ガラ初日はアントニオ・レイのギターソロ。
2003年にこのフェスティバルのコンクールで優勝。それまで日本でも演奏するなどしていたもののスペインでも無名の存在だった彼が、ソロ演奏者として一歩踏み出すきっかけになったこの地にふたたびやって来て、休憩なしで2時間近くのリサイタルを立派に成し遂げました。
タランタにはじまり、セカンドギター、パルマ/コーラス、カホン、ベース、そしてフルートというグループも加わりルンバ、姉マラ・レイがカンテで加わりアレグリアスと、流れるように進んでいきます。
©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
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アントニオのお父さんのトニもちょこっと出演したりして、アンコールではパコ・デ・ルシアにちなんで、『愛のうた』、アランフェス協奏曲、『スペイン』などをメドレーで。ポピュラーなものを選んで観客に楽しんでもらおうということなのでありましょう。
終演後は会場に向かう道に名前を刻んだ敷石がお披露目される、というイベントもあり、この日、カスティジェーテ・デ・オロという名誉賞を受賞したジェライ・コルテスも訪れていたのでした。
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このあとは真夜中のフラメンコ公演が、エル・アルマセンというバーのパティオであり、地元ムルシアのアルカンタリージャの歌い手バスティアンが、アントニオ・ムニョスのギターで歌いました。四六時中歌いまくっているというフラメンコマニアみたいなおじさんで、次々に歌が出てくる出てくる。最後に、ゲストなのか、舞台に出てきた踊り手がフアン・オガージャなのでした。びっくり。
カディス出身で、クリスティーナ・オヨス舞踊団で長らく活躍した人で、聞けばムルシアの人と結婚して教室をしているとのこと。なのでセビージャ近辺ではあまり見かけなくなってしまったけど、まだ海外公演などもバリバリこなしているそう。そういえば、今年のヘレスのフェスティバルでも妹ピラールのカディスフラメンコ舞踊団でファルーカ踊ってましたね。まっすぐなフラメンコ、また観たいものです。
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