
答えはノーですね


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